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2022年も感謝

鳥取でNPO法人bankupを経営する中川ゲンヨウです。あっという間に2022年が経過しました。一年の簡単な振り返りとお礼を込めて

1.とっとり翔ける福業2021-2022

鳥取県さんと連携して動いている複業のプロジェクトです。21年度版の最終コーナーと2022年度のフィールドワークまでというカタチでまたがっていました。

連携先としては、鳥取銀行さん・パソナJOBHUBさん、今年からはLifefixさんと一緒に取り組ませてもらっています。企業開拓は金融機関と、県外人材はパソナさんと現場の動きをLifefixさんと一緒に取り組んでいます。

複業で来てくれた方が、本業にも響く動きをしていたり、再度鳥取に訪れてくれたりしています。関係人口の複業としては、予想以上の動きにびっくりな状況でもありありがたいです。今年度の接点もうまく次に繋ぎたいと思います。

2.まちワケプログラムからの不真面目商店

(株)まるにわの空き家利活用を考える”まちづくりワーケーションプログラム@鳥取”(通称まちワケ)を2021年の12月に開催して、オンラインプログラムで2月まで企画を深めていきました。

その中で、僕も参加するユニットCから生まれたのが”不真面目商店”、もともとは飲み屋街だったけど、駅近くに町の重心が移ったことで、住宅街になって空き家になっていた木造二階建ての店舗兼住宅。もともと果物屋だったここに、普通なら商売をやらないカタチの人たちが自分を表現する場をつくる、そしてつながる。そんな店が企画されました。

4月から、ユニットメンバーの”みっちー”が来てリノベーションから手掛けていきました。工事中から小さなイベントを重ね、遊びにくる小学生と関係を作り、8月の正式オープンから数か月で人が集まる場所が生まれました。

棚を40個用意してオーナーになってもらう。小商いや自分の仲間を集めたい人が小さなお店をするような形で企画は成り立っています。棚が埋まれば、お店のランニングコストは出る方式になっていて、イベントなどを通じて初期投資も回収する流れになっています。

今の店長の”みっちー”は1月末までの店長期間、1月もいろいろ動くと聞いているので、下記Instagramをフォローいただければ幸いです。

https://www.instagram.com/humajime205/

また次の店長にチャレンジしてくれる人を募集しています。周りにまちづくりにガチで関わりたい人がいたら、かなり面白い機会なので進めてください。僕も一緒に動きます。

3.YELL FOR(cash for workの継続)

オンラインアシスタント事業「YELL FOR」を継続しています。今年もREEP共創基金の休眠預金事業を活用して続けています。

昨年から継続してくれているスタッフと、休眠の要件を満たした方とお仕事をしています。僕は研修とか、代表者が顔を出した方が良い時間に参画しているので、細かな部分は事業部メンバーが進めてくれていますが、部分的に働く需要はあるので、県内外問わずお仕事があればお声掛けください。

企業でメディアを作りたいなど、得意な業務がありますが、その辺をゆるゆる相談しながら組み立てていく方式なのでまずはお問い合わせが良いです。

4.法人名変更、bankup(バンクアップへ)


ニュース的には一番なのですが(1月から追っかけて書いているので)、三番目のニュース。

バンクの設立は大学院1年生の僕が「やるぞ!」って決めた4月1日です。20周年という事もあり、大学生以外のプロジェクトとも関わるようになってきたので、学生に縛られない動きもわかりやすくなるように「bankup」という名前に変更しました。

bankupは、「バンク」と呼ばれることも多かったので、音としての「バンク」を残しつつ、自分たちを表せる言葉が無いかを探してみつけたものです。薪をくべる、火を増すなどの意味があり、背中を押してきた我々を表すにはよい言葉だなと。火は既にあり、それを信じて背中を押していくそんな存在にこれからもなっていきます。

5.学生新プロジェクトスタート

ローカルプロジェクトスクールという「大学生×農村」のオンラインスクールを昨年試行的にやってみたのですが、そこから2つ。既存のプロジェクトから1つ。合計で3つの新しいプロジェクトが生まれました。

さっそく、この1年でいろいろ取材を受けたり注目を集めていますが、新しいものが生まれるパワーを感じています。下記に3つのプロジェクトのtwitterを見てあげてください。

https://twitter.com/Dandan_Rice?s=20&t=cs3HflHU2XEbMRpyXHkFbw

https://twitter.com/yuiline_tottori?s=20&t=uwufL9lynkH63pf_-ssyeA

https://twitter.com/mogumogu_koryu?s=20&t=5g6N836AiLep48uIzexNiQ

毎月リーダーとミーティングしながら、ゆるゆると進めています。ちなみに、農村16きっぷ、三徳レンジャーも元気にやっています。上記も含めて農村系プロジェクトの交通手段としてレンタカーを借りていますが、これは全額、NPOから出すようにしています(一部寄付を使わせていただいており、感謝です)下記に寄付サイトを掲載します。パブリックリソース財団さんの取組で寄付控除が可能です。

6.地域の災害支援を中間支援から広げる取組

NPO法人ETIC.さんのプロジェクトに関わらせていただいて、地域での災害支援を我々のような外部人材を活用する中間支援の目線で広げる活動をしています。春から出張が復活して、研修や情報集などで鎌倉・佐賀・岡山と行かせていただいたり、全国の企業とのつなぎを模索したりしています。

昨年の大雨で三徳レンジャーが地域の田んぼのヘルプの声を受けたことがキッカケで、普段繋がっていれば、何かしらの手が打てることがわかりました。鳥取でも小さな動きもしていますが、どちらかというとこの1年は広いエリアで動く機会が多かったです。この視点を持てたのは嬉しいです。

一つの形として、災害支援時の中間支援の初動を助けるための基金をETIC.さんに作ってもらいました。この基金の使い方とか仕組みについて、裏方として動いていますが、有事の際には自分の地域でもヘルプが出せるゆるいつながりが目的です。

毎月1回の勉強会と、事務局的作戦会議やアセスメントツールの開発に向けた動きなど、水面下が多いですがジワジワ動いています。

7.オンライン関係人口未来ラボ

2020年4月から行っている毎週土曜7:00のオンラインコミュニティも140回を越えました。当然のように今朝もしっかり話したわけでして、新しい動きや出会いが始まるキッカケをいただいています。

僕はしっかりとzoomを起動するのが大事なのですが、ゆるく入りやすい感じをつくるのは意識しています。オンラインでも関係性は深められる、オフラインで会うことで更に強くなるという実感をつかませてもらっています。

大学の先生にも面白がって協力いただいているので、定期的に理論で整理してもらえるのはありがたいと思います。
「土曜日の朝7:00あいていますか?」
はコロナ禍だから誘えた一言だったと思いますが、良いコミュニティに育っています。

8.鳥取県の広聴レンジャーのサポート

広聴レンジャーというのは、若者が施策提言する仕組みなのですが、今年は鳥取東高校の生徒さんと一緒にやることになりました。二人のサポーターと一緒に取り組みました。

最初に課題の捉え方や、具体的なヒアリングの進め方や調整などを取り組みました。最終的には各自でいろんな気づきが生まれるキッカケになったかと思います。

高校生が地域に目を向けてくれる機会が増えてきています。東高以外にも鳥取中央育英高校からは三徳レンジャーが研究対象になって協力しました。高校生の貴重な時間を、より良くするために先生方と一緒によい仕組みにできるような提案を来年度はしていきます。

9.鳥取ワーケーションの受入れ

まちづくりワーケーションプログラム@鳥取は2022年もやっているのですが、それとは別のワーケーションプログラムの受入れも、鳥取県東部のDMOである麒麟のまち観光局と一緒に取り組ませていただきました。

東京メトロの雑誌の一部に似顔絵も書いてもらって、地域コーディネーターとしてやり取りさせてもらいました。

基本はまちなか企画だったので、不真面目商店を体感してもらったり、まちなかを一緒に歩いたりだったのですが、なかなか濃い時間を体験してもらえました。鳥取の街中の解像度があがると言われて、たしかにと思いました。

10.総理官邸に行ってきました

年末最後の大きなプレゼントはディスカバー農山漁村の宝の特別賞をいただいたことです。これまでのバンクの活動の積み重ねが評価されたので、非常に嬉しいものでした。

運よく総理の横で一枚:官邸のwebにも載りました

総理官邸にも入れて、あの廊下やあの階段なども通りました。他の団体さんの活動についても知ることができましたし、これをキッカケに現役生とミニ出張として東京をいろいろ廻れて話ができたことも良かったです。

鳥取県知事にも表敬

せっかくなので、知事にも表敬させてもらいました。2年生のリーダーがずばっと、農村ボランティアの良い部分を答えていて、1年間リーダーやるとすごく成長すると感心してました。僕はしっかり体重増加を知事にいじってもらいました(笑)。少しは痩せねば。

他にも細かくはいろいろと新しい動きや、続けていることもあるのですが、あっという間の一年でした。表彰などを一つのジャンプ台にして、2023年は更に羽ばたこうと思います。

ご支援よろしくお願いいたします。

応援ありがとうございます。サポートいただいたお金は学生の相談の時のカフェ代にします。