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【月面探査の最前線】日経新聞ピックアップ#30 24/3/26

月面着陸が続くのはなぜ? 「水」を狙って各国が競争:日本経済新聞

本日は毎週火曜掲載の「3Graphics」から月面探査の最前線の動向を見ていきたい。

JAXAの小型探査機「SLIM」の歴史的偉業、ピンポイント着陸から2ヶ月以上が経過した。従来は目標地点からの距離が数kmの誤差であっても当然といわれていたが、ピンポイント着陸では誤差100m以内に抑えた。

月面では昼と夜が2週間の周期で入れ替わるため、マイナス170度の極寒環境を長期間耐えなければいけない。これが月探査の障害となっており成功例は限られていたが、SLIMは2週間後も動くことができた。インドも達成していない快挙だ。

日本に月面探査の実績が必要なのは、アメリカ主導のアルテミス計画に参加しており、中国の宇宙開発に対抗するためだ。参画国で知見を集約するほか、各国の拠点や権限に関する協議も同時に進めたいところだ。

開発後の定着では、月の裏側のクレーターやくぼみに存在するといわれる水分子を使う発電装置を作る算段だ。
いよいよ資源争奪の舞台が本格的に月面、とくに裏側へと移りつつある。裏側は常にマイナスの極寒に晒されているため氷が存在すると推測されている。また鉱物資源の発見にも期待したい。地球では豊かな生活を営む人類がいる一方で、今もなお経済的の弱い地域が割を食う構造になっている。月という新たなフィールドの出現はここ数百年の人間の営みにゲームチェンジを起こす可能性が大きい。月開発を巡る議論の最前線に踏みとどまれるかが、今後100年の日本の将来を左右する。

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(今日で毎日投稿を始めて1ヶ月が経ちました。ネタが尽きないか心配でしたが、日経新聞からお題を拝借していると意外と感想が出てくるようになりました。就寝前の習慣として定着しつつあるので引き続きやっていきたいです。)
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