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社労士試験にギリギリの点数でコスパ良く受かる方法10〜何を捨てて何を残した?〜

 壮大なタイトルですが、社労士試験の範囲って広大ですよね。サハラ砂漠かって思う。余談ですが、私はサハラ砂漠でラクダに乗って移動しキャンプしたことがあります。
 さて、社労士試験の範囲は広大すぎるため、ある程度メリハリというか、ここはもういいかなって捨てる部分が出てくるのではないでしょうか?そのあたり Twitterで人気のシャロベンさん@sharo2324 とやりとりしていて、140字では語りきれないなって思ったので、記事にしていきます。

どこを捨てたい? 

 みんなはどこを捨てたいですか?私は国民年金のマクロ経済スライドを捨てたかった。ちょっと意味がわからないんですけど。要するにもう財源がないから年金をあんまり支給できませんよっていうのを理屈をこねくり回してるだけでしょ?なんでその複雑であってないような理屈を理解しないといけないのか、全然わからない。なんか腹立ってくるし。
 でも、好き嫌いや得意苦手で捨てるわけにはいきません。私が捨てるかどうか判断したポイントは2つです。

①最近の過去問に出てくるかどうか

 例えば、労一の労務管理、国民年金の脱退手当金、労災の休業給付基礎日額の細かいところなどはここ5年ぐらいの過去問に出てこないので、テキストをざっと読んで「こういう仕組みもあるんだな」ぐらいにとどめておきました。もっと他にやることあるし。法改正の内容でも、労災の救急箱に何をいれておくかとかは、「布亀ってこの法律のおかげで儲けてるのか」(多分違います。)ぐらいの認識で深入りしませんでした。だって、救急箱の問題なんか出たことほぼないから、法改正されても出なさそうじゃん。

②それがわからなくても問題が解けるかどうか

 これが結構重要です。選択肢単位では捨ててもいいですが、問題単位で捨ててはいけません。労基の就業規則に関する問題なんかは選択肢全部就業規則絡みだと思います。なので就業規則は捨ててはいけません。就業規則捨てる人いないと思うけど。国民年金の寡婦年金もそれだけで問題を構成するか、寡婦年金の選択肢が複数ある問題が出がちなので、捨てられません。
 労一の個別労働関係紛争解決促進法なんかは選択肢単位で一つ出るかどうかです。他の選択肢を全部つぶせるなら、捨ててもいいと思います。多分私は捨ててた。というか、捨てようと意識して捨てたわけじゃないですが、結果的に手が回らず捨てたも同然だった。
 法律や項目単位以外でも、雇用保険の特定受給資格者の基本手当の給付日数の表を覚えるのも捨てたし、協会けんぽの理事と監事の人数覚えるのも捨てた。だって社労士の実務で使わないし。なんとなく、働き盛りの人が仕事クビになったら長くもらえて、60歳すぎたら年金もらえるかもだから少ない日数になるんでしょ?若い人もすぐ就職できそうだから短い日数なんでしょ?みたいな認識でよしとしました。協会けんぽの理事の人数が6人か8人か分からなくて問題一つまるまる落とすことはないでしょう。偶数ってことだけ覚えておいて、ほかの4つの選択肢の正誤判断ができれば点を落とすことはないはず。

問題単位で捨てた

 と、書きつつ、問題単位で捨ててるところもあります。安衛の選択式で細かい数字要件が出たら諦めようとか。労災で時々でるわけのわからないハンドブックから出題される重箱の隅をつつくような問題がでれば捨てようとか。正しい(誤っている)ものの数を選択する問題も時間をかけずにささっと解いて次にいこうと思っていたので、ある意味捨ててます。
 テキストにないレベルの選択肢だけで構成されている問題が出たら捨てる覚悟でした。実際、本試験で労災は1問捨てました。選択肢カウント問題は捨てずにすみました。

取捨選択しないとどうなる?

 そんなふうに考えてどんどん取捨選択していきました。だから、ギリギリの点数になったんだよとツッコミが入りそうですが、どれも大事と取捨選択しなかった国民年金の択一が4点ですからね。ある程度メリハリつけて勉強するのが大事です。自分の認識では国民年金は点を稼げると思ってました。どの単元から出ても大丈夫という謎の自信を持って挑んだら、どの単元の問題もダメだった。まあそんなもんです。旅の荷物も多いと重みで旅自体が続けられなくなります。持てるだけの荷物を持って効率よくゴールまで進むことが重要なのです。

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