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転職日記

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休職して4ヶ月目で転職活動を始めました。なんとなく始めたらいつの間にか本気になってました。そんな徒然です。
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鬱病、転職面接を受ける[4-3]

鬱病、転職面接を受ける[4-3]

所謂、オファー面談というものである。
いただいた内定通知書に疑問や不満がないかとか、何日から勤務可能かとか、業務内容の詳しい説明がなされた。

特に不満などないので、解析モデルの定義やデータソースなど話せる範囲で説明してもらう。技術的なディスカッションで大盛り上がりしていたら、あっという間に面談終了の時刻になっていた。

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鬱病、転職面接を受ける[2-3]

鬱病、転職面接を受ける[2-3]

3社目。最終面接。某コンサル。

何をやりたいか、転職理由(本音と建前)、大学時代のサークルについてなどを聞かれる。そんな面白くない質問で何を測ろうというのだろうか。

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鬱病、転職面接を受ける[8-2]

鬱病、転職面接を受ける[8-2]

人事のお兄さんがなんかきしょい喋り方なのが気になる中、人事、統括本部長、部門長、私の4名で最終面接が行われる。

本部長からいきなり質問をねだられる。どうやら新規事業立ち上げを私一人に任せたいらしく、長い説明の後で打診される。しかし、知りもしない会社の命運をかけたプロジェクトをなぜ私一人でやらねばならんのか?転職者にそれを賭けている時点で「この会社ヤバイんじゃねぇか?」と警鐘が鳴る。

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鬱病、転職面接を受ける[5-2]

鬱病、転職面接を受ける[5-2]

乗り気ではない会社の二次面接。心のそこからやる気がないが、二次面接は圧迫面接になりがちで嫌なおじさんが出るのが相場なので、大量のコーヒーの摂取により気を引き締める。

案の定、むっつりした前歯が大きいネズミに似たデコの広い意地悪そうな人事のおじさんと、想定部署の部長の二名。ここでもまた女性の管理職など現代日本に生息していないのだなと実感する。

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鬱病、転職面接を受ける[4-2]

鬱病、転職面接を受ける[4-2]

本命の会社の最終面接。イケてる部長達と重鎮の役員達がいて、緊張する。

例のごとく自己紹介→研究内容→転職動機→なぜ御社かを述べる。

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鬱病、転職面接を受ける[2-2]

鬱病、転職面接を受ける[2-2]

二次面接である。前回の人事部の2名に加え、3名の専門職の方々がいた。

軽く自己紹介を向こうにしてもらってから、私の自己紹介に。相手から話してもらうとアイドリングで緊張がほぐれる。是非いろんな会社の面接官はそうしてほしいものである。主に専門職3名から質問をされる45分間であった。

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鬱病、転職面接を受ける[1-2]

鬱病、転職面接を受ける[1-2]

最終面接は対面である。No.2の人と一対一。この時点でかなりワンマン経営者でこの人の鶴の一声なんだろうなと勘づく。

イケイケ前髪全上げワックスおじさんあるあるで、めちゃくちゃ喋る。話はうまいし、勉強になる知識も多いのだが、やはり早口は疲れるなと思いつつ話について行く。面接時間の65%を彼が話していて、私を知りたいというよりも、俺の価値観に合うかを見られていたと思われる。

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鬱病、転職面接を受ける[10-1]

鬱病、転職面接を受ける[10-1]

いつものごとく、ビデオがオフであることに安心して、音声が入っていることに気づかず、冴えないおじさん3人がZoomに現れて「うわ、最悪や」と小声で呟いてしまう。ビデオをオンにしてから、凍りついた空気の中で面接が始まる。

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鬱病、転職面接を受ける[9-1]

鬱病、転職面接を受ける[9-1]

9社目は一次面接から対面であった。リモートワーク可能と書いてあるのに?と嫌な予感がする。職務内容を拝見しても、文章が下手くそでかつ高圧的な文章のくせに誤字を見つけてしまった。かなり不安である。が、勢いで応募してしまったため仕方ない。社会勉強だと思ってメトロに揺られる。

面接官は転職経験有の人事の女性と直属の上司になるであろう男性。事前にレジュメを読んでくれたらしく、自己紹介は無かった。女性のアイ

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鬱病、転職面接を受ける[8-1]

鬱病、転職面接を受ける[8-1]

8社目にもなると最早スクリプトを用意する気は失せるのだが、こういう油断するときに限って痛い思いをしてきたので、ベッドでゴロゴロしながら志望先の会社のレポートを見て質問等を考える。全く意味のわからない業種だったので(そんなことに応募する私も変な話だが)、就活生のためのWebサイトを見て勉強する。まぁ、無駄な時間ではないなと思う。

今回の面接官は50代のダンディーなおじさんだった。やはり身なりは大切

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鬱病、転職面接を受ける[7-1]

鬱病、転職面接を受ける[7-1]

7社目の面接官は想定部署に配属された場合の上司1名であった。ちなみにこれまたおじさんである。やれやれ、この世にはおじさんしか存在しないのか?日本において活躍してる女性は幻想生物なのか?

軽く自己紹介をした後、面接官が待ちきれないという感じで「私の上司があなたの履歴書を見てね、面白そうな人だからちょっと面接してきてと言われたんですよ。特に資格欄がね!!」と口火を切る。同じ業界内でもまぁ持ってる人は

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鬱病、転職面接を受ける[6-1]

鬱病、転職面接を受ける[6-1]

6社目はバリバリのコンサル業界。4分遅刻で始まった時点で「あれ?」とは思った。そんな不信感を抱きつつ、引くほど早口の中堅クラスの男性と35分面談を行う。

どうやらデジタル化に取り憑かれた人間であるようだ。私のやっている業務では取り入れることができないAIの導入をなぜできないのかと激詰めしてきた。こちらも一応、少なくともあなた様よりはプロで何ができて何ができないかは把握しているはずだが「コンサルタ

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鬱病、転職面接を受ける[5-1]

鬱病、転職面接を受ける[5-1]

5社目は部長との一対一の面談であった。やはり知らないおじさん(あちらも社交的なタイプではないようで緊張が伝わってこれまたしんどい)の顔を見ながら、愛想を振りまきながら、脳ミソをフル回転させて相手が欲しがっている答えを積み上げるのは本当に疲れる。全国の転職者の面接を担当する人事部には、是非箸休めにスライドによる説明を7分で良いから挟んでくれと言いたい。

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鬱病、転職面接を受ける[4-1]

鬱病、転職面接を受ける[4-1]

3社目の[3-1]にて表情筋が1ミリも動かないおじさん4人に圧迫面接をされたので、4社目の面接はかなり緊張していた。

しかも、オンライン面接が始まった瞬間に、音声が入っているにも関わらず画面に3名が待機しているのを見て無意識に「うわ、人多っ」と呟いてしまった。絶対に聞こえていたと思う。何事もなかったかのように笑顔で挨拶ができるのは、様々な修羅場を潜り抜けてきた賜物であろう。

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