映画「怪物」感想、

画像1 U-NEXTで映画「怪物」を鑑賞した。スマホで。この作品は劇場で観るべきだと思った。
画像2 なんのネタバレやレビューなどに目を通さず、公開当時映画館で見たポスターとタイトルに興味を持った。しかし、今日まで観ることは、なかった。
画像3 すべてのシーンのセンスの良さ、青と緑の色使いが、美しくも切なく迫る。
画像4 冒頭からぐいぐい物語の中に入り込んでしまう。前半シングルマザーのモンスターペアレントのように見せかけているが、たくさんの謎が散りばめられていて、後半からの事の発端や揺れ動く心情、たいせつなものを失ってしまったものたちが言葉でなく、「音」で共鳴するところ。「かいぶつだーれだ」その答えは、普通の日常の中にひたひたと潜んでいる淀みが積み重なりそれが誤解を生み、誰もが憶測や何かを守るために嘘をつき、理不尽はまかり通り、噂は拡散される。あっという間に誇張された見せかけだけの規定内。
画像5 誰に感情移入するかで、まったく違う物語になる。自分ならどうするか、案外自分もこんなとき平静を保てるだろうか疑問である。普段目を背けている臭いものの蓋を開けてしまったら。
画像6 純粋すぎるふたりの少年の魂の結びつきとも呼べる美しいラストシーンの疾走感はすべてから解放された「いとしい」かいじゅうたちだ。

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