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父の運転指導

17歳の時、みんなが当たり前に自動車運転免許を取る時代だったので私も取得した。

初心者マークを付けて、父のマニアルのローバーミニクーパーに乗ると、重ステ(重たいステアリング)で、女子の力ではハンドルが回らず、教習所のように運転出来なかった。
隣に乗る父は

遅いッ!(怒)
危ないじゃないか(怒)!
ちゃんと周りを見ろ(怒)!
ほら!ブレーキが甘いッ!!!(怒)

など、ガミガミガミガミ言われ過ぎて運転が怖くなってしまい、
結局数回乗っただけでペーパードライバーになってしまった。

“褒めて伸ばす”みたいな事が一般的ではなかった時代だから
娘が事故を起こしたら大変だ!と言う心配の気持ちが強くて一生懸命厳しく完璧に指導してくれたんだと思う。

介護真っ盛りの現在、“あー病院までの送迎に運転出来たら便利だったのになぁ”と思うようになった。しかし、

【父を送迎する。】
よく考えたら、私の運転を見たら昔と変わらない強さで運転中にガミガミ言うだろう。
病院に着くまでにお互い不安で疲れる事になるからやっぱり私は運転しなくていい♪


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