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心理士が発達障害がある子の教室を運営して変わったお金の価値観

こんにちは!公認心理師のゆたかです。

このnoteは4月に講演会のご依頼をいただいたので、そのネタの整理のために書いています。

今回は
「心理士が発達障害がある子の教室を運営して変わった価値観」
というお話をしようと思います。

みなさんは、お金って好きでしょうか?
日本人はお金に対してネガティブなイメージを持っていることで有名ですよね。

私の教室に見学に来られた学校の先生に
「お金(月謝)をもらうなんて、そんな汚いことやりたくない」
と言われたこともあります。なんで見学にきたのよ?笑

私も昔は大多数の日本人と同じく、お金に対してネガティブなイメージを持っていました。だから月謝をもらうときは嫌で嫌で仕方がなかった。
教室を始めてすぐの頃は、月謝袋で手渡しでもらってたから特に月末が憂鬱でした。

でも、ここ数年、曲がりなりにも経営者として小さな教室を運営してきて、価値観が徐々に変わっていきました。
昔は「お金=私利私欲に使う汚いもの」
今は「お金=事業を継続するために必要なもの」

もちろんだけれど、教室の収入=自分のお金ってわけではありません。
教室の家賃、光熱費、人件費、通信費、教材費などなど。いろいろなものが必要です。私利私欲に使うものではなく、うちの教室に来てくれている子達に必要な場所として存在するために使われるのがお金の役割です。
そりゃお給料はもらうけれど、先生が元気じゃないと子供達にいいサービスを提供できない。だから、体にいいものを食べるし、遊ぶ。それも事業に必要。

このように考え始めると、サラリーマンだった頃の「お金をもらっているんだから、(後ろめたいから)奉仕者じゃないといけない。我慢しなきゃいけない」という固定概念から抜けることができました。

事業を継続するためのベースとしてお金をいただく。もちろん感謝する。
でも、自分も教室の中にいる人として、子供達と同じくらい楽しんでもいい。
そんな価値観に変わりました。仕事のクオリティが一気に上がりました。

日本人がお金を稼ぐ(起業する)ときに少なからず付きまとうお金のネガティブなイメージ。でもこれからの子はもっと柔軟に将来の仕事を考えてほしい。
特に発達障害のある子は組織に属する以外の仕事の選択肢(フリーランスとか)もあったほうがいいなぁと思うことがあります。自分自身も起業で楽になったしね。

今日はこんなところです。またいらしてくださいね!

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