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罰則・引き締め・監視強化【学校編】(1)

長男は結構な頻度で「ダメ」と言われたことをやり、「やれ」と言われたことをやらない。何かと斜め上を行く子でもあり、残念ながら罰則が増えたり、より厳しい監視下に置かれることも多い。

図書室に鍵がかかる

長男は授業中の読書を許可されている関係で、毎日朝一で図書室に行っていた。しかし、以下のような出来事があって、とうとう図書室に鍵が掛けられてしまった。

①司書さんが長男の貸し出し手続きを免除してくださっていた
②担任の先生から、みなと同じルールで借りましょうと言われる
③長男「わかりました」と言いつつ、貸し出し手続きをせず借り続けた
④朝図書室に行くことを禁じられる
⑤禁じられても借り続けた
⑥図書室に鍵がかけられた

司書さんが手続きを免除してくださった理由は一部推測が入るものの、毎日沢山の本を借りる長男を見て、朝は時間もないし、よく話す間柄であったため、その日のうちに返してくれるならと免除してくださったものと思っている。

鍵がかかってしまったことに加えて、他の生徒のマナー違反なども重なって、図書室を利用できる日自体が、週に2日に限定されてしまったようだ。

長男も原因の一部ではあって、身から出た錆ではある。しかし、図書室の利用に制限がかかってしまったことは予想以上に我が家には影響が大きかった。

読書を許可されている

本は、学校での授業内容と長男の知的ニーズが合っていないことに関してのいわば応急措置として許可されている。長男の知的好奇心を満たすための手段であり、授業中に迷惑にならないよう静かにじっとしていてもらうための手段でもある。

図書室の利用に制限がかかったと聞いて、とっさに心配したのは、では授業中に一体どうやって過ごせばよいかだった。

学校が長男の生活態度を指導する必要性を感じていたり、集団行動を考えてルールを守ることをもっと徹底させなくてはいけないと考えていることも知っている。

しかし、それによって知的好奇心を満たす機会が著しく損なわれる事態も、また問題だと思ったが、その点をどうするかの話が特に学校から無かったことに、少し残念な気持ちになってしまった。

長男がもっと頑張ればよいのかもしれないのだが

授業を普通に受けるのがなぜそんなに辛いのか?特例で本を読むことが許可されているなんて甘えすぎという意見もあると思う。

長男も頑張って参加することももちろんあるのだが、毎日大人にひらがなを書いて過ごせと言われたらしんどいのと同じように、長男には学校の勉強が「知っている事ばかりやる」と感じられて、退屈で仕方が無いことが多いのだそうだ。

それでも「なんで長男だけ他の子と同じように”できないのか?”」となるし、原因を考える際には必ずと言って良いほど長男に原因があるという前提で話が進むように思う。そして最近は長男が自ら、そのように思われていることが辛いと訴えるようになった。

前提がおかしい、平等じゃないと言う。なんでいつも自分だけが改善を求められて、相手は譲ったとしても僅かなのかと。

その考えはある点では正しいのかもしれないけど、でも主観的になりすぎかもしれないよと伝えている。これは自戒も込めてであり、ややもすると私自身が長男の肩を持ちすぎだと諭されることもあるからだ。

(2)につづく