いっけん🟣

🔸天理教の教会長です 🔹Twitterで呟いたことの説明や補足など 🔹ふと思ったこと…

いっけん🟣

🔸天理教の教会長です 🔹Twitterで呟いたことの説明や補足など 🔹ふと思ったこと、大切なことなどのメモ 🔹祭典講話のメモ 🔹天理教を信仰なさっている方宛ての内容です 宜しければお付き合いくださいませ😊 ※添付画像は自身で撮ったものと、フリー素材を使用しています

最近の記事

信仰的アイデンティティ

アイデンティティは、なんとなく「自分とは」「自分らしさ」「自分の証明」といったニュアンスで、普段、私はこの言葉を使います。 “自分らしさ”や“自分の証明”は、自身の認識するところに拠る部分が大きいとは思いますが、一方では、定義にもあるように、他者から認められるという部分もあり、「自我が強い人」或いは「存在の薄い人」というような、その人の評価に繋がったりすることもあるわけで、自分自身の自我の認識と、他者から見た自分自身の評価は必ずしも一致しない溝があるという現実もあり、人はそ

    • 能登の記② -ひのきしんに参加して-

      2024年元日16時10分、能登半島を激震が襲った。気象庁発表のマグニチュードは7.6。最大震度は石川県輪島市門前町走出と同県羽咋郡志賀町香能で観測された震度7。 その時刻、元旦祭を終え、参拝の方々の往来もひと段落し、年賀状を見ながらまったりと過ごしつつ、うとうとしていた。 と、子供たちがなにやらワーワー騒いでいる声で浅い眠りから覚めた。 「緊急地震速報」「緊急避難情報」「大津波警報」と次々とテレビからの音声。 各局とも、お正月の娯楽番組を打ち消すようなけたたましくいびつな

      • 能登の記① -珠洲ひのきしんセンターのこと-

        『珠洲ひのきしんセンター』のことについて書きます。 もっともっと多くの方々に復興地へ赴いていただき、支援活動に参加していただきたいと切に願う上から、まずはセンターの概要についてです。 来週には、「能登の記② -ひのきしんに参加して-」を投稿したいなと、いま、現地で見聞きしたり感じたことなどをレポート的に書き溜めています。 ⚠️本文中の写真は私が撮りましたが、転載はしないでくださいね 2024年元日、午後16時10分、能登半島を大地震が襲った。その直後、一人の教会長さんが新

        • 音声SNS

          2020年、コロナ禍。 引きこもり生活を強いられる悶々とした世の中に、アメリカから画期的なアプリがローンチされた。 招待制音声SNS「clubhouse」だ。 私は2月8日にアカウント登録できた。するとどうだろう、共通の話題でのトークルームが乱立し、それぞれのルームで思い思いに喋りまくり、コロナ禍による閉塞感を吹き飛ばすかのような盛り上がりを見せた。 アカウント登録したその日の夜、私は楽しそうなルームを見つけた。タイトルは「こんな時間に野球好きいますか?」という呼びかけ的で

        信仰的アイデンティティ

          副鼻腔炎&歯槽膿漏

          2019年ごろ、なんか時々、鼻の中が臭く感じる症状が出てね。 うつむいたり、顎をあげたり、なにかのふとした動作の中で鼻が臭うんよね。臭い! 初めて経験する臭い。 妻が「蓄膿じゃない?」というけど、蓄膿未経験の私はピンとこない。 そして症状を総合的に捉えてみると、どうも蓄膿らしい。そこで、妻が点鼻薬を買ってきて、毎日服用したわけ。 すると、なんとなく臭わなくなった。 そんな“臭さ”なんか忘れかけてた2021年ごろ。また“臭いやつ”が出てきやがった。 「またやん、、、、」 当時

          副鼻腔炎&歯槽膿漏

          「理と情」今様なる思案に行きついた!

          【今様】いまよう 1.「今様うた」の略。平安時代に新しく出来た、七五調四句の謡物。和讃(わさん)から起こり、白拍子(しらびょうし)や遊女が歌い、宮中の宴会・節会(せちえ)にも歌われるようになった。 2.当世ふう。今のはやり。今風。  「―に言えば」 私たちは「今、現在」を生きている。 そして、身の回りや世界に起こる出来事を五感で感じ、自分自身の思案のフィルターにかけて、咀嚼し、今を生きる糧として身につける。 信仰の世界を生きる者は、教理と教義に自らの思案を添わせて身に行

          「理と情」今様なる思案に行きついた!

          御先祖様の祀り方を通して自分なりに考えたこと

          先日、とあるお宅でみたま様に関する式を取り行った。 みたま様は、とても熱心にこの道を通り切ったご婦人さん。 ご主人様は、このご婦人さんよりも先に出直し、すでに故人。実は、ご主人様は、仏様。 当家の御先祖様の祀り方が仏式だったので、その式に則って、ご主人様の葬儀が執り行われた。 その数年後にご婦人さんのお出直しの節となったわけだが、家族親族は、真っ直ぐに天理教の信仰を通り切った姿を偲んで、葬儀は天理教式にて執り行い、みたま様として祀ることになった。 つまり、一つの家に、お仏壇と

          御先祖様の祀り方を通して自分なりに考えたこと

          さぬき浜街道(の西半分)

          高松市屋島西町の瀬戸大橋通り起点から、観音寺市の須賀交差点までの約60kmあまりの一般道を「さぬき浜街道」といいます。 まず地図をどうぞ。 瀬戸大橋を利用する際、自宅から瀬戸中央道坂出北I.C.までの間、時間のある時は高速料金をケチって国道11号を走るんですが、時間帯によっては混むんですよね。 そんな時は、国道11号と並行する海岸線「さぬき浜街道」を走るんです。 今週の記事は、瀬戸内の景色がとても美しい、快適な道路「さぬき浜街道(の西半分)」を紹介したいなと思いますよ。

          さぬき浜街道(の西半分)

          年祭の数え方

          お葬儀を勤め終え、故人のご自宅に戻り、仮の祭壇に御遺骨とともにみたま様を祀ったのち、ヒトコトご挨拶をさせていただくのが常でして。 そして最後に、「今後は五十日祭(と合祀祭)、納骨祭を勤めます。そして定められた年数により、一年祭、五年祭、十年祭と勤め、その後は10年ごとに年祭を執り行います」、と説明します。 年祭の数え方は、いわゆる神式での数え方に依るものです。 ほとんどの各ご家庭では、出直し年を起点として年数を数え、そしてみたま様の年祭を取り行っています。 ところが、仏式

          年祭の数え方

          目に見えない御守護

          皆さんはこんな経験がありますか? 朝、目が覚めて、起き上がろうとしたらぎっくり腰のような症状になってて激痛、起き上がることができない、て。 「え!??寝てるまにぎっくり腰ぃ??  うそぉ〜〜、、、」 靴下が履けない、もちろん足袋も。 最近、そんな苦い経験があったんです、私。 その日は、大教会祭典日という大切な日。 「自分なりに顧みて、大教会長さんには添えてる。不足はない。持ち場立場で頑張ってる。うん。  じゃぁこの腰痛は何??」 と自問自答を一瞬する。 「まだ足りないんだ

          目に見えない御守護

          「たすかりたいから、たすかってもらいたい」へ

          2024年1月末、とあるご部内の教会に2名のよふぼくさんが誕生した。60歳代のご婦人さんとその息子さん20歳代。 ご主人さんはずっと以前におさづけの理を拝戴なさっているよふぼくさん。教会の役員もおつとめ下さっている。 数年前、このご婦人さんが重い身上を患われた。症状はずいぶんと進行していた。 毎夜毎夜、ご主人さんのおさづけのお取り次ぎが始まった。 「なんとか、たすかってほしい」 と、一心に取り次いだ。 まだまだ子供の成長を見たいご婦人さんも、たすかりたい一心だ。 なかなか

          「たすかりたいから、たすかってもらいたい」へ

          諦めない丹精

          先日の記事「大西伝一郎」にて、転校したけど、どうしても新しい学校に馴染めずにいた児童を、大西伝一郎校長先生は、何ヶ月も、気長に、「諦めずに」、その児童に寄り添って、ついには元気に登校できるようにまで導いた話しを記事にしました。 私はこの記事を書きながら、ふと、2023年10月26日、秋季大祭での真柱様のご講話を思い出しました。 『私たちが教祖のひながたに思いを致すときに、教祖はあのときこのようにされたとか、このように仰せになったということを思い出して、よく参考になされるこ

          諦めない丹精

          【メモ】親神様の守護

          親神様の守護について、教内外問わず、わかりやすく説明しよう、とのお題。 んん〜、、、、 分かってはいるけど、分かりやすく言語化するのはムズイ、、。 やっぱり、まずは「火、水、風」かなぁ。 🔷世界では    火‥太陽のひかり、熱    水‥雨、水蒸気    風‥大気、循環 🔷体内では    火‥体温、平熱    水‥水分、血液    風‥呼吸、息 火水風のちょうど良いバランスの中で私たちは今日もこうして生かされているんですよね。 おさしづにも火水風は登場しますよね。しかも早

          【メモ】親神様の守護

          大西伝一郎 〜不登校児の母の涙〜

          氏のWikipediaによる略歴をまず記しておきますね。 愛媛県西条市出身。玉川大学卒業。1958年から愛媛県で小学校教員を務め、1995年新居浜市立中萩小学校長を最後に退職。1960年代から椋鳩十に師事し、児童向け図書、指導書などを数多く刊行した。1961年『僻地教師の記録』で読売教育賞、1998年『お手玉』写真絵本で愛媛出版文化賞を受賞、厚生労働相・中央児童福祉審議会推薦文化財指定、2003年『目の見えない犬ダン』が映画のモデルになる。2004年『がんばれ!しろくまピー

          大西伝一郎 〜不登校児の母の涙〜

          春季大祭の参拝を終えて

          1月26日、天理教教会本部では春季大祭がつとめられました。 この日に向かって、自分なりに心を作ってきたつもり。今月はさまざまな場において、春季大祭の意味と意義を伝えることに専念し、伝えつつ、つとめて自分自身に言い聞かせました。 けど、全然足りてなかったことを痛感しました。タイトル「春季大祭の参拝を終えて」と書き出しのヒト段落目は、あらかじめ事前に用意していたものなんです。 しかし。。。。。 春季大祭が2日後に迫った1月24日。 その日、西日本は大雪に見舞われました。 下

          春季大祭の参拝を終えて

          夜明け前のおぢば

          おぢば滞在中は、朝づとめ時間よりも随分と早くに神殿に行くのがルーティンで(といいつつ前晩に呑みすぎたら、ね、、、)、楼門が開くよりも早くに行くんですよ。布巾と膝当ての入った、緑色の青年会巾着を持って。 冬季は澄んだ空気。奈良盆地特有の冷え込みで、空気がキーーンと張り詰め、明けの明星がとても明るく見えます。月も鮮やかに輝いてますよ。神殿の甍は碧く照らされ、軒や外回廊の常夜灯とのコントラストがとても美しいです。いつまでも見てられますね。 夏季は熱帯夜。湿り気を含んだ空気は肩にの

          夜明け前のおぢば