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Day2: Beautiful Scones

スコーンで側面に亀裂が入ることを「腹割れ」、というらしい。もっと可愛い名前もあったのではないか、と思う。腹割れの要素に「原料が冷えている時」に「断面をスパンと切って」「切った面を触らない」とあった。

私も、腹割らせたい。私の惚れ込んだ魂のスコーンは割れているからだ。
今回は少しやり方をJadeのHomemade sconeの配合率からガラッと変えて(というか調達できる原材料に限界があったので変えざるをえなかったのだが)、スコーン作りに取り組んだ。


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今回選んだ原料は、左より薄力粉、強力粉、牛乳、塩、砂糖、手前にベーキングパウダー。正直、値段と品質の比例関係を感じ取れないほどに言語がわからなかったこと、さらに自分が良い素材を手に入れたとして使いこなせる自信がなかったことから、近所のスーパーで最も安いものにした。

おっと、またしても私は無塩バターの写真を撮り忘れた。

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マーガリンとバターがそっくりだったので(日本のバターのようにアルミホイルで四角に梱包されているものが見つからなかったので)苦戦した。
UNが無を意味するのは、ヨーロッパ共通のようだ。
プラケースの外側から触った感じ、このバターは柔らかい。怖い。冷たくてキンキンのかったいバターがスコーン作りの要であるような気がしてならない。

今回のレシピは、Day1から少し変更した。

配合率
・薄力粉 100 g
・強力粉 120 g
・砂糖 25 g
・塩 ひとつまみ
・無塩バター 55 g
・ベーキングパウダー 5 g
・牛乳 150 mL

Jadeのレシピの小麦粉を、薄力粉のみから薄力粉+強力粉の混合に変更してみた。正直まだ2回目なので、薄力粉がいいのか強力粉がいいのかわからず、試しに強力粉を気持ち多めにして焼いてみることにする。混合比に理由はない。


Day 1からの製法に関する改善点としては、とにかく冷却の操作を怠らないこととした。
バターはキンキンに冷やし、ふるった粉類に刻んだ状態で添加したのち、指でつぶしてパラパラさせることを目指した。生地をまとめた後に冷蔵庫で1時間ほど冷やし、伸ばして半分に折ってを2 度繰り返し、丸い型でスパンと型どった。オーブンの温度は上段で 200 ℃ 15 分とした。


今回の完成品はこちら。

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わ、わ、割れた。。。

歓喜のあまり、朝6時に一人でくるくる踊ってしまったほどである。
しかしながら、断面を見ると、まだもちもちとしていて、ザクザクした食感からは程遠いことがわかった。

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今回のDay 2で得られた知見。

断面をスパンと切ることの意味はつまり、側面の生地をぎゅっと接触させないことであることがわかった。それが生地内の空気の膨張による亀裂の発生を生む。
また、冷却状態から高温状態で焼き上げることで、温度の急激な変化が生地内の空気の膨張を発生しやすくするためであることが示唆された。バターを溶かさないことが重要であると考えられる。


今回のDay 2で分からなかったこと。

結局、薄力粉なのか強力粉なのか問題はまだ解決していないので、次回はこのDay2レシピで薄力粉オンリーで作製してみることにする。英語がわからん。Jadeになんて聞けば解決するんだろう。
さらに、卵入りのレシピもいくつか見かけた。次回の完成具合を確認してから、卵の使用有無を検討することにする。私の好きなスコーンは少し黄色いので、きっと卵が入っている、ような気がする。


「気がする」を大切にしながらも、論理的に。


おわり。

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