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氷【詩】

夜の寒さの中を歩く
透き通った空気は薄氷に近い

静まり返った街の中
手を伸ばすと、パキンと音がする

寒くて寂しいこの夜が嫌いじゃない
幾重にも重なる氷の向こう側
そこに孤独の意味がある気がする

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