グレーゾーン発→漆黒の闇経由→天職行き

社会人1年目へのメッセージとのことで。

社会人1年生の私へ。

「あなたの行動力が、いずれ天職をつかむ。」

「必死に就活して入った今の仕事はあなたには一番向いていない。」

「障害をクローズで働くのは無理だよ。」


私が社会人1年の時を振り返ろうと思った時、「いつか1年目だ?!」と言うのが一番の難題で(笑)

大学卒業時はまだ鬱のためフルタイム就業の許可がおりず、パートで塾講師をしていた。

プラス、どうしても数学の勉強をしたかったので理系大学に編入学。

大学を出たあと、大学に通いながら塾講師のパートをするという学生の延長のような生活をしていたので

いったいどこからが社会人だったのか非常にグレーゾーンである(笑)

塾講師を27歳で辞めてからが本当の社会人だったのかな。

塾講師辞めてすぐのころの私はどん底だった。真っ暗闇だった。漆黒の闇だった。

手に職、と思って医療事務の資格を取り、病院を転々と勤めること2年ほど。

どこに行ってもうまく行かず(きちんと仕事は出来ていたよ)、先輩にいじめられ、看護師に罵られ、医師に怒鳴られ。

医療事務は病院という組織のヒエラルキーの最下層。おまけに新入りで入ると医療事務員の中でもさらに最下層。

医師のストレスが看護師に、看護師のストレスが医療事務員に、医療事務員のストレスは新入りの医療事務員に…という形で発散され、、、

「限界!ここは私のいる場所じゃない!」と別業界に行くことを決意。

精神障害をオープンにして働くべく障害者手帳をとり、障害者雇用枠で就活をして事務職に就いたのは30歳近くの冬だった。

そこでたまたま配属されたのが採用担当。

途中転職し、今も採用担当を続けている。もう8年目。

採用は天職だった。

障害者採用に関しては自分が障害者であることもありさらに天職だった。

人前で話したり交渉したり。講演を依頼されることもある。

採用方針を計画し、インターンシップを企画し、大学を走り回り、学生と話す。こんな力が私にあったのか。

悲しい顔で医療事務をやっていた私と同一人物とは思えない。

天職は探し求めなくても、降ってくることもある。

これが私の経験から言えること。

グレーゾーンスタート、漆黒の闇経由、天職行き。こんなこともあるから、漆黒の闇にぶち当たっても幻滅せずつき進んでください!

漆黒の闇を経由しないのが一番良いんだけど、残念ながら経由します(笑)

あなたは実は結構デキる奴なので。自信もって進んでってください!(笑)


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