ぎんじろう

ロコンが好きな大学院生│教育や社会に興味がある│次回は私のバイブル的ボカロ曲の考察記事…

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ロコンが好きな大学院生│教育や社会に興味がある│次回は私のバイブル的ボカロ曲の考察記事を書きたいと思ってます

最近の記事

関心の変化② 自己責任・特権性・不可視化

前回のnoteでは、「格差」を起点に「貧困」「分断」「排除」と私の関心が広がっていったというようなことを書きました。今回はその続編です。前回のnoteを読んでいない方は、このnoteを読み終わった後でもよいので是非みてみてください。 関心の変化を貫く自分史私は、社会的排除を行うマジョリティ(強者)の側に興味を持つようになりました。なぜ興味を持つようになったのかを知ってもらうために、少し私の過去の話をしたいと思います。 小学生の頃、私は勉強や運動がよくできるけど人前に出るの

    • 関心の変化① 格差・貧困・分断・排除

      このnoteは、私はどのような問題に関心を持ってきたのかを思い出すための回想録・備忘録です。自分の関心がどう変化してきたのかを振り返り、いま自分は何をなすべきかを考える手掛かりにしたいと思っています。 「格差」への問題意識大学2年生の頃、私は教育格差や格差社会について関心がありました。そして、答えの出ない問いに沢山ぶつかっていました。 例えば、「自分は高校を卒業したら家業を継ぐんだ」と言っている子どもに大学進学を勧めるべきなのか、大学を知らずに大人になっても幸せならそれで

      • 「高校生へのメッセージ」を集めて分類してみた

        あなたは、もし母校の高校生に一言だけメッセージを送るとしたらどのような言葉を送りますか? 一番伝えたいことは何だろうかと思い悩んだ末にあなたが選んだメッセージには、「あなたらしさ」がぎゅっと詰まっていると思います。 ところで、学校行事にPTAとかが主催の"有名っぽい人の講演会"があった方には共感してほしいのですが、あれ、すごく退屈じゃありませんでしたか。よく知らない大人に「夢を持ちましょう」とか「諦めないことが大事」とか言われても正直あまり参考にならないというか、そんなこ

        • 恵まれていることは罪なのか

          自分がどんな家庭に生まれるかは自分の力で選ぶことはできない。 裕福な家庭に生まれた人も、貧乏な家庭に生まれた人も、それは同じ。 自分にとっての「当たり前」と他人にとっての「当たり前」は違う。 当然、裕福な家庭の「当たり前」と貧乏な家庭の「当たり前」も違う。 知る機会が無ければ、他人の「当たり前」を知ることはできない。 どれだけ裕福でもどれだけ頭が良くても、知らないものは知らないのだ。 このnoteは、恵まれていると恵まれていないの狭間でひっそりと暮らすひとりの大学生の思

        関心の変化② 自己責任・特権性・不可視化

          「私は対話可能な人間だ」と訴える試み

          こんにちは。ぎんじろうです。 このnoteは、同日に公開した『「#大学生の日常も大事だ」とは何だったのか』の注釈的な立ち位置のものです。 良ければこちらもご覧になってください。 まず簡単にこのnoteを書いた背景を説明します。 2020年、新型コロナウイルスの影響で大学は授業をオンラインで実施するようになり、その結果、大学生(特に新1年生)は対面の居場所や出会い・交流の機会を奪われました。彼ら彼女らはその不満と疎外感を世間に訴えるために「#大学生の日常も大事だ」というハ

          「私は対話可能な人間だ」と訴える試み

          「#大学生の日常も大事だ」とは何だったのか

          こんにちは。ぎんじろうです。 このnoteを読んでいただく際に ・筆者がコロナ禍を過ごした時期はいつなのか ・その時期の世の中はどんな様子だったのか という基本情報を共有することがまず必要だろうと思いました。 なので早速ですが、私の簡単な自己紹介も交えつつ、2020年頃の当時の記憶を呼び起こす作業からこのnoteを始めたいと思います。 2020年4月を思い出す私は2020年4月に京都のとある大学に入学しました。 この頃はコロナ的にどういう時期だったかと言いますと、安倍

          「#大学生の日常も大事だ」とは何だったのか

          東大と京大、メガネが多いのはどっち?

          プロローグ2022年12月某日のお昼時、東大駒場キャンパス。 今にも雨が降り出しそうな寒空の下、京大生の「私」と東大生の「友人A」は二人で他愛ない会話をしながら歩いていた。 私が東大の敷地に立ち入るのはこの日が初めてだった。 そのため私は、誰かとすれ違うたびに 「今の人もさっきの人も、ここにいる全員があの東大生なのか~!」 という感激に浸っていた。 キャンパス内を巡っているとガラス張りのカフェテリアが目に飛び込んできた。周りの建物を見渡してみるとモダンな雰囲気のピカピカ

          東大と京大、メガネが多いのはどっち?

          東京の街はサイクロトロンでした。

          こんにちは。ぎんじろうです。 この夏休みにインターンシップで東京に行く機会がありました。一人で東京に行くというのは生まれて初めてで、それも1週間以上の滞在です。このnoteでは、東京の街についてそのときに感じたことでも書いていこうと思っています。 私は生まれも育ちも金沢、大学は京都。東京には縁のない20年を送っていました。そのためこの短い滞在期間でも新鮮な驚きがたくさんありました。 タイトルに「東京の街はサイクロトロン」とありますが、さあ一体どういうことなんでしょう。私

          東京の街はサイクロトロンでした。