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最近目にした多様性ーーすぐそこにあるもの

世の中の多様性をめぐるトピックスは様々にありますが、日頃からアンテナ高くありたいなと考えています。
せっかくテーマが設定されている月なので、最近の身の回りで気づいた話題を残しておくことにしました。

国境のない子どもたち

もう先月のことですが、子どもの授業参観へ行ってきました。1年生の頃からずっと、「同じクラスにイスラム系のルーツを持つ子がいる」と聞いていたものの、実際目にして「?」となったのが『給食の献立表』です。
子どものクラスに貼られた献立表は3種類。我が家にも持ち帰ってくる一覧と、アレルギーの対応表。そして最後が「ハラルの対応表」でした。

国際協力機構の「ハラール(ハラル)」の記事
https://www.jica.go.jp/nantokashinakya/sekatopix/article0167/index.html

掲示物はパンパンで「アレルギーと一緒の紙面でもいいのでは?」と一瞬よぎりましたが、そういうことではないですよね。理由も中身も全然違うしな、と思い直しました。ちゃんと対応してくれている学校や市は素晴らしい。
日本語もまだ少し苦手というお友達さん。別にその子はただ当たり前にクラスにいるだけなのですけど、子どもにとって得難い経験になってるなと思います。

「家族」への気遣い

こちらも子ども経由。お友達の名字が変わったそうです。昨今珍しくもないでしょう。親同士の付き合いはないので、再婚なのか離婚なのか、はたまたその他か理由は不明。
ただ以前から放任されているように見える子なので、様子は気になっています。あの子にとって幸せなことであればいいなと、願うことしかできませんが。

ひとまず子どもには「おうちの事情も色々だから、お友達が話してくれるときは聞けばいいけど、あれこれ尋ねるのはやめなさいね」とさらりと釘を刺しました。……このやり方があっているかも悩ましいところです。

徹底しているディズニーの世界

多様性の先進国がどこなのかは分かりませんが、常々徹底されているなと思うのがディズニー。
昨年から子どもがドハマりしたために、我が家のテレビは常に「ディズニージュニア」で、毎日ディズニーのアニメが流れています。そろそろ上の子が社会を知るきっかけとしても、ニュースを見る時間も確保したいのですが……。

閑話休題。
ディズニー作品はやっぱり徹底されていて、複数人主人公であれば必ず男女とも登場、一人は必ず白人以外のルーツをもつ子です。
動物キャラクターであれば、今までのステレオタイプを崩すような性格・嗜好の組み合わせであったりとか。

その中で先日気になったのが「ちいさなプリンセス ソフィア」のCM。去年あたりには「新しい家族」のフレーズがありましたが、今年のCMではそんなニュアンスがなかったなぁと。
以前は地上波でもやっていたこのアニメは、主人公・ソフィアが母の再婚でステップファミリー(かつ王族)になったところからスタートします。序盤こそステップファミリーであることや不馴れな環境に由来するトラブルが多発しますが、乗り越えたあとはあまりそういった片鱗は見られません。
(全部は追っていないので、もしエピソードあったらすみません^^;)

ストーリーでフォーカスすることがなくなったのなら、ステップファミリーであることに触れなくなるのも仕方ないかもしれません。触れ続けることも、「ひたすらステップファミリーであることを強調する」ことに繫がってしまうので良くないような気もします。

書いている自分でも、ベストが何かは分かりません。全てOKであって正解がないのも多様性かな、と思います。

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