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#12 広島平和記念式典の言葉

~「平和への誓い」~
私たちは、広島の町が大好きです。
ゆったりと流れる川、美しい自然、
「おかえり。」と声をかけてくれる地域の人、
どんなときでも前を向いて生きる人々。
広島には、私たちの大切なものがあふれています。

昭和20年(1945年)8月6日。
あの日から、血で染まった川、がれきの山、
皮膚がはがれた人、たくさんの亡骸、
見たくなくても目に飛び込んでくる、
地獄のような光景が広がったのです。
大好きな町の「悲惨な過去」です。

被爆者は語ります。
「戦争は忘れることのできない特別なもの」だと。

私たちは、大切なものを奪われた被爆者の魂の叫びを受け止め、次の世代や世界中の人たちに伝え続けたい。「悲惨な過去」を「悲惨な過去」のままで終わらせないために。二度と戦争をおこさない未来にするために。

国や文化や歴史、違いはたくさんあるけれど、
大切なもの、大切な人を思う気持ちは同じです。

みんなの「大切」を守りたい。
「ありがとう。」や「ごめんね。」の言葉で認め合い許し合うこと、
寄り添い、助け合うこと、相手を知り、違いを理解しようと努力すること。
自分の周りを平和にすることは、私たち子どもにもできることです。

大好きな広島に学ぶ私たちは、互いに思いを伝え合い、相手の立場に立って考えます。意志をもって学び続けます。被爆者の思いに、私たちの思いを重ねて、平和への思いを世界につなげます。

令和元年(2019年)8月6日
こども代表

広島の子供達は、原爆や戦争の恐ろしさや、
平和な今の生活のありがたさを小学校で学びます。

今年のこども代表の言葉を聞いて
涙が止まらなくなってしまった。

東京に来て8年。
広島から離れて8年。

広島では毎年この時期になると
戦争についての番組が流れるけれど
東京は全くといっていいほど放送しない。

世界で唯一核兵器を投下された国に住んでる
同じ立場の人間なのに、こんなにも違う。

広島に原爆が投下されたのは、8月6日の8時15分。
毎年この時間になると黙祷をして、
犠牲になった人たちに祈りを捧げます。

1年間の時間の中で、黙祷をする時間。
その1分だけでいいから
この国にあった事実を思ってほしい。

国や文化や歴史、違いはたくさんあるけれど、
大切なもの、大切な人を思う気持ちは同じです。

みんなの「大切」を守りたい。
「ありがとう。」や「ごめんね。」の言葉で認め合い許し合うこと、
寄り添い、助け合うこと、相手を知り、違いを理解しようと努力すること。
自分の周りを平和にすることは、私たち子どもにもできることです。

この言葉を受けて
少しでも心が動く人がいればいいなと思います。

8月9日は終戦日

戦争の終わりは長崎への原爆投下。
人類が生存する歴史の初めての原爆は広島で、最後の原爆は長崎。

この事実と、今の平和な日本を知ってほしい。

日本だけじゃなくて世界中で
もう二度と核兵器が使われない未来を祈って

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