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最近の「発達支援事業所 ひらそるの芽」での研修事情について

以前からひらそるでは研修に力を入れている。

しかし、最近全体的に新しい研修をあまり受けていない。

理由は一つ。長崎大学の研修だ。

40時間の研修が10人。

全部で400時間のため、なかなか進まない。

休日なども勤務扱いにして自宅での受講も可能にはしているが、みんな家庭の事もあるため、無理は難しい。

来年度からは少し人数制限をしないと。。。笑

今年度はTEACCHを2名受けたが、来年度に向けて、PECS、ESDM、TEACCHを受ける人を増やせたらと思う。

本音を言うとTEACCH、ESDM、PECS、ABAなどの上位の研修も受けてほしいが、まずは現場の底上げも必要なので、少しずつ実施していきたい。

あとはお金が高い(´・ω・`)

1度の研修で100万円近くする研修も普通にあるので、コツコツお金貯めよう。。。

そういえば、最近小学校の子の親御さんと話をする機会もあるため、コミック会話やソーシャルストーリーの事も気になっている。

直接的な支援はできないのと、研修も多く自分自身が余力がない事などもあり、実際受けれてはいないが( ̄▽ ̄)

どうやって物事を理解するのか、どうやって他人の立場を伝えるのかなど、ある程度インテリジェンスの高いお子さんであれば、使用できる療育方法になる。

お子さんの事で悩んでいる方はちょっと調べてみるのは面白いかも♪

それと最近、時々聞く「TEACCH(などの専門的な療育方法)は合う合わないがある」という言葉。

これは過去記事でも何度か書いているが、それだけをしていれば良いという100%の療育方法はない。

しかし、それは裏を返せば、今施設でやっている事に常に疑問を持ちながら、出来る事をしていかなければならないという事でもある。

先日、別の放課後デイさんでは全員がTEACCH7Daysを受講したとの事。

自分を見かけて声をかけてくれた。

「自分たちのところはTEACCHをやってるつもりだったんですが、まだまだでした」

とはその放デイの方の言葉。素晴らしい。その事業所では訪問の担当者会議で一緒になったが、児童さんにコミック会話やスケジュールなどを駆使して関わられている。本当にすごいなと思う。

話は逸れたが、最新の情報を入れる事、研究の結果良いと言われる療育方法を学ぶ事は必須であるとひらそるの芽では考えている。

もちろん「発達支援事業所 ひらそるの芽」が素晴らしい施設です!という事ではない。

言いたいのはやまやまだが、知識・技術・行動などまだまだ足りない物はたくさんあるので、少しずつでも職員一人一人の力量をあげていければと思う。※自分自身も含む


次に我が子の成長の話し。

時々、我が子の情報を挙げているが、我が子は療育手帳A1、ASD、強度行動障がい、睡眠障がいなどの診断のついた、165㎝、85㎏の最強の6年生。

そもそもこの施設も自分の子どもと同じような子どもやその家族を支援したいと立ち上げたもの。

小学校入学の際には言葉を話さず、トイレも全く自立できていなかったわけだが、今では時々2語文を話し、そして夜間のトイレもこの2週間で2日ほどしか失敗していない。

もちろんムラはあるし、1週間できた後に1週間失敗するなどという事もあった。

しかし、ここまで高頻度でできたことは初めてであり、次のステップに来たように感じている。

重度の知的障がいのある児童に対しての夜間の失禁に対する文献や書籍はほとんどなく、結局は夜間のオムツを外し、失禁があれば夜間に着替えたり、トイレに行ったりしながら、頑張って数年かけて教えてきた。

夫婦でどちらも長男の隣に寝る事はあるが、その際には子供が動くだけで目が覚め、失禁して別の布団に移動されることで朝早くから何枚もの布団を洗う事もしばしばあった。

とても美談にできるようなものではなく、支援者としては失格なのだろうが、イライラしたり、腹が立って怒ったり、全くスムーズな過程ではなかった。

経験を他人に伝える事は出来ても、この方法が良いとは到底言えないものだ。

それでもずっと悩んでいたトイレが自立へ向けて少し前に進んだことは本当に嬉しい事だ。

もしこの文章を読んでいる親御さんがいるのなら、まずは無理をしない事、次に諦めない事、最後に周りを頼る事を少しずつでもしてほしい。

うちは夫婦二人、さらに色んな事業所を頼り、両親などの支援も受けながらそれでも本当に苦労しながら子育てをしている。

子どもの療育をするために、自分を犠牲にしている親御さんを見るが、途中で苦しくなったり、怒ってしまう事で逆効果になったりという事をたくさん見てきた。

我が家も同じように上手くいかなかったことはたくさんある。

だからこそ、無理のない範囲でゆっくり少しずつ子育てをしていってほしい。

ゆっくりだけど、少しずつ前に進んでいればいつかゴールにたどり着く。

そして、嬉しくない話をすると、一つクリアすると次がある。

最近は思春期で大声を出すことが日常化している。今朝は、、、

「スープ!!ください!!!」

と大声で叫んでいた。

イヤ、十分聞こえてるから( ̄ー ̄)

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