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家庭から冷蔵庫を撤廃してできるようになったこと

前回記事で、引っ越しのタイミングで洗濯機を廃棄したお話をしましたが


実はついでに冷蔵庫も廃棄しました。


経産省の調査によると年間の電気使用料のうち約14%が冷蔵庫に使われているというデータがあります。ただ、家庭ごとによって占める比率や金額はは前後するとは思いますが、昨今の電気代高騰や電力不足が報じられている昨今に準じて、節電を検討している家庭も増えてきているでしょう。
引っ越しをして早2ヶ月が経とうとしています。灼熱のこの夏にいまだに冷蔵庫買ってません。そこで、冷蔵庫がある暮らしからない暮らしに変わった時の変化やメリットデメリットについてご紹介したいと思います。

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自炊の廃棄が減った

冷蔵庫に入れてうっかり食材入れっぱなしにしてしまった〜って経験はありませんか?特にズボラ系の人は誰しも経験がある事象でしょう。食材使い切ったと思っていても、どこかから出てきますからね。というより、そもそも余剰に食材を買わなければ、こんなことにはならなかったはず。

冷蔵庫を撤廃することによって、必要分の食材しか買わなくなります。大半のお野菜は2,3日以内に消費することになるので、とにかく食材在庫の回転が早いです。余剰な食材購入をしなくて済んでかつ電気代が節約になるのであれば、お金の節約になるので倹約家にはおすすめです!

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調味料は意外と常温で持つ

ドレッシングや麺つゆなどを購入してしまうと冷蔵庫がないと腐らせる可能性があります。これは余計な砂糖などが含有しているので、それが酸素や菌に接して腐敗を早めます。個人的な経験則で行くと、基本的な調味料である味噌や醤油、料理酒、塩などは開封後も暗い棚の中にしまってしまえば、一人暮らしでも瓶を使い切るくらいには常温で持ちます

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食品の基本原則は、保存料などを使わない場合は加工すれば加工するほど日持ちしなくなります。私はよく原材料を見たり店員さんと話をしたりして、「この味噌の原材料は製造に余計なものは入っていないだろうか」「木桶で熟成された醤油だろうか」「製塩や精白等をしていない塩砂糖だろうか」というのを見極めて調味料を購入します。そのため、体に悪い・摂りすぎてしまいがちな成分を除去して、調味料を買って寝かせれば寝かせるほど乳酸菌などが増えるというメリットを持ちます。日常的に摂取する調味料にこだわることで健康的に過ごすことができる、それを冷蔵庫なし生活がアシストしてくれます!

どうしてもドレッシングや麺つゆが欲しいときは、使い切りサイズを適宜購入するとか、使用頻度が高いならば、自宅で青じそと醤油と甜菜糖を混ぜ合わせてドレッシングにしたり、ごまと混ぜ合わせたドレッシングを作ったり、鰹・昆布・煮干しと味醂と醤油を煮込んで麺つゆを作ったりして、基礎調味料から調味料を作り出すことができます。その方が健康に良いかつ自分好みの味の濃さで調理ができるのでこの点もメリットが大きいです。

葉物野菜も2,3日は意外と持つ

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冷蔵庫に保存してしまいがちなほうれん草などの葉物野菜。八百屋さんをよく思い出してください。実は大抵のお野菜は常温で置かれています。じゃがいもやトマト、レモンなどはもちろんのこと、ほうれん草やニラ、ネギ、モロヘイヤなどあらゆる葉物野菜は意外と常温で置かれていることが多いのです。そもそも、お野菜自体植物の頃は常温で育ってますからね。

経験則でいくとオーガニックのほうれん草でも3日弱はフレッシュに食すことができたので、収穫日時と野菜の調子を見て購入すると良いでしょう。

卵も常温でいける

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賞味期限の間であれば、卵も常温でいけます。賞味期限過ぎたらゆで卵にして食べます。これをずっと繰り返していますが、私はお腹壊すことなく美味しく卵はいただいています。そんな私も胃が丈夫な人間ではないのですが、家で卵で当たったことはないです。外食先の卵で食中毒を食らったことならあります。

卵もスーパーに売っているときは、常温の場合もあれば冷蔵の場合もありますよね。常温保存が前提であればなるべく常温で売られている卵を買うことと、夏場は早めに食べる不安だったら生食を避けるというのを徹底すればリスクは抑えられると思います(環境や体質などもあると思うので確実とは言い切らずにおきます。)

ブレーカーが容易に落とせる

冷蔵庫は一度電源を抜いてしまうと、再起動時にかなりの電力を消費します。そのため、冷蔵庫って常時つけっぱなしにしないといけないので電気代を節約したい人にはかなり厄介な存在だと思います。省エネ家電に置き換える方法もありますが、ここは一度冷蔵庫を捨てるのもアリです。

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一般家庭で使う電気製品といえば、インターネット、トイレの温水便座、パソコン、テレビ、エアコン、洗濯機、充電器など家庭によって様々なものがあると思いますが、常時つけてないといけない家電って意外とないんです。タイマー付きの炊飯器とかステレオとかを使うとちょっとしんどいかもしれませんが、そういうのがもしなければ、家を出るときや寝るときにブレーカーを落としてしまえば、待機電力は0です。冷蔵庫だけでなく他で使っていた電力を全てカットできるのは冷蔵庫なし生活の波及力の強さですね。外出時と睡眠時両方ともブレーカー落としたら1日の2/3は電力カット時間帯ですからね。もちろん、豆にコンセントを抜き差しできる人はいいと思うのですが、特にズボラな人は最強の節約術を身につけたと言っても過言ではないでしょう。

肉や魚、アイスクリームなどはその日で消化しないといけない

冷蔵庫なし生活の最大の欠点は、保存が必要なものが保存できないことですね。近所に24時間スーパーやコンビニがある家庭であれば、もうそこが家の冷蔵庫冷凍庫のようなものなのでいいと思います。私は幸い近所にそういったスーパーやコンビニはあることはあるのですが、家で肉料理することがかなり少ないので、食材の調達は週に2回くらいで済んでしまっています。(ヴィーガンではないです。お肉は大好きですが時々食べるくらいが健康にいいので月に数回食します。)

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また、100年以上前の人類史数千年の間は冷蔵庫というものが存在していなかったのです。私は実践していないですが先人の知恵を借りて、お魚は干す、生物は塩漬けにするなどの保存方法を模索してみるのも新しい発見があっていいかもしれませんね。

氷や冷やせるものがない

家で食べるもの飲むものは大体、熱々のものから生ぬるいものばかりになります。冷たいもので体を壊しがちっていう人であれば冷蔵庫なし生活は無敵かもしれません。

冷たいものや氷が必要な場合は、多くは買ってそのまま消費しないといけないですね。あとは私は実践していないですが、クーラーボックスにスーパーで入手した氷やドライアイスを食材と入れておけば1晩はいけます。

冷やせるものがないに付随して、冷凍食品もその日で消費しないといけないですね。私は電子レンジもメルカリで売ってしまった(⇦どれだけ家電削ったんやというツッコミはさておき。そしてこれも後日短めのnoteにします。)ので、冷凍食品は使わない人です。

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先人の知恵を使っても、冷却できるものって家電を使わなければ冬山に放置するしか手段がないのはなかなか難しいところではあります。

まとめ

昨今の電力供給の逼迫や原油価格の高騰、地震等の災害などで我々の生活を脅かすものがたくさんあります。

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常に電力供給を制限した生活に慣れておくことによって、いつ何かが起きてもすぐに適応することができるでしょう。文明の利器は生活を豊かにしてくれますが、生命力を高めることはしてくれません。文明の発展に頼り過ぎない生活も検討してみてはいかがでしょうか。



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