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「洗濯機で洗剤洗濯」から「手洗いせっけん洗濯」に変えて気づいたこと

最近、熊本から名古屋に引っ越しまして、その際に洗濯機を捨てました。引越し業社を使わずに自分でハイエースで引越しをしようとして、荷台に乗り切れないのでそのまま処分したんです。


処分費用は数千円から1万数千円くらいかかります。これは、洗濯機買うときの交換か、自宅で引き取りか回収業社に持ち込むかなどで左右されます。
「新しい洗濯機どうしようかな」とAmazonで眺めつつ、【家電を買う=処分するときがくる】といういわゆる「モノを持つこと自体がリスク」という事実に対して購入が億劫になってしまい、結局買わないままになりました。


買わないままだけど、洗濯物は日を重ねるごとに増えるばかり。そこで最近は、桶とクエン酸とせっけんを買ってこれで洗濯を始めました。これがまた良いんですってことで、手洗い石けん洗濯のメリットデメリットを色々紹介していきましょう。


手洗い洗濯のやり方(俺流)

用意するものは
・湯桶(2つあると便利。私は20リットル入るものを使ってます)
サイズは小さいですがこんな感じのものです

https://www.nitori-net.jp/ec/product/8500745s/

・クエン酸数グラム

・液体石けん50ccくらい

①湯桶に液体石けんを入れて、お湯のシャワーで泡立てながら20リットルくらい入れます。
②そこに洗濯物を入れて15分以上放置します。洗濯物が全部お湯の中に浸るバランスが望ましいです。
③お湯を捨てて、次にクエン酸をお湯に溶かして20リットルくらい用意して、洗濯物を放り込んで手でゴシゴシします。
④またお湯を捨てて、最後は普通の水で洗濯物をすすぎます。
⑤めっちゃ絞って風通しのいいところに干します。

メリット1:皮脂の汚れがめっちゃ落ちる

学生の頃から10年近く着ているような服があったりするんですけど、襟元の黄ばみとかなかなか落ちづらかった汚れが綺麗に落ちるんです。ほぼクエン酸の効果だと思うのですが、今まで合成洗剤×洗濯機では落ちずに蓄積されてたものが綺麗になっていくのでこれが目に見えた変化で面白いんです。

メリット2:タオルなどの吸水性が復活

特に市販の柔軟剤を使わなくなったことで、タオルの吸水性が復活しました。今後は柔軟剤を使うことはもうないでしょう。

メリット3:肌のチクチクした感じが減った

よくこういう暑い日や体温を上げた時などは、背中あたりの皮膚がチクチクしてて「こういうもんなのかな」ってずっと放置してたんですけど、合成洗剤等やめてからはその症状は幾分と減りましたね。

メリット4:洗濯槽のカビとか気にならない

洗濯槽のカビとかゴミ取りネットとか、洗濯機を維持することに応じて必要な作業等が発生しますよね。洗濯機機がないとそもそもそういう労力が一切ないので、メンテナンスコストをとられることなく済みます。

メリット5:ニオイ気にならない

これはクエン酸の殺菌効果が強いです。石けんのみで洗濯をすると乾きが遅いものは臭ったりするので合わせ技でやるのが大事ですね。市販の洗剤の洗浄力が弱いことを自覚した上で柔軟剤を使って、皮脂の臭いが本来あるはずなのに匂いで誤魔化しているということが身に染みて理解できたので、今後はクエン酸ですね。

もちろんいくつか手洗い洗濯のデメリットはあります

デメリット1:時間がかかる

もちろん、自動じゃないので時間はかかります。つけ置きしている間はお風呂に入っているとかしていれば勝手に時間は過ぎていくんですけど、すすぎと乾燥、脱水は時間かかってしまいますね。手洗いのほうが局所的な汚れの落としの落ち具合や、衣類・繊維へのやさしさと天秤にかけてどっちを取るかだと思います。長持ちさせたいならやはり手洗いがいいかもですね。

デメリット2:脱水はパワープレー

全自動で脱水するのがどれだけ楽かということは身に染みて感じています。ただ、脱水のためだけに洗濯機を買うと元も子もないので、筋力が物言う間は絞る絞るアンド絞るで生きていきます。手回しでくるくるする手動の脱水機とかも売ってたりはするので、絞りきれないとかの悩みはそういうのに任せてもいいかもしれないですね。

終わりに

昨今は共働き家庭や男女の社会進出というものが進んできていて、専業主婦という概念や女が家事だとかの概念は減ってきているかもしれません。その風潮に合わせて「時短」とか、「全自動洗濯機とかでQOL爆上がりする!」とか意識している人がいるのも事実です。
昨今では電気代の高騰もありますし、日本はほぼ火力発電なので石油の輸入がなくなってしまったら電力はほぼ使用できないと言っても過言ではないでしょう。

生命力がある人間って、意外と原始的な暮らしをしている人なのかもしれませんね。

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