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開発ヒストリー【前編】気づかなかった自分と出会える「えがっきー®」の誕生

描いて気づくリフレクションキット『えがっきー®』。
いよいよ、クラウドファンディングも、残すところあと2週間となりました。多くのご支援に、温かい応援メッセージ本当にありがとうございます。現在、支援者の皆さんに初回版をお届けすべく、最終デザインの調整工程へ進んでいます。

今回は、今月から広報チームに加わった関が、『えがっきー®』の開発ヒストリーを紐解いていきたいと思います。

\関です!よろしくお願いします!/

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お話をうかがったのは、えがっきー開発の中心人物、グラグリッド代表取締役の三澤さん。

\どんどん聞いてねー!/

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1. 「えがっきー」の魅力は、気付かなかった自分を描き出せること

——「えがっきー」って、どんなものですか?

えがっきーは、自分の考えや自分の状態について考えることができる、ツールキットです。

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(8月時点の試作品)

質問に一つ一つ丁寧に答えていくと、1枚の絵が出来きるしくみになっています。そして、その絵を見ながら、心理を読み解いていくことができます。(詳細を知りたい方はこちらの体験レポートをどうぞ。)


——なるほど、絵を描くから「えがっきー」!
それってつまり、自分を描くということですか

そうですね。ただ、単純に自分の姿を描くのではないんですよ。

一見、自分とは無関係のモノを描くんですが、後から読み解くと、それが「他人から見た自分の姿」や、「理想としている自分の姿」だった!と、気づくんです。
書いた後に種明かしがあるので、そこで、「は!」っとする仕組みになっています。

意外と、チームでやると、仲間の知らない一面が見れて楽しいんですよ。

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——なぜ、こんなことができるんですか

えがっきーでは、自分たちで「リフレクション(内省)」をするための方法論を生み出すところからやっています。

どうしたら、それまで気付かなかった自分自分に出会うことができるのか?仮説を構築しては検証するというプロセスを繰り返してきました。

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(えがっきーのセルフリフレクションプロセス)

その中で、内省には、自分という存在を外から見ることができるしくみが必要だと気づきました。それを、「絵を使って考える」効果と掛け合わせて、えがっきーのプロセスが生まれていきました。


2. 「えがっきー」の種が生まれた日

——聞けば聞くほどワクワクするコンセプト…!
そんな「えがっきー」を、なぜ生み出すことができたのでしょうか?

グラグリッドはこれまで「絵を考える言語として使ったら何が生み出せるか?」さまざまな取り組みをしてきました。ビジョン創出支援、事業戦略、クリエイティブ人材育成などです。

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そんな中「実践、発見、検証」の循環を作ることで練り上げてきたナレッジを、活用したいと思うようになっていました。

例えば、“たとえることで未知の意味を発見できる”という考え方は、昨年から取り組んでいる新宿区落合第六小学校での活動から生まれました。この考え方は、「えがっきー」の根幹になっています。

それから、私(三澤)は、デザインリサーチの中で、十数年インタビューしたり、人間観察することに携わってきたので、価値観を紐解いたり、価値観が形成される構造について知見もありました。そういったこれまで積み重ねも「えがっきー」をつくるエッセンスになっていると思います。

——なるほど!ちなみにいつごろ「えがっきー」の構想が生まれたんですか?

きっかけは今年(2019年)の1月。
グラグリッドでは、ビジョン構想の合宿をバリで行ったのですが、実は、そのバリへ向かう飛行機の中でえがっきーは生まれました

——合宿中、じゃないんですね。笑

そう、そう。
バリに行く直前に、グラグリッドのメンバーから「なんか新しい商品をつくってみたいけど、どうかな?」と相談されていて。話していくうちに、「私たちでもオリジナル商品を作れるかもしれない!」と、ワクワクしてきちゃいました。
その刺激と勇気をもらった結果、バリへの数時間のフライト、飛行機の中で、ぶわ〜と構想が膨らんでいき、事業計画ができていきました。そのままバリで「やってみたい!」とプレゼン。あっという間にプロジェクトになりました。

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(飛行機の中で描いたメモの一部)

——やろう、と決まってすぐ動けましたか?

それまでは、誰かのために良いものをつくる、というスタイルだったので、自社製品の開発ってなかなか考えられませんでした。踏み込むには、目の前に大きな川が流れているようなイメージ。

でも、いざやってみたいことを書き出してみると、数字やビジネスが見えてきて、すぐに、仲間にメッセージを送っていました。「何をつくるか決まってないけど、一緒にやってみたいことがある!」という感じで。気がついたら始まっていました。

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(「何かがシリーズで存在している様子」を雑に描いたスケッチ)

—— それでは、これまでの開発もスムーズでしたか?

いやいや。本当に大変でした。実はこれまでたくさんの試作品を作ってきましたが、失敗の連続でした。
数多くの方にモニターとしてご協力いただき、それぞれの方が新たな自分を発見するプロセスをとおして、作ってきました。
(内容がたっぷりあるので、開発ヒストリー【後編】でお届けします。)

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(必死に考えているが意味不明なスケッチ)

——「えがっきー」はいよいよ、第一弾の開発最終段階!これまでの試行錯誤で、何か気づいたことってありましたか?

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グラグリッドのメンバー自身も何回も、えがっきーを使っているのですが、実は、私たち自身にも影響がでています。それぞれが自分を発見し、改めてチームで共有してきたことで、より「個が活きたチーム」になってきたように感じています。

ちなみに、私たちの採用活動でも活用しています。
応募者の皆さんに試作品を使ってもらいましたが、ビックリするくらいその人の人間性が分かりました。無意識の部分が見えてくるので嘘がつけない。そういう意味で信用できるツールだと感じました。


——そんな「えがっきー」の第一弾は、どこで手に入れられるんですか?

12月20日までに、クラウドファンディングからご支援いただいた方に、順次お届けしていく予定です。まだ一般的に販売してはいないので、ぜひ、この機会にお申し込みいただければと思います。

また、
・研修にえがっきーのプログラムを活用したい企業の方。
・配送システムのソリューションに知見のある企業の方。
・このプログラムを使って、教育プログラムを共同開発してみたい方。
など一緒にビジネスとして展開してみたい、という方もぜひお気軽にご連絡ください。

↓ここからできます↓

——ちょっとクラウドファンディングについての流れ、わざとらしかったでしょうか。笑
いったん前半は「誕生編」ということで、ここまで。続いて後編は「試行錯誤の開発の日々編」ということでこれまでの開発のエピソードを聞かせてください。

ありがとうございました!

↓開発ヒストリー「後編」はこちら↓

(関・三澤)

●えがっきー体験レポート


●グラグリッドの「これからを描きつくる」サービス

●グラグリッドの「社会的実験」と「ツールボックス」


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