うつ持ちPSWが "難攻不落" の障害年金を申請してみた①
一定の障害が認められると支給される「障害年金」
精神疾患も対象ですが、うつ病の場合は殆ど通らないのが実情です。
もちろん、一人ひとり様々な事情があるため、うつ病は障害年金をもらえない、と断言できません。
この度、うつ病持ちで、精神保健福祉士でもある私が、障害年金の申請に挑戦しました。
紆余屈折ありつつも、なんと障害年金2級が通りました。
ケースの1例として、参考になれば幸いです。
申請のきっかけ
正社員として働いていましたが、うつが中々改善されず、休職やリハビリ勤務が続いてました。
また、傷病手当も該当しなかったため、収入がないどころか、逆に社会保険料を会社に支払うほどでした。
そのため、「無理してでも働かなければならない」と焦って復帰し、また体調を崩すという悪循環にいました。
そこで、目標を長期的な復帰に切り替え、正社員からパート雇用へ。
勤務時間を減らし、障害年金を申請して経済面をカバーする事にしました。
しかし、見通しは甘かった。
第一の難関【年金事務所への相談】
まず、障害年金を申請できるか確認するために、最寄の年金事務所へ行きました。
すぐに済むと思っていましたが、実際に行ってみると、待合室にはものすごい人数がいました。
順番待ちをしていても、なかなか呼ばれず。
結局2時間経ってようやく呼ばれ、席につくことができました。
後から知りましたが、事前に予約をしている人が優先で、何かしらの理由で予約枠が空いたら、初めて順番が回ってくるシステムでした。
そして、予約枠は常に一杯。
相談が終わった後に、事務所の方に確認したところ、直近で予約できる日は1ヶ月以上先とのこと。
相談室の席に座るだけでも、精神疾患のある人にとって、かなりの重労働でした。
つづく。
働く人がうつで働けなくなる。その前に手が打てる方法を模索し実現することで、社会に貢献していきます。