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トップビジネススクールにおけるリーダー育成:日本企業の課題とは①

「正解のない」時代の中で、新しいビジネスを切り拓き、
組織をリードすることができるリーダー
をどのように育成していくのか?
コロナ禍の影響により「ニューノーマル」へシフトした今、
企業に大きく問われている問いです。

世界のトップビジネススクールでは今、
どのようなプログラムを通じて、リーダー育成を行っているのでしょうか?

第242回グローバル人材育成研究会では、
6年連続企業内研修世界No.1に選ばれ、
日本企業が抱えている課題を基にカスタマイズプログラムを
包括的にデザインしていく『柔軟性』に定評がある
スペインのIESEビジネススクール
より、
エグゼクティブ教育部門アジア統括、東京オフィス代表の加賀谷順一氏
にご登壇いただき、

・世界トップビジネススクールでの、リーダー育成プログラムの現状
・今後求められるリーダー人材モデルとその育成方法
・グローバル化をサポートする中で見えた、日本企業の経営課題

についてお話しをいただきました。

開催にあたり、まずは当社代表の福田より、
・エグゼクティブエデュケーションとは
・学びを最大化するための秘訣

についてお話しさせていただきました。

■世界トップビジネススクールでの、リーダー育成プログラム:エグゼクティブエデュケーションとは

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エグゼクティブ エデュケーション」は、
世界トップの教授&グローバルトップタレントが集まる、
グローバルリーダー育成の場としての「最高峰の場」と言われる、
ビジネススクールのプログラムです。

企業からの「ビジネススクール派遣」で、日本で一般的だったのは、
経営の基礎を学ぶ学位取得を目的とした「MBA」制度でした。

しかし近年では、エグゼクティブエデュケーションへの参加に
切り替える企業が続出しています。
・クロスボーダーM&Aの増加(PMI人材枯渇)
・ディスラプションへの対応
・優秀人材のリテンション後継者育成
といった時代のニーズを受けて、世界中のリーダーが、
高密度・高濃度な内容で自己革新を行い、より難易度の高い職責を
全うできるようにする
ために、プログラムへのニーズが高まっています。

■MBAとエグゼクティブエデュケーションの違い
MBA

・学位取得が目的であり、期間も2年と長期
・取得後に離職をされるケースも多い
エグゼクティブエデュケーション
・最短3日間~最長でも2ヶ月ほどの短期集中型
・ビジネススクールの中でも実力トップの教授が集まり、世界中で人気教授の引き抜き合戦が行われているほど、質の高いプログラムが提供される、ビジネスパーソン特化型
■エグゼクティブエデュケーションでの提供プログラム分類
・カスタムプログラム: 企業特化のプログラム(その企業の課題特化でプログラムをデザインする)
・オープンプログラム:世界中の様々な企業から派遣される人と共に学ぶプログラム 
 →オープンプログラムは大きく分けて3つほどの階層別のプログラムに分かれていることが多く、キャリアのどの段階にいるかによって、参加すべきプログラムが変わる。
 例)1プレイヤーからリーダーになるためのプログラム、10年間P/L責任を持ってある事業を牽引してきたリーダーが、全社を俯瞰的に見てリードできるようになるためのプログラム、など

■日本人がエグゼクティブエデュケーションに参加した際に、陥りがちな状況と対策は?

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グローバルのトップタレントとの学びの場を体感し、
参加者から多く挙がる声は
「自分の人生、キャリアにとって大きな分岐点となった」という声です。

一方、
「高速のディスカッションで議論がどんどん展開される場に、
ついていくことすら、非常に大変」
という声も多く寄せられます。
これは英語力のみにとどまらず、マインドセットやカルチャーの問題
からしてハードルが高い場合が多いのです。

「こんなところだと知ってたら、もっと準備したのに」
とならないよう、学びを最大化させるためにも、
事前にReadiness(準備ができている状態)を整えることが重要です。
特に以下3点について、詳細をご紹介しました。

・WHO YOU AREを知る(内省)
・多様性受容
・効果的コミュニケーションスキル(場に貢献すること)

では、IESEではどのようなリーダー育成が行われているのでしょうか? 
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