見出し画像

ダニエル書の預言と歴史 ①

まずはダニエル書の2章について説明していきたい。

2章31節~42節を読んでいただきたい。

ネブカデネザル王は夢を見た。
その夢がどんな夢であったのか、またその夢の意味が何を表すのかを解き明かすように命じた。
夢の内容を解き明かすのならばまだしも、夢の内容まで当てろというほぼ不可能に近いような内容であった。

しかしこれを解き明かしたのがダニエルである。
その夢の内容が金の頭、銀の胸、青銅の腰、鉄の脛、そして鉄と粘土の両足を持つ巨象が登場することになる。

これはそれぞれ国を表している。
金の頭というのは「金の都」とも呼ばれたバビロンを表している。
このバビロンはクロス王によって滅ぼされるのだが
このクロス王についてイザヤ書44章に
クロス王の名前、そしてバビロンをどのように陥落させるかという光景まで示されている。
そしてこれがクロス王が産まれる約150年前に書かれていることなのです。
この聖書の部分を読んで、預言に対する不 信が消え、神を信じた著名な学者も多いと言われている。

次の銀の胸がペルシャを示している。
実際にペルシャは税金や商取引も全て銀で行われており銀で象徴される国であった。

その次はペルシャ王国を滅ぼしたギリシャを示している。
ギリシャは青銅の縦、青銅の兜、青銅の鎧、青銅の剣を帯びていました。
まさしく青銅の腰と預言された通りである。

そして最後の鉄の脛と鉄と粘土の交じった足である。
これはギリシャを滅ぼしたローマを示している。
鉄のようにすべてのものを砕くと書いてあるように強力な軍隊と征服力を表している。
そして鉄と粘土の交じった足というのはローマが次にどのようになるかを示している。
足というのは指が10本あるようにちょうど10の国に分裂したのである。
しかし鉄と粘土が婚姻によって相交じるが決して一つになることはない。
というダニエル書の言葉があるように、
多くの指導者がヨーロッパ統一を目指したが、
誰一人として一つにすることができなかったのである。

このように聖書の預言の通りに事実の歴史が動いてきたのである。
次にダニエル書7章についてみていきたい。
7章も2勝と同じような内容を示しているが、
そこから驚くべき内容を知ることができる。

そして2章の最後に書いてある人手によらずに切り出された石によって
打ち砕かれるという事についてもまた深く話していきたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?