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Twitterの同名垢のちょっと長い文章用。読売ジャイアンツとSC相模原の観戦記がメイ…

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Twitterの同名垢のちょっと長い文章用。読売ジャイアンツとSC相模原の観戦記がメイン。 (元々巨人戦を書こうと思って始めましたが、2021年に相模原に出会ってからはサッカーの方にお熱です) それ以外にも思いついたままに書きたいことを書くかも。

マガジン

  • SC相模原(2022)

    2022年に投稿したSC相模原に関連した記事をまとめました。

  • サッカード素人のSC相模原観戦記(2021)

    今までプロ野球しか見たことがなかったサッカー完全ド素人の相模原市民が、2021年のSC相模原戦を観戦して感じたことを記事にしています。 それぞれの記事を読んで頂いてサッカー・Jリーグ、そして相模原の良いなと思ったことが少しでも伝われば幸いです。

  • 2019読売ジャイアンツ観戦記

    2019シーズンの読売ジャイアンツの観戦の記録と雑感をまとめてます。

最近の記事

  • 固定された記事

サッカード素人がSC相模原のJ2初勝利を見て泣いた話。

3月21日18時前、暴風雨が吹き荒れる相模原ギオンスタジアム。 僕は、少し前までほとんど知らなかった地元クラブ、SC相模原の勝利を見て、泣いていた。 話は1ヶ月前に遡る。 あのDeNAが今季J2に昇格したSC相模原のトップスポンサーになるというニュースが、地元を駆け巡った。 もしかしたら、地元・相模原にこれから凄いことが起きるかもしれない。記事を読んだとき、瞬間的にそう思った。 SC相模原、正直あまり知らなかった。 もちろん、地元にあるクラブでどうやらJ2になったらし

    • 決意と覚悟

      日数を調べてみたら、589日だった。 僕が初めて浮田健誠選手のゴールを見たのが、2年前の7月。 当時応援し始めたクラブ・SC相模原にやってきて、 ひょんなことからをユニフォーム買い、 ひょんなことから応援を始め、 ひょんなことから大好きな選手になり、 相模原を退団してからもなるべく試合を見に行くようになり、 気付けば出会ってから2年が経っていた。 初ゴールのあの日から、色々なことがあった。 苦しむチームと、必死に役割を探して果たそうとする姿。 退団、新たなクラブでの船出

      • 「夢」が生まれる瞬間を見た話

        プロスポーツでは、「夢を与える」という表現をよく目にする。 今まで、「夢」とはなんだろうと思っていた。 「夢」というワードから連想される、ポジティブで未来が明るい感覚。 分かるようで分からない、ちょっとだけ分かるこの言葉。 その正体を垣間見た気がする。 そんな試合だった。 2024J3リーグ第2節・SC相模原対ヴァンラーレ八戸。 試合は、一進一退の攻防を相模原が制したウノゼロゲームとなった。 非常に静かなセットアップで始まった前半戦。 昨年の相模原でよく見られたハイプ

        • 助け舟

          ティーンの頃、「大人だよね」と言われることがあった。 年齢より幼くて汚く言えば"ガキっぽい"見た目の割には話が通るとか、考え方が達観してるとか、そういう印象を持ってもらったからなのかも、と当時思っていた。 けれど、実際そんなことはない。 人生のステージにおいて、僕はいつも何歩か、それなりに出遅れている。 小学生の頃、中学受験をした。 両親のすすめを受けて、周りよりも遅いタイミングで始めた。最初の頃、偏差値はグングン伸びたけど、半年もしたら伸び悩んだ。 成果が出ないことに

        • 固定された記事

        サッカード素人がSC相模原のJ2初勝利を見て泣いた話。

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        • SC相模原(2022)
          17本
        • サッカード素人のSC相模原観戦記(2021)
          16本
        • 2019読売ジャイアンツ観戦記
          30本

        記事

          100の試合に出ること。

          ひそかにカウントダウンを始めたの半年くらい前からだったろうか。 ふと、応援してるJリーグ・FC岐阜所属の浮田健誠選手のJリーグ公式戦の出場試合数が気になって調べた。確かその時点で88試合とか、そこら辺だったと思う。 このまま試合に出続ければ、100試合出場はこれくらいかな、と何となく皮算用していた。その時点では、特に何も思うことがなかった。 けれどそれから少し経った夏場、彼は試合に出られなくなった。 故障やコンディション、色々なことがあったのだと思う。 これくらいで達

          100の試合に出ること。

          食らいつき、這い上がり、そして立ち向かおう。

          2023年11月12日、J3リーグ第35節・SC相模原対FC大阪。 SC相模原のJ3リーグ残留を告げる長い笛の音を聞いて、その場でうずくまって泣いてしまった。 とても静かな展開だった前半。 互いに何度かチャンスを作るも決め手に欠き、0-0で迎えた後半、信じられないような45分間を過ごした。 後半10分台、SC相模原はなかなかボールを奪い取れず、自陣内でのプレーを強いられる展開になっていた。 ある程度サッカーの試合を見るようになって、この時間帯を凌ぎきれば流れが傾くと直感し

          食らいつき、這い上がり、そして立ち向かおう。

          信じているから。

          彼がボールを持って一歩踏み出す瞬間、身が焦がれるような感覚に支配される。 足元のボールから視線を上げて、周りの選手達を視界に収めた時、次のプレーを待つ自分の心臓の鼓動が聞こえそうになる。 スペースを見つけて走り出した時、相手の間を縫ってパスを出す時、そしてシュートを打つ時、一瞬で心が沸き立つ。 記憶にも身体にも何度も何度も灼き付いた強烈な感覚。 彼を追いかけて、僕は何度でもスタジアムへ行く。 FC岐阜・背番号15、浮田健誠選手。 昨季、僕の地元クラブ・SC相模原に在籍し

          信じているから。

          思いよ、届け

          声にならない叫び、まともに跳べない足、にじむ視界。 それでも伝えたい思いが溢れた。 J3リーグ・第21節、SC相模原対カマタマーレ讃岐。 最下位からの抜け出しを図る中で、下位チームを迎えてのホームゲーム。 夏、5人の新加入選手がやってきた。応援するそれぞれが、それぞれに思いを抱えてこの大量移籍を見守ったと思う。 クラブの方針に対する様々な気持ち、新加入選手への期待、既存のメンバーを後押しする気持ち。 様々な思いが交錯している中、試合が始まった。 前半は互いに決定機を作

          思いよ、届け

          「闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう」

          病みそうだ……と感じてから数週間。着々とメンタルが降下していっている。 けれど、その"底"は、一度突っ込めば戻るのに凄まじい苦労を必要にする奈落のような底だったりする。それはもう経験則で分かっている。 何とか奈落の底に落ちるのは回避しようと自分のご機嫌を取ってみたけれど、今回はなかなか上手くいかない。 もしかしたら、ちょっと本当にどうにもならなくなるかもしれない。割と焦ってる。 まあ焦ってもどうにもならないんだけれども。 原因も何となく分かってる。 「あのやり取りが未だに

          「闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう」

          勝ちたいに決まってる。

          若い選手だから……。 これから成長してくれるから……。 開幕してからの3ヶ月間、なかなか勝ち点3を積み上げることができない今年のSC相模原(1勝5敗6分)に対して、こう言い訳して納得しようとしていた自分がいないと言えば嘘になる。 まだ何者でもない、2023年のSC相模原の若い選手たち。Jリーグ未経験の選手や学卒のルーキー選手も多い。 彼等がこれから羽ばたけるように、飛躍できるように、今は膝をぐっと屈んで、我慢しよう。そう思っていた。 それなのに、僕は試合後、人目を憚らず

          勝ちたいに決まってる。

          エナジーフットボール

          3月12日、2023年J3リーグ第2節・ニッパツ三ツ沢球技場をホームとして、福島ユナイテッドFCを迎えての一戦。 折しも、前日である3月11日は東日本大震災から12年目の節目の日となった。 両ゴール裏の横断幕に、 「12年目の日常を全力で」 「3.11を胸に 共に」 とあったように、試合は自分が応援したいクラブを応援することができる日常の喜びや幸せを噛み締める、白熱した展開となった。 前半、相模原は要所でテンポの良いボール運びやセットアップされた組み立てを見せるなど、まと

          エナジーフットボール

          共に育ち、共に戦おう。

          相模原に訪れたのは厳しく寒い冬だった。 2022シーズン、J3リーグ最下位。 そして、Jリーグ30年の歴史の中で最大となったこのオフの選手・コーチングスタッフの入れ替え。 これまで、サッカー以外にも色々なプロスポーツチームを応援してきたが、これほどまでに好きなチームを応援することに対して問いをぶつけられたオフは無かった。 チームの好きな雰囲気があった。 ずっと応援すると決めた選手がいた。 同じ夢を見て、必死に応援した時間があった。 その思い出たちが、心に毛羽立ったささ

          共に育ち、共に戦おう。

          SC相模原の、共に育ち 共に戦うスタジアムMCの話

          2022年のSC相模原には、共に育ち共に戦う、とても心強いスタジアムMCがいた。 今季からSC相模原のホームゲームで、スタジアムMCを務めている福田悠さん。 地元・相模原市出身の福田さんは、サッカーのスタジアムMCはSC相模原が初挑戦。 福田さんのMCの特徴は、現役フットサル選手でもあるその経験を生かしたフットボール眼。 前半を終了してハーフタイムに選手がピッチから引き上げる際には、自身が見た相模原の選手のホットプレーをすかさず取り上げてスタジアムに共有する。 また、試

          SC相模原の、共に育ち 共に戦うスタジアムMCの話

          未来は過去を変えられる。

          2022年、J3リーグ・最終節、松本山雅FC対SC相模原。 終盤に失点を喫して、0-1で敗戦。 SC相模原は、勝ち点25で今季のJ3最下位が決まった。 敗因に関して、色々な意見があることは分かるし、スタジアムでリーグ戦を33試合見ることができた人間として、思うところもある。 そして、プロチームである以上、その評価は結果と数字が下すものであって、間違いなく今季の相模原は良くなかった。 けれど、僕はここまで何とか現状を打破しようともがいて必死に戦ってくれた選手たちを手放しに

          未来は過去を変えられる。

          一生応援すると決めたから

          11/6、福岡県北九州市。 ミクニワールドスタジアム北九州で行われた試合後、僕はスタンドで思わず泣いてしまうことになった。 自分と同じく浮田健誠選手を応援されていて、山口から西日本のスタジアムを中心に相模原にもいらっしゃっている方との試合後の挨拶。 6月に初めてお会いしてからは、全国各地のスタジアムでお会いする度に挨拶していた。 ミクスタでの一戦は、今季のSC相模原の西日本でのラストマッチ。 その方も今季のラスト観戦だと仰っていた。 試合後に握手をした時、ふと 「緑と

          一生応援すると決めたから

          ボールと「夢」を追いかけて。

          2022年9月11日、YSCC横浜対SC相模原。 J3神奈川ダービーを4-0の大量点差で制した後にゴール裏で喜ぶ選手たち。 あの時僕は、泣いていた。 肩を組んだ選手達とスタンドのファン・サポーターが向かい合って飛び跳ねて、皆笑顔で盛り上がって勝利を称える。 このクラブでこういう光景が見たくて、こういう楽しい思いをしたくて、僕はSC相模原を応援しているんだと改めて感じた。 J3。決してサッカー最高峰ではない国の、3部リーグ。 去年SC相模原を応援するようになったが、それま

          ボールと「夢」を追いかけて。