教育格差

「教育格差」という言葉が存在している。
確かに東京のような大都会には、医学部に行くためだけの塾や慶應幼稚舎なんかを目指すための塾も充実している。
人口も多いので、自ずと賢い学校も多い。
勉強する環境が整えられていることは事実だ。

けれど、宮城の港町にはそんな有名塾なんて無いし、エスカレーター式のいい小中学校だって無い。

そんなところで育ったわたしではあるが、大学受験なんかは塾にも通わなかったし、まあそれでも明治大学には入れた。
塾代ってすごく高いし、わたしは行かないでも絶対入ってやると思っていたし。
若い頃のバイタリティというのは、重要だ。

それでも明治くらいには入れるのだ、本人の努力と根性。
それと大切なものは……

自分は〜5歳くらいの子供が、完全に物心がつくまでにどれだけ「あらゆる物事に興味関心を持てるようになるか」が重要であると思う。

郊外だろうとも、図鑑やパズルくらいはある。
小さな頃、わたしは図鑑を開いては「うちゅうでっかすぎてわかんない!」「ねえねえイギリスには2かいだてのバスがあるの?」「マンボウはたくさんたまごをうむのにみんなほとんどしんじゃうんだって…」だとか、もう様々なことを知ってはワクワクしてたまらなかった。
パズルも積み木もずーっとやっていた。
ピースの大きいジグソーパズルではあったが、ボロボロになるまでおジャ魔女どれみのパズルをやっていた。

積み木は特におもしろくて、いかに高さを出せるか……こだわりを持ってやっていた記憶がある(笑)

わたしは、このようなことを小さな頃から親にさせてもらっていたおかげで、恥ずかしくないレベルの学歴があるんだと思っている。

子供は知的好奇心の塊だ。
子供は伸び代しかない。

その時期にどれだけ、うまいこと様々な事柄に対して興味を持たせてやれるかが親の役目であり、教育格差を埋める大切なキーになると思う。

だからわたしは「教育格差」という言葉が嫌いだ。
教育格差は、親子の努力で埋めることができるとわたしは考えている。
勉強はつらいこともあったけど、それでもテストでいい点を取るのは悪くなかった。小さな頃に知識を吸収するということは、有益で楽しいことであると学んでいたからだ。
特に高校までのテストは、いかに得点を出すかというゲーム性を見出していたので、かなり楽しかった。

ちなみに、今でもわたしの知的好奇心は留まることを知らない。
世界の果てまで行きたい!ブラックホールってどうなってるの!ツァーリボンバ落としたら地球は滅亡するのか!フリーメイソンって結局何者だ!FBIって実は身の回りにいたりするのかな!南海トラフはいつ起きるんですか!

世の中分からないことだらけ。
病でつらい時もあるけれど、もう知りたいことがたくさんあって世界はワクワクで満ちている。

そのワクワクを、小さな子供たちが理解してくれれば、きっと子供たちの心は豊かになるはず。少なくとも大バカにはならないで済むと思う……
とにかく、教育格差は努力次第で埋めることができるはずだ。
物はやりよう、という言葉を信じてね。

《あとがき》
子供は、一旦置いといて。
知的好奇心の無い大人が本当に多いなと思う。
会社に行き、飲みに行き、そんなルーティーン。

仕事で忙しすぎるからそんな暇ありません?
それは違う。惰性の生活を送り、何の思考もしていないからだ。
いや、マジでホントに「なぜ日本の教育はここまで低レベルなのか」「高齢社会にどう対応していくべきか」とか真剣に思うことないの?
政治に関しては、主権は国民にあるんだぞ?
わたしはこのような大人に対して危機感を抱く。

わたしは「人間は考える故に人間」だと思うので、そういう人達をあまり人間と捉えたくはない。思考をしなければ、何も生まれないし。
そりゃ仕事も捗らんだろう。
寝る前に3分でも、考える時間を取ればいいのに。
だから、ただただ奴隷のように働く大人が多いんだろうなと感じる。

#note #no民 #ブログ #教育格差 #進学 #受験 #環境 #バイタリティ #図鑑 #パズル #物心 #興味 #知的好奇心 #ワクワク #ブラックホール #ツァーリボンバ #フリーメイソン #南海トラフ #子供 #子ども #ルーティーン #惰性 #思考 #高齢社会 #国民主権 #奴隷

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?