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あなたはどうしたい?どんなきもち?

先日、Twitterでトレンドニュースになっていた記事。

中2で起業、高1で母校買収した慶応生の正体
仁禮彩香「私たちが日本の教育を変えていく」

「母校を買収」というパワーワードも”トレンド”になるほど大きく注目された記事です。

そう、あの頃・・・あの時!もしも!?湘南インターナショナルスクールにお世話になっていたら・・・と、しばらく封印していた記憶が掘り起こされました。

一度目の”あの時”は、幼稚園選びの時。

引っ越す前の我が家は、湘南インターナショナルスクールに歩いて通える距離でした。大きな公園に行った時や駅の改札周辺などで、幾度も見かけたことがある元気いっぱいの生徒さん達。

我が家は裕福な家庭では無く、夫が本業を辞めて異業種に参入したばかり。その借金の返済や、目が回るような忙しさに頭を悩ませていた時期でした。息子が幼稚園に行くようになったら、私も仕事をするつもりでしたので湘南インターナショナルスクールも含め、あちこちの幼稚園の入園の資料を取り寄せてはみたものの・・・やはり高い学費は厳しい。無理はしないでおこうと金銭面で断念することにしました。(当時、息子は2歳半)

息子が、どうにかこうにかして幼稚園に入園して以降、我が家は「台風の中に入ってしまったくらいの勢い」でバランスを大きく崩しました。息子は入園早々に不登園になり→退園することになり→高IQゆえの不適合であろうと判明し放心状態。※集団生活無理かも!?

高IQ児をよく知る方に相談したところ「公立小学校は、先ず無理でしょうね。」とアドバイス頂き、息子に合う”私立”の小学校探しが、幼稚園探しと並行して始まりました。(当時、息子は3歳半)

振り返ってみると「何故、あの時頑張って通わせられなかったのか・・・」と、やはり・・・正直の所、じわじわと悔やまれます。

2度目の”あの時”は、実は今も継続しています。心のどこかで今も検討中。

幼稚園と、小学校を合わせて検討していた湘南インターナショナルスクール。金銭的に厳しいのは承知で、とにかく見学に行ってみようか!ということになり、夫と息子と私の3人で出掛けました。※道々、草や花を摘んだりして「通うことになったらこの道を通るのかな?」などと言いながら、てくてく歩いて到着。

説明会は他の参加者も数組居たと思いますが、随分昔の話ですし「我が家は台風の中」でしたので記憶が曖昧です。ご了承下さいませ。

入口から校舎へ入ると、少し広いスペースがあって英語の絵本がずらりと本棚に並んでいました。テレビとDVDと座り心地の良さそうな椅子かソファーがありました。ふかふかの絨毯に寝転がって本を読んだり、ギターなどの楽器を弾いたり自由に過ごすことが出来るのだなと一瞬で理解出来ました。

受付を済ませて、教室の中へ。

壁も飾りもカラフル!いかにも外国風なインテリア!子ども達が書いたであろう英語や絵が外国の子どもが描いたっぽい雰囲気!!!インターナショナルだ!!!

素敵な空間に圧倒されながら幼稚園のお子さんがいるスペースへ移動して、園長先生(岩澤ゲイティさん)のお話を伺いました。

当時は、モンテッソーリ、シュタイナー、レッジョエミリア、様々な教育法があり(流行して)色々な教育法を研究中だった私。

岩澤さんのお話を聞きながら「そうそう!解る~~~!真似したい!取り入れたい!」と共感し「あぁ、私は息子をコントロールしているな~」と反省したりもしました。

さて、お隣の教室・・・小学生の子ども達は、その日はお天気が良い日だったので「外で遊ぶ」を選択して出掛け、教室には誰も居ませんでしたのでこちらも見学させて頂きました。

朝、学校へ到着してから「今日は何する?」から始めるのだそうです。何をして過ごすか?自分たちで決められる。雨降りでも出かけることもあるし、電車で科学館に行ったり、世界中どこでもが彼らの学び場なのだと。毎年の夏休みは、無人島に2週間!とか素敵過ぎる!!!

「それは!私が通いたいわ!」と、私が!思いました。他の保護者さんも同じように思う方が多くいらっしゃるそうで、親御さんの為の勉強会(英語や教育の考え方など)が毎週開催されていたそうです。※今は解りません。

教室の壁には、お習字がずらりと貼られていました。文化を体験しながら学んだり、音楽や演劇など芸術を愉しんだり、海外の文化ももちろん盛り込まれているのが創作物を見て分かりました。素敵だな~。

そこで、”勉強大好き!勉強させたい夫”が「学習面は?学力は?」と、質問しました。

そして、小学校を創ることになった経緯を伺うことになり、そのお話から「学力」を無駄に心配しなくて良いのだと理解出来ました。

子ども達の「やりたい!」「知りたい!」を大人がサポートする。

子ども達が「先生!学校作って!」と難題を出してくる。「そんなの無理に決まってる!」などと言わないで「じゃぁ考えてみよう、やってみよう!」と大人が動く姿を子ども達に見せる。実行して何かしらの結果を出す。

岩澤ゲイティさんは、それをやってのけた。

そりゃ~もう!学校を作るなんて!!!難しいに決まっています!!!

でも、子ども達の「やりたい!」「知りたい!」を大人がサポートするという小さい積み重ねを、常にやり続けて居たら!そのハードルは案外そう高くは無いのではないか?と私は感じました。※難しいに決まってはいますが。

ちょうどその頃は、仁禮さんが”子どものための学びの場”を作ったところでしたので、先生はその奮闘ぶりを嬉しそうに、誇らしそうに話して下さいました。こうして、子どもの成長や夢をずっと見守り、支えられるのって幸せだろうなとも思いました。

数年後、冒頭で話した記事にも書かれている「母校を買収」も、同様に彼女らのチャレンジの続き=大人がサポートして実現したのだろうと想像しました。※後継者について少し言及=悩んでいらっしゃった記憶があります。その頃、母子移住していた私達は関東に戻る決意をして湘南インターナショナルも視野に入れていたので確か問い合わせた?のだったかな???

経営者が交代し、今はどんな雰囲気の学校になったのだろうか???

私は、非常に!興味がありますが!!!息子はホームスクール(アンスクーリング)で落ち着いていますので、一先ず様子見・・・という感じのこの頃です。


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