上司が1人でやっていた仕事を教わり、2人でできるようになった。

その教わった仕事を、私が教え、3人でできるようになった。

もちろん、教え方も覚え方も違う。

得意なことも苦手なことも違う。

気になることも、それぞれだし、こだわりだって違う。

1人で仕事をする時には、自分のこだわりでやればいい。

2人でやるようになったら、相手の好みやクセなんかを覚えて、仕事をこなしてきた。

同じ仕事を3人でするようになれば、ルールが必要になってくる。

ただルールを決めても、自分のやりやすさを優先し、ルールがルールではなくなったりする。

忘れてしまうとか、忘れやすいルールもある。

私はミスしながら覚えてきたけれど、今は作業中の不具合を、資料にするように言われている。

そして、ミスしない作業の仕方を考えて、またそれも資料にする予定である。

それらで、これから仕事を覚える人達、また指導する人達の負担を減らすことができればと、上司は考えている。

それを私にやらせてくれている。

私が、仕事を覚える時の苦労と、教える時の難しさが分かると、その資料作成の仕事を与えてくれた。

そして、分かりやすい資料を作る難しさに、もがいている。

楽しみながら。

誰かに仕事を教わり、教え、引き継ぎ、自分はまた新しく学ぶ。

これは仕事でなくても、大切なことなのだろう。

その気持ちを忘れることなく。

40代の私は、まだまだ伸び盛りだ。