朝から娘を駅に送る。

その後は、障害のある長男が入院している病院へ向かった。

役員会のため。

いわゆるPTAみたいな、保護者の会である。

子供達が学校を卒業すれば、PTAの役員からは、ほぼほぼ解放される。

が、障害のある長男の場合、解放されることは無かった。

いゃ、実は、その会に入会することは拒否できたようだ。

入会していない人がいることを、役員になって初めて知った。

今年一緒に役員をしている人達も、初めて知ったみたいで、なんなら退会したいくらいだと言っていた。

私は息子がお世話になっていることもあり、退会はあまり考えてはいないけれど、目的やら目標が見えない会ではあると感じる。

年会費だけ取られ、メリットを感じられないと言われるのには、そう感じる理由があるのだろう。

役員会に行っても、全体集会を午前中にするのか午後からにするのかとか、DVDがモニターに映らず、予定されていた動画が観れなかったりとか。

私の午前中は、終わってしまった。

でも私は、時間を無駄にしたとは思っておらず。

古株で年配の方々と、新参者でまだまだ未熟な私達の間には、価値観の違いが間違いなくある。

そこをなんとか埋めたい。

もちろん揉めるのではなく、歩み寄りたい。

寄りたいし、寄らせたい。

そんな思いがいつもある。

患者の家族側と病院側の、ちょっとした溝を、話し合いでうまくまとまらないものかと、いつも感じる。

もう少しうまく、コミュニケーションを取れないものかと。

なんだかいつも、みんな攻撃的な言葉であったり、弱々しく折れてしまったり、勝ち負けを決めたがっているように感じる。

そして内容は、若干どうでもいいことだったり。

私はどっちの味方でもないが、意見はある。

でも、相手に自分の意見を押し付けるつもりはなく、できればそれぞれが納得できる、中間地点みたいなものを、いつも探していたりする。

もう少し聞いてみたらどうですか？

自分の意見を伝えるだけではなく、話し合いができるといいな。

言い争いになってしまう時には、いつもそんなことを思ってしまうのです。