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学習によって作られし思考

生成AIは膨大な量のデータの蓄積から、質問の答えを返してくる。

人間よりもすごいところはたくさんあるけど「まだまだだね」というところも(今のところは)ある。

人間だって学習によって知識や知恵を習得する(忘れたりもするけど)

私はビビリキングなので、慎重なところもあるけれど、うっかりぼんやりしている部分も多いので、残念エピソードも多い。


YouTubeで、なぜかオススメに「都内の激安宿」とかいうのが出てきて、私がまだ20代前半の若かりし頃の記憶が蘇った。

所用で初めての場所(国内)に一人で泊まることになった。

もちろん、宿の予約も初めて。

そこは都会からは少し離れた、なんとなく寂れた場所だった(気がする。記憶が曖昧なので定かではない)

宿に着いてチェックイン。

二泊の予定だった。

・・・ここは民宿?

部屋の鍵をもらって階段を登って二階の部屋に行く。

・・・なに、この部屋。

体感一畳。

そんな訳はないと思うけど、細いベッドと細い通路?しかなくて、テレビがベッドの足元側の天井付近の棚にあった。

・・・狭すぎん?

え?トイレは?お風呂は?

トイレはいくつかあるけど、男女共用?

水道というか、水場?みたいなのが並んでいる。

お風呂ももちろん共用で、使っている時は鍵を掛けて、ドアに「使用中」の札をぶら下げる方式。

・・・む、無理ぃ〜!

私はお風呂に入ることは諦めた。

トイレに行く時は、部屋のドアを開けて誰もいないのを確認して、ダッシュで行って、ダッシュで戻った。

水場で、顔を急いで洗って、高速で歯磨きをして、即部屋に戻った。

無理、無理、無理、無理・・・

一睡も出来ずに「ここに二泊出来ない」と始発の時間までジリジリ待って、フロントに行き「すみません。一泊でキャンセルさせてください」

心の中で「一刻も早く、ここから脱出出来るなら、キャンセル料はいりませんから、頼む!」と思っていた。

どうでもよかったけど、一泊分は返金されたような気がする。

這う這うの体で退散。

荷物を抱えて、所用の場所に比較的近い駅(栄えている)のビジネスホテルを予約した。

ビジネスホテルはハッキリ言って最高だった。

部屋にユニットバスがある幸せを噛みしめた。

悪夢のような民宿の倍くらいはしたけど、今後は二度と安いなどという理由で宿を決めないで、ビジネスホテルにしようと心に決めた。

こうして、私のホテル予約の基準はあの失敗を経て学習し、現在まで活かされている。

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