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打ち出の小槌

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古代米と藤森さんとの出会い

古代米と藤森さんとの出会い

 かれこれ10年にもなるだろうか。古代米(赤米・紫米)と言われる真っ黒なもち米が一時、健康食品ブームの流れでよく売られていた。JAと契約されている個人農家がその殆どの耕作者で、そこから広がり、五穀米などにも含まれている。この古代米と私が出会ったのは、25年ほど前になる。ブームになる前から知っていたのは、市内で「おやまぼくち」という店名の蕎麦屋さんから始まった。

 オヤマボクチとは、山に自生するア

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医者に苦情をぶちまけた話

医者に苦情をぶちまけた話

 タイトルの通りである。いろいろな修辞をせずに、ずばりそのまま書くのが私の心境そのものだろう。医者の治療に不信感をいだき、終わったはずの治療のその後に納得できず、毎日、歯茎の痛みに耐えながら、どうしたものかと悶々としながら何もしないでいる自分が哀れで、「このまま泣き寝入りするのか?」と自問しながら半年が経った。

 「泣き寝入り」は、嫌な事である。この言葉の裏側の心境は、恨み辛みの混濁した嫌いな自

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え?と思ったのだが、"likeness"という言葉に"portrait"の意味がある。というか、それが現代英語でメイン。"a good likeness of Churchill"とか使うらしい。

え?といえば"graphic"もそう。辞書だと、絵で描いたという意味だけど、これ、"The graphic testimony"とか、"graphic sex and violence"みたいに使う。「目に浮かぶような」ということろから、「生々しい」という意味になるらしい。

ドイツ語の「水曜日」

ドイツ語の「水曜日」は"Mittwoch"、「週の真ん中」ということで、ここだけイレギュラーな名称になっている。ドイツ人らしい合理性だなと思っていたが、どうやら、教会に関連しているっぽい。ラテン語の"media hebdomas"から。

うかつだったのだが、もしかしてと調べてみたら、英語でも"midweek"というまんまの言葉があった。で、これ、英語の場合、"Midweek"というふうに頭を大文

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ドイツ語の「土曜日」

ドイツ語で「土曜日」は二つの言い方があって、"Samstag"と"Sonnabend"だが、まあ、そう覚えたあと、なんで?と思って調べてみて、またまたびっくり。

北部で使われている"Sonnabend"については、字面から"Sonn"+"abend"、つまり"Sonntag"の前夜だろうと思う。ところがそれはそうらしいが、なんと、聖ボニファティウスによるこれは英語からの外来語らしい。Old En

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马上有对象(Mǎshàng yǒu duìxiàng)

马上有对象(Mǎshàng yǒu duìxiàng)、意味は、「すぐに恋人がある」ということで、「马上」は「すぐに」、「对象」は「恋人」。ただし、「马上」は直訳すると「馬の上」。「对象」は「大象(Dàxiàng)」に似ているので、こんな縁起を担いだ駄洒落になる。

ピンズラードイツ語フェーズ1終わりのリーディングレッスンが笑えた。

ようやく1か月のドイツ語レッスンが終わった。仕上げというほどでもないが、最後のリーディングレッスンをやっていて、爆笑した。

Entschuldigen Sie, bitte.
Ich möchte Milch kaufen, bitte.
Für das Auto.
Wie bitte?
Sie brauchen Milch für das Auto?
Das geht doch nicht.

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第4文型が取れない動詞について

「私は彼にこの規則を説明した」という日本語を英語に訳すとき、第4文型がとれない。

*I will explain you this rule.

なぜか?

ほとんどの英文法書には、explainという動詞がそういうものだからというくらいの説明しかない。

これはそらくフランス語の影響だからだろう。

フランス語だと、

Je vais vous expliquer cette règle.

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「コミットメント」のうんたら話

cakesの加藤さんの今日の話がコミットメントで、この言葉について私が語るとうんたらブログみたいになるんで割愛して、最近語学やって思うのは、語学で一番大切なのは、コミットメントかなと思う。語学にはいろんなコミットメントのありかたがあると思う。

その一つで大切かなと思うのは、まず一か月一時間毎日勉強することかな。これは簡略してれいの20時間としてもいいのかもしれない。ただ、4時間を5日とはちょっと

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中国語の学習を初めて2か月から3か月のころ、日本の街にあふれる漢字が奇妙に思えたものだ。ここは唐の時代の中国かという感じがした。現在はだいぶ、それが抜けて、頭を日本語モードと中国語モードに切り換えできるようになってきた。それはそれとして、日本語のカタカナは逆に不思議に思える。

僕の人生はもうそう長くもないし、若い人のような未来もないんで、語学みたいなもんをやっても無駄だなあと思っていたが、逆で、年取ったら語学とかするといいもんだなと思う。年取ると知識に偏るけど、語学というのはとても基本的な感性を刺激するように思うからだ。

"chump change"(はした金)の訳も、文章の中にあると、その前後の意味で自然に「はした金」と訳せるが、熟語だけ取り上げて仮にこの言い回しを机上でわかっていても、文脈が読めるとは言いがたい。語学学習の陥りやすい無駄かなとつくづく思う。元のテキストがあるのでとてもいい。

whiner(愚痴ばかり言う人)

whiner(愚痴ばかり言う人)

動詞"whine"(泣き言を言う)から、そういう人を指す言葉に。辞書によっては掲載されていない。発音はHの音を強調せず/waɪnə/となることが多いので、winner(勝利者)との駄洒落になることが多い。負け犬、弱虫といったニュアンスも。

日本には"whiner"がいっぱいるが、なぜかそれをぴったり示す言葉がない。方言にはあるかもしれない。「愚痴り屋」というの

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