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子供の「没頭」の見つけ方

僕のnoteでは過去に何度も、
「子供が好きなことに没頭する大切さ」
みたいなことを書いてきた。

子供に「寝食を忘れて没頭してしまうぐらい好きなこと」を見つけてほしいと思っている親は多いんじゃないかな。

大人になっても「青い鳥」を探し続けるのはさけたい。ダメではないけど、30代40代になっても自分は何が好きなんだろう・・?なんて思いながら仕事をするのは時間がもったいない。

好きなことに情熱を持って没頭すると、自然と「積み重ね」ができる。
今日明日すぐに出来るものでもない、他の誰かが簡単に追いつくことができない「モノ・コト」が身に付く。

その「積み重ね」がものになるまでには長い年月がかかるので、なおさら若いうちに見つかってほしい。

「100万人に1人の存在になる方法」や「10,000時間の法則」でも語られているように、いっぱしのスキルを身につけるには10,000時間を費やす必要があると言われている。

これはざっくり、
1日3時間で9年
1日5時間で5年

しかも、子供の間の1年2年と、大人になってからの1年2年は全く違う。子供はスポンジなので吸収力、習熟度が大人とは比べ物にならない。

積み重ねで得られること、
例えば、将棋、スポーツ、楽器、プログラミング、母国語以外の言語、などなど。今だったらYouTubeにコンテンツをあげるなんかもそうかな。

これらは全て、
「お金では手に入らないもの」
とにかく積み重ねが必須。

昔、著名な小説家(僕の記憶が間違っていなければ故景山民夫氏)が、
「大金払ってもいいから、ピアノが弾けるスキルが欲しい」
というようなことを言っていたのを今でも覚えている。

大人になると痛感しませんか? この「積み重ね」の大切さ。

時間ってボーッとしてるとすぐに過ぎてしまうじゃないですか。
「あ〜あ、アレを5年前から続けてたら今はもう・・・」
みたいなことがあり過ぎる。

ただ今回ここで言う「積み重ね」は子供の話で、
 "努力"の積み重ねとはちょっと違うと思っている。

大人であれば、腹筋を毎日30回やるとか、英会話の勉強を毎日30分やるとかできると思う。大人は先のことを考えて "努力" で自分に「積み重ね」を課すことができるだろうけど、子供には無理。

親の気持ちとしては、将来大人になってから役に立つからやってほしいって思うんだけど、子供はそんなこと考えて行動しませんよね。
まあでも逆に、
「将来役に立つからやってます」
なんて子供に言われたら何か嫌だけどね。

「365日毎晩、玄関の灯りを頼りに縄跳びを千回跳んでました!」
とか、
「出来なかったこと、出来たことを365日毎日ノートにつけてました」

みたいなことをテレビに出てくる天才少年少女が言っているのを聞くと、
「ウチの子にもやらせよう!」
なんて思ってしまうけど、そんなの無理でしょ、普通。

できる子と比べない。できる子は目に入ってきちゃうんだけど、子供はそれぞれその子のタイミングがある。早いとか遅いではない。

身長みたいなもので、
小学生の時にグンと伸びる子もいれば、中学校後半で伸びる子だっている。積み重ねて得られるスキルも同じ。

好きだから続ける、結果として積み重なる、が理想。
ゲームだったら、ほっといたら何時間でもやってしまう、みたいなことが理想ですよね。

基本運動が苦手なのにサッカーとかやらされてもだし、楽器だってそう、挫折したお父さんお母さんも多いのでは?
どれも、1ヶ月や2ヶ月やったからって上手にできることではない。

では、どうしたら没頭できるものが見つかるのか?

それはもう、いろいろやってみるしかないと思う。
無理のない範囲で、興味を持ったことをどんどんやらせてみたらいい。

しかし、子供は次から次へと飽きていくでしょう。笑
でも飽きっぽくても、三日坊主でも、諦めても怒らない。
「何かにトライしてみた」
その結果、続かないのであれば、その子に合わない、もしくは、タイミングが合わなかったんだと思う。

なので、できなくても挫折感を味わせないでほしい。今がそのタイミングではなかっただけで、将来またトライしたくなるかもしれません。

そのためにも三日坊主でも放っておいていいと思う。挫折感を味わうともう二度とやりたくなくなってしまうから。

「どうせすぐ飽きるでしょ?」なんて間違っても言わない。

あと、ゲームなんて、とか、Tiktokなんて、とか思わないで、どんなゲームにハマっているのか?どんな動画にハマっているのか?というのもよく話してみたらいい。

バカバカしい・・と思った動画でも、もしかしたら科学の実験みたいなことだったり、マイクラのMOD(Minecraft内のプログラム)みたいなものかもしれない。

アドバイスとして、一つ言えることは、
「誰かに褒められる」
っていうのは一つの大きなモチベーションになる。

できれば親ではない、他の誰かに褒められるといい。
(おじいちゃん、おばあちゃんも何でも褒めてくれちゃうのであまりオススメしない)

知り合いの誰かに頼んでもいいかもしれません。ちょっとヤラセっぽいけど、本人が頑張っていることは事実なわけで。苦笑

「きっかけ」です、英語でいう「トリガー」。
「やる気スイッチ」が "パチンっ” と入るかもしれません。

ウチの場合は、テニスもピアノもギターもゲームも宇宙も、全て誰かに褒められたことでハマっていったと言っていい。

大丈夫。子供は好奇心の塊なので次から次へと興味を持つ。親の思惑で好きなことを潰さずにスイッチが入りやすい状況だけ用意してあげたらいいんじゃないかな。

特に特効薬的な好きなことの見つけ方ではないかもしれないけど、
ヘタな鉄砲数撃ちゃ当たる、ぐらいに考えていてもいいのではないでしょうか。






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