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日本クローゼットツアー(9)観客ひとり!同じ家で2日間の連続ライブ

まずはこれをご覧ください。


ふむ。


そして。


この男性、、、。

この、どう考えても、ライブを楽しんでいるには見えない?

この方は誰でしょうか?

そうなんです。この方は、この家のご主人様。
なぜ彼のお家でライブをやらせてもらっているかと言いますと、、、

〜勿体ぶるのはやめて、、、

はい。最初からお話しましょう。

つまり、早い話がですね、この方の妻が私の友達だからです。
以外と単純な理由!!

この妻というのは、私の昔からの知り合いで、名前をは森山美枝子=モンちゃんといいます。

前回の岐阜在住のモヒカン!!ファッションデザイナーのウミちゃんも私の高校時代からの友人でしたが、こちらはもっと遡り、なんと中学一年生の時からの友達です。


2021年私のドキュメンタリー映画が北九州市で上映された時のスナップ

ちなみに中央の美形は、右が妹でそのお隣は妹のお友達です。

両側の私の友人達は、かなりキャラ濃いめ
類は類を呼ぶのでしょうか? 
二人とも(というか、私をいれると3人ですが。汗)北九州市門司出身の夫がナイスじゃないと、とんでもないことになるであろう無頼派、、、。

この時はわざわざ岐阜、大阪から駆けつけてくれ、
昔からの友人というのは、こういう時は本当に有難いですね。


で、話を戻しますと、

私がモンにこのクローゼットツアーの話をすると、
彼女はとくに美術ファン、音楽ファンというわけでもないのですが、即、

アンタのためやったら、人肌脱ぐけんね!

という極めて北九州的な対応で

あっという間に協力してくれることになりました。

しかし私は、彼女の家でやりたかった強力な理由が、他にもありました。
それは彼女が着物関係の仕事をしているからです。


これは営業用の写真??笑

今よく見ると、胸は雪だるま!!やはり一筋縄ではいかんです。笑


家に着物が入った押し入れがあるということで、それは願ったり叶ったり!!
日本クローゼットという触れ込みにピッタリでありました。

さっそくスケジュールを調整する段階にはいったのだが、お家にお邪魔する以上、旦那様(ユウさんと言います)にも、見てもらいたいなあという自然な流れ。

ユウさんは、東大から有名商社へ。ニューヨーク勤務を経て、今も貿易関係の仕事をしてらっしゃって、世界を飛び回っています。
もちろん英語もペラペラで、お友達も世界中に。。。
〜という、いわゆる超エリートコースを歩んできた方です。

そんな人は周りにいないので、ここは、是非と思って、
私のやっている事、シスターズのビデオを送ったりして、だいだいこんなものですが、いかがでしょうか?と、伺った。

そうしたら、

う~ん。
僕は、正直あまりよくわからないけど、、、、
でも、お家にいらっしゃるのは、ウェルカムです!

と、おもてなしのアプローチで了承してくださった。


ふむ。たしかに、私がアーティストとしてやっている事、やってきた事は、一般的には難解??でありましょう。

っていうか、正直言って


自分でもなんでこんなことやってんだろ?

って、思うことがよくあります。笑 特に最近。爆笑
なので、ユウさんがそうおっしゃるのも、すんなり理解できた。

と、同時に。。。。

このあまりよくわかならい!!と、いう命題に、むしろピンと来た!

逆に、この方のクローゼットでのライブをやるのも、ありかも??

と、いつものワケわからん直感!!

それをモンに相談してみたら、

それは、ええと思うけんど〜。でも彼のクローゼットはオモロないよ~。
スーツしかあらへんから。

大阪弁と北九州弁をミックス??

しかし私としては、


オモロないからこそ、面白い!と思ったわけです。


それで、結局、一軒の家で、モンの押し入れ、そしてユウさんのクローゼット、と2日連続で、ライブをさせてもらうことになった。
観客は、最初は友人も数人招待していたのだが、いろいろあって、残念な事に、全員、来れず、結果、観客はこの夫婦だけになってしまったという次第。


で、その日は、岐阜から新大阪へ。
お家に着くと、ユウさんが玄関の外でお出迎えしてくださった。
立派な3階建のお家でした。


中にはいると、モンは台所で忙しそうであった。
なんせ、彼女はこの日のために、大阪ならではのお好み焼きだら、たこ焼きだら、おでんなどを用意していて、その張り切り具合いといったら!半端ないくらい働いていた。
彼女にとっては、ライブよりも食事の用意の方が優先課題であるに違いなかった。

あんたら、さっさとライブをすませて、みんなで、はよ乾杯しょうや~

彼女は酒好き


さっそく我々は3階のベッドルームにあるユウさんのクローゼットへ案内され、見ると、確かに、スーツのようなものしかなかった。
クローゼットの中には一人しかはいれなかったので、さおりちゃんだけがはいって、私は音楽機材をおいているベッドの影にかくれて、ライブは始まった。

そして、先ほどの写真はこの時のものというわけです。

このパフォーマンスをやっている時、
こっそりユウさんの顔を覗いてみた私は、もう緊張がはしった。
もしかして、怒ってる???


なんか無理をお願いして悪かったかなあ~。

最初の音楽が始まっても、さおりちゃんがなかなかクローゼットから出てこなかったので、不安になった。

後で聞いたら、さおりちゃんはさおりちゃんで、ユウさんがものすごく真剣な顔だったので、タイミングがズレてしまったと。苦笑

とにかく、こんなふうにして、パフォーマンスは不安なまま無事終わり、、、。


実際は、、、怒ってなかった、、、ので、よかったですよ。
理解しようと努力してくれてた顔だったのでした。
そして、「やっぱり、よくわからなかった」と正直に言ってくださった。笑


うん。それだけでもやった価値があった。と思いました!
おそらく誰もそういうコメントはしてくれないでしょう。笑

その後、モンの作ったたくさんの料理が出て、おいしく頂いたのだが、あまりの量で、せっかく作ってくれたものが、かなり余ってしまった。

アンタら、外人もおるのに、あんまり食べんのやね~、
せっかく作ったのに~

と、不満げに言っていた。苦笑

有難いが、お腹いっぱいで!!。。。。汗 モン、ごめんよ!


終わってからのスナップ


そしていよいよ二日目が本番。
再び、お家にお邪魔したら、玄関にドレスフォームがだしてあって、

これで、着物の着付けの練習をしよったんよ。
シスターズのパフォーマンスにぴったりやろ?

と、何に関しても手回しが十分なモンであった

さっそく部屋に持ってゆき、パフォーマンスにも登場させるようにした。

またユウさんのお母様が縫製をやっていたというミシンがあったので、それも部屋に移動した。

ユウさんのお家に伝わるこのミシンも、シスターズの映画に登場するんやったら、本望やろ! ね?

と、ユウさんにもシスターズのライブを家でやるメリットがある事を強調した。


これでバッチリなセッティング! と思って、サウンドチェックをしていたら、またまたハプニングが。。。。

お隣さんがご病気で寝てらっしゃるらしい


前日のベッドルームは3階なので、そんなに問題なかったが、こちらは、一階で、お隣さんにかなり隣接している部屋だった。

家の外に出てチェックしたら、サウンドチェックがうるさかったのか?
すでにお隣は窓のシャッターを閉めていた。

それで、バックトラックの音もできるだけ小さくして。
歌もささやくように歌う事になった。


こういうことも、またこんなツアーだから起こることで、

それはそれで面白いかな。。。。と。


やれやれ、そんなこんなで、はじまったパフォーマンスです。
その様子は、以下の通りです。観客はモンのみ。


以上であります。

やはり着物のおかげで、ずいぶん日本っぽいものが撮影できたか?と思いました。


ツアーというのは、想定外の連続です。 まさに人生そのもの、、、、、


さて、次はいよいよ京都へ。。。。
続く。
読んでくださって有難うごさいます。

L*


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