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子どもたちが笑う世界は、きっと大丈夫だ。


言うこと聞く子ども
大人みたいな子ども

笑わない子どもがいる世界なら
僕はトンズラする
「生きるの大好きです」junnos

皆さんは
「魂は何度も繰り返す」
ということを、信じますか?

この世界で死を迎えると
身体から抜けた魂は
光となって還り
また生まれてくる身体へ。

そしてそれを繰り返す。


じゃあ、私は人間何回目だろう。



祖母との時間

お医者さんから
あと1週間と言われていた祖母は
それから2ヶ月生きた。

どんどん声が出せなくなり
寝ている時間が増えていった。

最後の2ヶ月間
祖母のベッドの周りには
いつも家族がいた。

徐々に弱っていく祖母の姿は
「死」ということを受け入れる
準備の時間をくれていたように
今では感じる。



祖母の死

一昨日
小さな寝息をたてる祖母の額に
私は手を当てた。

温かかった。


今日は、
祖母に触れることができなかった。

どうしても
そこに祖母がいると思えなかった。



お葬式

泣きじゃくる10歳の甥っ子。

最後のお別れを終えて
車で火葬場へ向かうとき

「行かないで…」

大人の私たちには言えない
真っ直ぐな彼の言葉。


笑い、駆け回る2歳の姪っ子。

バイバイと
笑顔で手を振り
私を見て、歯に噛んでまた笑う。



魂の年齢


魂は何度も繰り返す。

だったら
子どもたちは魂の先輩。

きっと
祖母の魂は光になって
還る場所へ還った。

いつでも祖母を感じることが
できるようになったの。


何で感じないの?

笑う子どもが教えてくれる。

大丈夫だよって。



人間何回目?


泣いて、笑って
悲しんで、怒って、また笑って

また同じことを繰り返す。

祖母との穏やかな思い出に
ほろりと涙を流すのも
人間なんだから。

母の涙も
私は美しいと思った。


無邪氣に笑う子どもたちは
何も知らないんじゃなく、
何もかもを知っているからかもしれないよって。


じゃあ
笑う子どもたちがいる世界は
きっと、大丈夫だ。




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子どもに教えられたこと

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