スライド40

ビジョンを見つけるカギとなる4つの軸。


サッカー以外で何がやりたいかわからない

一生懸命サッカーに打ち込んできた選手の多くが引退した時にぶち当たる壁。
この気持ち、痛いくらいわかります。


選手ではなく運営スタッフとして東京学芸大学蹴球部に在籍した僕ですが、
幼稚園から14年間続けてきたサッカー漬けの日々が突然無くなった時の喪失感といったら、ハンパ無かった。

大学に入学してからの約5年間は
【自分は何をしたいんだろう ⇄ サッカー続けていれば良かった】の繰り返しでした。
選手の道を諦めたことを無理やり肯定するために、大学4年間はほぼサッカーをプレーすることは避けていた程です。今思えば、謎です!笑

僕がこの負のスパイラルを抜けられた経緯は、また改めて書きたいと思います。
(ちなみに今はほぼ毎週社会人リーグ出場してます!サッカー楽しい!)



そして先週末、大卒2年目でプロサッカー選手を引退する決断をしたサッカー部の後輩が相談の連絡をくれました。

30分ほど電話した中で
「サッカー選手を引退したけれど、どうやったらサッカー以外に情熱を傾けられるモノが見つかるのか分からない」という言葉が特に印象的でした。

プロになるアスリートは誰しも、凄まじい量のリソースを「競技」に一点集中で注ぎこんでいます。だからこそプロになれるし、スポーツで飯が食える。
一方で、狭く深くなりすぎるリスクも知るべきです。

以前、タレントの武井壮さんが

アスリートは特定のスポーツを一点集中で深く掘り下げるが故に、その横で何が起こっているか知らないし興味も持たないことが問題。
フィールドが少し横にズレるだけで対処できなくなってしまう。

という旨をハミダシターの中で仰っていて、まさにこのことだよなぁと思いました。
※狭く深くなりすぎるリスクへの対処法については改めて書きます


とは言っても、大半の選手が
「サッカー以外で自分が何をしたいか、何ができるのかわからない」「どうやってその何かを見つければ良いのか分からない」というジレンマの中で身動きが取れずにいるのではないでしょうか。

ここからは、アスリートがその何かを見つける時に考えるべき4つの軸について説明したいと思います。



あなたが考えるべき4つの軸

コヴィー博士著『ビジョナリー・キャリア』は、僕が参考にしている書籍ですが、その中にビジョンを導く【独自の貢献】について以下の記述があります。

独自の貢献は、以下の要素から成り立つ。 

①情熱

あなたを自然に活気づけ、わくわくさせ、モチベーションを与え、奮起させるもの。

②才能

天賦の才、強さ。 

③良心
平静なる内面の小さな声、何が正しいかを確信させてくれ、あなたをその通りに行動させるもの。 

④ニーズ
あなたの生活を成り立たせるために世界が必要としているもの。また、あなた自身が必要としているものも含む。

コヴィー博士の言説は人生に意味やビジョンを見出したい全ての人に向けられたものですが、
上記4つの要素はアスリートが何か(=ビジョン)を見つけるカギになり得ると僕は考えています。


そして、この4つの軸が重なり合う場所にあなた独自の貢献=ビジョンの輪郭が透けて見えてきます。

あなたがビジョンを見つけたいのなら、
自分にとっての4つの軸は何かを日常的に考え、意識する習慣をつけること、そして実際に行動に移すことです。

独自のビジョンは一朝一夕では見つからず、時間がかかります。
実際、僕は大学に入学してから5年間もがいてビジョンの輪郭がなんとなく見えるようになりました。



4つの軸、ゴカツデの場合。

4つの軸それぞれの解説は長くなるので、今後個分けにしてUPしていきますが、
この記事では、僕自身の4つの軸とビジョンについて書いておきたいと思います。

①情熱
・引退後の不安や悩みを払拭し、アスリートが競技に集中できる環境を創りたい
・アスリートのポテンシャルを引き出し、世界と戦えるチームを創りたい

②才能

着想/未来志向/個別化/成長促進/最上志向 

③良心

・セカンドキャリアに悩むアスリートの背中を押せる存在でありたい
・チーム日本の推進力になりたい 

④ニーズ

・スポーツ界における、アスリート目線でキャリア支援が出来る人材の不足
・アスリート⇔社会の橋渡し役の不在 

★ビジョン(独自の貢献)

・アスリート目線でセカンドキャリアに関する情報発信を行う
・アスリートのキャリアを最大化する仕組みを創り、社会を牽引する人材を育成し続ける

上記の①〜④が重なり合う場所に僕自身のビジョンがあり、それが具体的な現在のアクションに繋がっています。


そして、ゴカツデの短期的な活動予定は以下となります!

・noteでの継続的な情報発信

・アスリートに対して1to1でのキャリアサポート
⇒既にお問合せいただき、7月中に数件の面談が予定されています。

・セカンドキャリアを軸としたアスリートコミュニティの創設

気になる内容があれば、ぜひ気軽にDMください!


さて、次回以降は4つの軸それぞれの解説とその見つけ方について書きたいと思います。



P.S.日本代表の小林祐希選手の記事が素晴らしかったので、シェア!



-fin-

いつも読んでいただきありがとうござます:)