「痛み」を人に自慢しちゃえ

 あなたは人に自慢出来るような痛い目にあったことがありますか。笑


痛みは辛いものですが、幸いにもそれを通り過ぎたら、せめて自分の経験した痛みを人に吹聴して元をとらなければ(笑)


 痛みにもいろんなものがあります。ズキズキする頭痛の憂鬱さ、指に小さなトゲが刺さった時のイライラするような痛さ、シクシク痛む歯痛など考えただけでごめんこうむりたいですよね。
あと、夜明けに「イテテッ」と飛び起きるこむら返りの痛さもあります。
堪え難いけど、笑えるほど腹だたしいのは、足の小指をタンスの角にガッとぶつけたときに丸まって堪える痛み。
それに人生のおかしみの味わい深さがあるのは痔の痛みとぎっくり腰の痛み(笑)。
 私はこれまで三度ぎっくり腰をやったことがあるので、「普通にトイレに歩いて入れるということ」がどれだけ有り難いことなのかよく知っています。エヘン。


 どの痛みが一番強烈かといえば、異論はあるでしょうが、女性だけが経験出来る「陣痛」、それに「尿道結石の痛み」が有力候補に上がるのでしょうか。
 毒魚に刺されたときの痛みも半端ないです。私は釣りをしていて「ハオコゼ」のトゲに手がちょっと触れただけで、腕がジンジンズキズキと数時間も痛み、ひどい目にあったことがあります。あれは凄いですよ。


 肉体の痛みに加えて、人間には「心の痛み」というのもありますが、これもまた厄介なものです。

 でも痛みは異常を知らせてくれる警報器みたいなものですから、その存在は必要なものですし、痛みからの解放によって生の喜びを知ることも出来ます。
 もしかして、わさびのないお寿司が物足りないと同様、痛みの全くない人生というのも物足りないものなのかもしれませんね。

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