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そば湯のお話


昔は「そば湯」が苦手でした。


どうも、

うち子です。



私がそば湯を苦手だった理由は、初めて飲んだそば湯を美味しいと思えず、そば湯は美味しくないものという固定概念がずっとあったからなんです。


私が初めてそば湯を飲んだのは、私の地元にあるお蕎麦屋さんです。


ちなみにそのお蕎麦屋さんは、おろしそばの汁が「塩出汁」なのが売りのお店です。


注文を終えて席で待っていると、店員さんが白い液体が入っている湯呑を出してくれました。


私の第一印象は、「湯気が出ていて温かそうな飲み物」だという感じです。


湯呑に入っている液体はトロトロしていて、色は真っ白です。


当時の私は「そば湯」というものの存在を知らなかったので、湯呑に入っている液体が未知の存在でした。


未知の存在は怖いもの



「なにこれ?飲むの??飲んで大丈夫なものなの?」



とおもわず一緒にいた友人に何度も聞き返してしまいました。


私は湯呑に入っているものが「そば湯」だというものだと知らなかったので、恐る恐る湯呑に入っている液体を飲んでみました。


めっちゃ熱そうだったので、念入りにフーフーして冷ましました。


よし、と気合を入れていざ尋常に勝負!!


ゴクン


・・・・・・


・・・・・・


「うへぇぇぇ、なんじゃこりゃーー?!」



と「初そば湯」を飲んだ時叫びそうになりましたが、何とか盛大に顔をしかめるだけに止めるだけですみました。


危なかったです。


近所迷惑ならぬ、店内迷惑になるところでした。


もう、初そば湯を飲んでびっくりです!!


美味しくなさ過ぎて


飲んだ液体はドロドロして、若干の粉っぽさが舌に残って正直不快でしかなかったです(笑)


おかげで私の「初そば湯」は衝撃的な出会いになりました。


あ、ちなみに「塩出汁」のおろしそばはめっちゃ美味しかったです!!



強烈なそば湯との出会いでそば湯が苦手だった私ですが、お蕎麦屋さんで働くようになった今ではそば湯が大好きです。


蕎麦屋で働いているうちに知ったことなのですが、そば湯には2通りの種類があるそうです


そば湯その①は

①そば粉(打ち粉)を水で溶かして、鍋で温めたもの

です。


打ち粉とはそばの実の中心部からとれる粉のことで、そば打ちでは引っ付き防止の粉として使われています。


打ち粉を直接水に溶いて鍋で温めることで、ドロドロの濃厚なそば湯が出来上がります。



そば湯その②は

②そばを茹でた際に出るゆで汁

のことです。


その②のそば湯は生そばを茹でた場合だと、そばの香りと甘みを感じることができます。




私は②そばを茹でた際に出るゆで汁(生そばを茹でた際に限る)のそば湯が好きです。


こちらの方が液がサラサラしているように感じて、個人的にはすごく飲みやすいです。


私が初めて飲んだそば湯は、そば粉を水に溶かしてから温めて作ったものだったので、ドロドロとしていて美味しく感じなかったのですよ。


そば湯の「ドロドロ派orサラサラ派」論争とかありそうです(笑)


マイナーな論争ですね。


私は「サラサラ派」に一票入れます。



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