Vol.1)私立大学のパイロットコースを受験しよう

皆さんこんにちは。
今回は、主に私立大学のパイロットコースを志願する方々を対象に、受験校の選びのアドバイスから受験対策まで簡易的に記事にしてみました。
私個人の視点ですので賛否両論あると思いますが、最後までお付き合い頂けますと幸いです。

現在、日本国内に私立大学でエアラインパイロットを目指すことのできる養成校は全部で7校あります。

・桜美林大学
・東海大学
・千葉科学大学
・工学院大学
・法政大学
・崇城大学
・第一工科大学

取得するライセンスはほぼ同じではあるのですが、それぞれの大学で訓練のカリキュラムも若干異なります。
海外ですべてのライセンスを取得する桜美林大学、東海大学もあれば、海外と国内の両方で訓練する千葉科学大学や第一工科大学もあります。また、すべてのライセンスを国内で取得する工学院大学、法政大学、さらにすべてのライセンスを大学で取得する崇城大学があります。
このように、訓練環境が大学によって異なるため自分にあった訓練環境や校風、また自分の望む会社があるのであればその会社の就職率などを吟味した上で受験する必要があります。


1 下調べをしよう
最初は、上に挙げた大学の資料を請求して隅から隅まで読み込みましょう。

・受験方式(総合型、指定校推薦、共通テスト利用、一般など)
・必要な費用の捻出(学費、訓練費、寮費(この学科に関してほとんどの大学が寮制だと思います))
・就職率(だいたいパンフレットには大まかにしか書いてないのでオープンキャンパスに行った際に聞いてみましょう)
・奨学金等(学費が多額ですので奨学金を貸りる学生さんもいらっしゃるでしょう。育英会などの奨学金(現在休止中)やその他大学の奨学金、特待生枠なども調べておきましょう)

ここでパンフレットを一読して疑問に思うことを書き出しておきましょう。


2 オープンキャンパスへ参加しよう
1で下調べして疑問に思ったことを書き出したメモを持ってオープンキャンパスに参加しましょう。
可能だったら、個別に見学させてもらえないか一度大学に問い合わせてみましょう!(かなりの確率で教授や学部長の先生方が対応して下さるため、質問にも詳しく応えて下さります。)
ここでオープンキャンパスに参加するために遠方に住んでいる受験生だと移動費などが必要となると思いますが、絶対にオープンキャンパスに参加して下さい!(自分の目で感じ取ることが本当に大切です。)

自分の目で学内の雰囲気、そこで勉強している学生さんに話を聞いてみて下さい。
私のオススメは学生さんに下の2つを聞くことです。(笑)
・大学の良いところ
・ここはちょっと違ったというところ
ちょっと荒々しい書き方となりましたが是非聞いてみましょう。

そして個別相談会でメモしてきたことを大学の先生に聞きましょう。


3 受験する学校を決めよう
すべてのオープンキャンパスに参加し終えたら受験する大学を絞ろう。
なるべく多くの角度からその大学を見て下さい。人にアドバイスをもらうことも1つの手ですが、絶対に自分の意思で最後は受験校を選定しましょう。

受験する大学を決めたら親御さんにしっかりと相談して下さい。

・どの試験方式で受験するのか
・どれくらいの受験料が必要
・どのくらいの学費(訓練費、寮費)が必要なのか
・入学したらその大学でどのように就職へ向けて頑張るのか(意思表示です)

ここで自分が今まで作ってきたメモを見せながら相談しましょう。聞くよりも視覚での方が物事の理解度は増します。就職してる数や訓練でフェイル(脱落)している数などをしっかりと数字で見せながら説明していきましょう。そして、先輩方が副操縦士として働いていることなどをしっかり説明できると説得力は増します。


4 受験対策
受験校が決まったらいよいよ対策開始です。
主にどの試験にも共通するのは面接試験(大学によっては英語を求められる大学もあります)とFTD(フライトシム)です。

面接に関して、高校生は学校の先生を捕まえて対策をお願いしましょう。既卒生(高校卒業済みの方)は大学生であれば就職センターを活用しましょう。社会人の方でしたら、小論の対策などをしてくれる塾などが面接の対策をして下さることもあるため探しましょう(個人塾が多いです)。
数をこなしたいときは親御さんにも協力してもらいましょう。そして準備できそうな質問は予めどう答えるのか考えておきましょう。本番では一つ二つ予想しない質問をされる可能性が非常に高いです。緊張しないで落ち着いて応えることが必要なので、準備はできなくとも予想できないような質問をしてもらう練習はかなり本番で精神的に強いです。
※面接に関しては改めて今後記事にしようと思います。

FTDに関して、こちらは対策の方法がほぼありません。ほとんどの大学でオープンキャンパスの際にFTDの体験をさせて頂けるはずですので、そのときに感覚掴み程度しか…受験する頃にはたぶん忘れてます(笑)
緊張せずに試験官から指示される通りに飛行機を飛ばすことが肝要です。上手くできることなんか試験官は望んでないはずです。それより、言われたことを修正できるか?という方に着目して点数をつけていると思います。
試験では落ち着いてからアドバイス通りに操縦すれば何の心配も必要ないと私は思います。

その他にも、筆記試験を受験される方、小論文を対策される方、課題文を提出する必要がある方などそれぞれですが、受験日から逆算して対策のスケジュールを立てていきましょう(遅れは生じるので余裕のあるスケジュールにしましょう)。


最後に
ここまでそれぞれ簡単に書いてきましたが、後日またそれぞれの詳細を記事にしようと考えてます。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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