「その日」が来る夢を何度も見てきた、だからこそ

なんだかんだと悩んだけれど、「善は急げ」と、とりあえずTobii Eye Tracker5を実家に送りつけた。

二万円ちょっとなら、大した出費ではない。速さの方が大事な気がした。同じ悩みを持つ人達のために、使ったらレビュー記事的なものを書いてみようかと思う。

弟の状態は、まあ元気だけれどあまり思わしくないように見える。

側湾がかなり進んできた。進み過ぎると、臓器にも影響があるらしい。

誤嚥がひどく、今度、胃瘻にするらしい。

障害を持つ他の子達と比べて、弟は車椅子以外の器具は特に使わず、割と元気な方だったから、正直複雑な気分だ。

もちろん、生活の質が上がるということはよく理解できる。ただ、一度身体の一部を何らかの器具に置き換えてしまうと、歯止めが効かなくなるというか、どんどん色んなものが置き換えられていってしまうんじゃないかと。果たしてそこまで、という考えすら少し過ぎる。両親だって悩んだことだ。

きっと、弟は自分より長生きすることはない。

「その日」は確実に近づいてきているのかもしれない。そう考えると、いつだってどうしようもない気持ちになる。涙が出そうになる。

弟がこの世からいなくなる夢を、何度も何度も見てきた。その度、朝起きるとすすり泣いていた。

本当はもっと、弟のために生きるべきだったんじゃないかと、自分のためだけに生きている今の自分に、問いかけることもある。

できる限りのことを、してあげないと。

そのための出費なんて安いものなんだ。

いつものように無邪気に笑っていられるように、兄として何でもするんだと。

明日はまた試合だけれど、夜には実家に行ってみて、Tobiiを設定してみよう。

明日頑張れば、日曜の朝には試せるはずだ。両親も弟も叩き起こして、やらせてみよう。うまくいくと良いけど。

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