Amazonほしい物リストを誕生日に使ってみたら、Amazonの箱であふれて、心も幸せであふれた
Amazonほしい物リストって、知ってますか?
もはやAmazonでポチるのが日常になりつつあるなかで、なんだかたまに目が行くけど一度も使ったことがない、あるいは何だろうと思って作ってみたものの、そのままただの「お気に入りリスト」にしかなっていない…という方々がほとんどなのではないでしょうか。
そう、ここにいるこいつです。
「欲しい物リスト」でも「ほしいものリスト」でもなく「ほしい物リスト」ということをまず学びました。
今回、その【Amazonほしい物リスト】を使って、誕生日にみんなにプレゼントを貰おうという企画を考えて実行してみたのです。
結果としてリスト100のうち38がリストからなくなり(そのうち1つは行方不明…)、その結果も過程もとても豊かな時間になったという話です。
企画からその後までをまとめてみましたので、お時間ある方は眺めてみてください。
きっかけ
【Amazonほしい物リスト】を使ったプレゼント企画は、過去に前に勤めていた会社の先輩がやっていたのをみて、「楽しそうだなー」と思ったのが初めて。どうやって使うものなんだろうとずっと思っていたので、「ギフトに使うのか!」という、そもそもの発見でした。
それ以来、虎視眈々と機会を窺ってきたわけです。
みなさんにプレゼントを乞う機会なんて、お祝いしかないですから私の場合は残念ながら誕生日しかターゲットにできません。切ないです。ですが1年に1回でかつ日にちが決まっているので、誕生日が最適解だと思い込みます。
世の中の空気的に、2020年はコロナ禍の影響もあり、どんよりとした雰囲気。多くの人とリアルで会えていなかったので、つながりを意識できるプレゼント企画って意外とありなんじゃないかと思い、実行に向けて加速しました。
計画
1.市場調査
【Amazonほしい物リスト】を展開するにあたって、まずは経営戦略よろしく、基本は3C(市場・競合・自社)で考えます。
この市場は競合が皆無なブルーオーシャンでした。そもそも別に競争するものではないのですが、一般的にこのリストが活用されて浸透していれば、陳腐化していてちっとも面白くありません。
あとはニーズがあるのかという話になると、私の友人たちであれば面白がってくれる人もいるのではないかなという想像ができました。想像できるって全くの新しいことを進めていくうえで大事だと思います。もし会社でやったら、そこそこ役職があるのでただのパワハラにしかならないので、SNSのみでの展開に絞ることにしました。
それから、なぜわたしがやるのか、やれるのか、という点がとても難しい問題でした。実はやろうと思えば1年前にもできました。ですが空振りする可能性を恐れて寝かせることにしました。そのときに作った【Amazonほしい物リスト】もあるのですが、なんともお寒いリストになっています。マジでやらなくてよかった。
1年間ただただ寝かせるわけではありません。リストの中身が重要だと思い、仕込みにかかります。
2.ブランディング
話しは少し変わりますが、この数年、自分のブランド構築に勤しんでいます。主には「肉」と「本」です。ここに「パン」を加えていくかどうか検討中ですが、それはまたいずれ。極めてシンプルですが、競合が多い領域です。
「肉」はそのなかでも横浜出身のわたしとしては、横浜のソウルフードであるハングリータイガー全店制覇のスタンプラリーを集め「はらぺこハングリーシェフのぬいぐるみ」をGETしたり、勝手にアンバサダーとして普及活動をしていました。
ちがうちがう。肉の話じゃない。
本題は「本」です。本に関しては、いま、そこそこ本読む人と認知されつつあると自認しているのですが、実はそんなに読んでいません。本は好きですが多い時で週2冊くらいです。
濫読しない代わりに、わたし=本を連想できるよう「読書会」を毎月開催しました。しかもアクティブ・ブック・ダイアローグ®という少し特殊な読書法です。1冊の本を参加者で分担して読み、読んだ箇所だけまとめてプレゼンして共有するというものです。
不思議とイベントをすることによって、単なる読書好きな人ではなく、なんだか一歩進んだイメージを持たれます。参加者のなかには僕より読書されている方も多いでしょう。
ということで、私の今後の人生にも影響していきそうなパーソナルブランディングを地道にしているというわけです。
3.マーケティングミックス
【Amazonほしい物リスト】を単純に作って、「みんなプレゼントして!」では贈る方も意味が分かりませんし、面白くありません。なのでしっかりとマーケティングも考えないといけません。
①理由付け
「プレゼントして!」という言うわたしにも理由が欲しいですし、それなりの理由でないと贈るほうにとっても動機付けがなされません。ということで誕生日を活用することにしました。
誕生日は誰にでも1年に1回訪れるものです。誰にとっても身近なお祝いなので気が楽です。でも特別な日。それが誕生日です。
②テーマ決める
今回、わたしは本に絞りました。本だけのリストです。ほどよいのです、本って。誰もが手に取ったことがあり、音楽のようにこだわりが出にくく、わかりやすい。そして、もはやただの読書好きを飛び越えたわたしが、「本が欲しい!」という意味はあるのではないでしょうか。
そう、本なのです。
③選ぶ楽しさをつくる
本当にほしい物は、欲が見えます。
なのでそこから選んでも楽しくないのです。結婚式の引き出物のカタログから好きな品を選ぶように、どんなものがあるんだろう、こんなものがあるんだ、この人はこんなものに興味があるんだ、という楽しさが必要でした。
その課題への対処として、わたしよりも、選ぶ方たちの気持ち重視でリストを作りました。もちろん、読んでみたいなと思った本しかありませんが、今すぐほしいというものではないのが妙です。
また、リストにいれる本の数も100冊としました。最初50冊に絞ろうとしていたのですが、もし多くの人が参加してくれたとしたら、後半の人たちは少ないなかから選ばないといけません。楽しくないですよね。大幅な余りがあったほうがよいと判断しました。
結果、このようなラインナップになりました。マンガ、児童書、小説、ノンフィクション、エッセイ、ビジネス書など。多少の偏りは出ましたが、バラエティに富んだものになりました。
ごめんなさい、少し訂正します。『キングダム59巻』だけは、今すぐにでも読みたかったです。買うのを超我慢しました。
最後の黒プロッキーは…ちょっと失敗だったかも。プロッキーは毎月主催しているアクティブ・ブック・ダイアローグ®の読書会で使っているので、誰かがネタで拾ってくれないかなと思ったものの、大外れでした笑 唯一100個買っても問題ない設定にしていたのですが全くの不発…
最初はビジネス書ばかりだったのですが、それを眺めてみると実につまらない。リストアップする本はAmazonで探していたのですが、わたしにレコメンデーションされるのはビジネス書っぽいものばかりです。Amazonの限界を感じました。かといって自分で探すのは大変です。
そのため、書店に実際に行って特集を組んでいるコーナーを見たり、本を紹介している雑誌なんかを買って探しました。お盆に横浜にある実家に帰るときに寄った書店の棚には、自分では絶対にたどり着けない本がたくさん並んでいました。こういう偶然の出会いというのも大切です。
結果的に、選ぶのに悩んだ人も多かったのではないかなと推察しています。でもその時間がきっと楽しいし、それを想像するわたしも嬉しいわけですね。
④価格幅は広くする
本って何気に高価なんです、単価だけ見ると。
2,000円くらいする本なんてたくさんあります。500円くらいのお菓子ならまだしも、義理で買うには躊躇する方も多いはず。リストを作っていると3,000円くらいの本もでてきてしまい、わたし自身が躊躇しました。
でも価格は変えられないので、それなら価格幅をばらつかせて、ちょっと面白そうだなと思った人が気軽に参加できる選択肢を用意しようと思いました。実はこれ、行動経済学的な「松竹梅」で真ん中を選びがちという心理も働かせていたような気もしています。
⑤内輪で盛り上がる
今回のこの企画はターゲットを思い切り絞り込んでいます。facebookの友人だけです。内輪です。つながりが薄い人も濃い人も含めて、約900人。「いいね」などの反応が多いときで150人くらい。
その150人は、「わたし対それぞれ」の関係性ではなく特定のコミュニティのなかで濃い関係性で結ばれているので、ネットワーク効果が期待されるものでした。「なんか盛り上がってるけど、なんだ?」と思わせる、お祭りのような雰囲気が出せれば参加者も増えるのではないかなと想定しました。
⑥自分の心を軽くする
どうしても単純に「プレゼントください!」だと、申し訳ない気持ちで私自身がいっぱいになります。なので自分に言いわけするために、参加してくれる人にもリターンをしようと考えました。
贈っただけではなく、もう少しこの関係性が続くよう、今度はわたしが贈り返そうと考えました。これも「本」限定です。参加者がギフトし合うという構図は、人とのつながり方としては理想なんじゃないでしょうか。お互い出費は伴いますが…
また、読書会のテーマ本にするという選択肢も用意しました。あるいはお返し自体が不要な方もいらっしゃると思うので、その場合はメッセージに記載いただくようお願いしました。
4.Amazonほしい物リストの機能確認
【Amazonほしい物リスト】を利用するのが初めてだったので、ミスして混乱するのは初動に影響を与えると思いましたので、仕組みを理解するために協力して頂く方を作り、確認をしました。確認ポイントは以下の通りです。
①ほしい物リストのシェア
誰かとリストを共有することが、ちゃんとできるのかの確認は最低限必要でした。やってみて知ったのですが、クラウドサービスのように共同編集や閲覧という管理制限、リンクを知っている人だけに公開などという設定ができました。
共同編集できる機能があるので、これを利用して「参加者が送りたい本を送る」という企画に切り替えることも考えましたが、もしわたしが持っている本だったらお互いに残念です。なによりも購入までのプロセスが長くなり複雑になるので、今回は見送りました。
できることとできないことを理解して使い分けるのはとても大切で、参加者には極力迷う選択をさせないことが肝だと思います。
②プライバシーは守られるのか
リストを見た人に、わたしの住所が分かってしまうのかどうかを確認しました。カートに入れたと、購入フローのお届け先住所のところで、こんな形で表示されたようです。
住所は分かりませんが、名前は表示されていました。今回わたしは身分が明かされている前提で企画したので全然構わなかったのですが、ここの表示名を変えるには、「リスト設定」で登録する「お届け先の設定」で名前を変更する必要があります。ややこしいですね。
後述しますが、実はギフト設定だと送り手のほうのプライバシーは守られません。お返しの本を贈る際にテストしてみたのですが、ギフト設定だとそもそも「誰から」という情報が前提になるため、送り手となる方がリストから購入する際にギフト設定を外す必要があります。
③その他のリスト設定
リスト設定のなかでも届け先の設定は工夫が必要でした。例えば、初期設定では「サプライズにする」という項目にチェックが入っています。この機能は、もし誰かが購入したとしても、一定期間、購入したことが分からないようになるというものです。リストを閲覧できる人すべてがその状態になります(購入しようとすると、購入しないようお知らせが出る)。
一見、楽しさを演出する機能ではありますが、今回の企画では不便だと思い、外しました。せっかく購入しようと思ったものがすでに誰かに購入されていたら残念ですよね。それが繰り返されてしまうと面倒臭さが出てきてしまいます。
また、リストから商品の数が減れば、「あれ、買われてるな。だれが買ったんだろう」という興味も出てくるかもしれないと考えました。
5.プロモーションスケジュール
いつこのイベントを告知するかで悩みました。当日のみという選択もありましたが、送る側も焦って送らなければならないし、タイミングを失うと気持ちがスローダウンしてそのままふわっとしたままに…と想像しました。
どうせなら少しでも長く楽しい時間を提供できればと思いました。ということで誕生日の1週間前に告知をして、少しずつ進捗報告をすることで、イベント感の創出とリマインドの一石二鳥の効果を狙いました。
6.リスク計画
計画の実行にはリスクも考えます。
第1のリスクは「反応がないこと」です。このリスクを軽減するために、事前に2人ほどに事前告知をしていました。ステマと言われればそれまでですが…演出です!
SNSの投稿って、知っている誰かが先にコメントしていたら、書き込むハードルが格段に下がります。また、数名のフォロワーがいれば悲惨なことにならなくて済むだろうと考えたからです。
第2のリスクは「炎上」です。多くはないと思いましたが、少なからずネガティブな印象を持つ人がいるのではないだろうかと想像しました。この問題の対処は初動でなるべく好意的に受け止めてもらうことですが、アンコントロールなので、あくまでも友達限定にしましたし、「自分もプレゼントを返すよ」という条件設定を含め、これまでの伏線などで軽減しました。
第3のリスクは「プレゼントが予想以上に届いて受け取れない状態になる」ことです。一気に配達されたら受け取れません。わたしの誕生日は平日でした。「え、在宅じゃないの?」って思った方はぜひ日本社会の現実に目を向けてください。日時指定はAmazonプライム会員でないとできません。わたしにできる選択肢は分散させる工夫だけでした。指定できない人はポチッた日に送って頂く、指定できる方は誕生日直前の日曜日に送って頂くようにお願いしました。というかもし在宅だったとしてもめっちゃ配達されたら仕事にならないですね…
実行
いざ実行するためには、やはりちょっとの勇気が必要でした。
「反応が薄かったらどうしよう」
「批判されたりしないだろうか」
人の心はわからないですからね。でもお返しの本を免罪符にして踏み切ることができました。いよいよ事前準備が整いました。あとは告知するだけです。
しかし、いきなり投稿するだけで本当にみんなから反応があるのかは不安がありました。
ここで絶好の機会が到来します。ディズニーの新しいアトラクションがなんと私の誕生日にオープンするというニュースが飛び込んできました。すかさず私はシェアします。私の誕生日が近いんだとみんなに認知してもらうために。
予想以上にみんなで盛り上がってくれました。これはすごい。
刻一刻と誕生日が近づきます。どきどきです。もう告知しちゃってもいいんじゃないか?と何度思ったことか。告知日は9月18日(金)でした。こうすれば初動で注文してくれた人の荷物も土日で届くかなと思ったので、家にいれば受け取れるな、ポストが死なずに済むなと考えました。
いざ告知です!
見てください。かなりよい反応でした。想像以上です。「いいね」は100に届いていないですが、この時点でたくさんのお祝いコメントももらい、送って頂けるというご報告も頂きました。
とても嬉しい!
同時に「送ったよー」のコメントと共に、「お返しはいらないよ」とも添えられていたりすることも多く、わたしの心持ちとしては、おねだり感が強くなってしまい、少し不安が増える側面もありました
思いのほか初動がよかったので、心配していたポストはやはり予想通り過食気味になってしまったようです。前日まで自宅待機を計画していたのに、土日ともに予定が入ってしまい、荷物を全く受け取れず…
Amazonの契約ドライバーさんから何度も電話がかかってきます。
「あの、これ、ここ置き配できないですよね?ポストに入らなくて」
誰もが知る宅配業者でくれば安心なのですが、その他の配送業者や契約ドライバーが運ぶAmazonの荷物って融通利かないんですよね。手元に不在票を残しておけばよかったのですが、時間を過ぎると再配達依頼ができない…ですがわがまま言っちゃいけませんね。
何日か家に帰れなかったので受け取るまで中2日を要して、連日電話を受ける状態。申し訳なかった。
あとで、皆さんにプレゼントのお返しする際に気付いたのですが、【Amazonほしい物リスト】から購入しようとすると、初期設定で謎に置き配指定されてしまうようです。
わたしが住むアパートはオートロックのドアがあり、どう考えてもドアの間に置けないし、宅配ボックスもなく、荷物は直接受け取るほかありません。
多くのドライバーさんにご迷惑をお掛けしました。
どうやったらこんな荷物がバラバラなんですか
そりゃそうだ。普通まとまってるわな。持ってくるの大変そうでした。
すいません、まだ荷物あったんでもう1回きました
ありがとうございます。
で、こんな感じ届くわけです。ポストに入らないというのは、箱型で配送されたのもあるからでした。「すごい!嬉しい!」と思うと同時にめちゃくちゃ片付けが大変そうだなと思ったのは否めません。
これらが積み上がっていく様子を、FBで2回にわたり報告しました。
どんどんリアクションが増えました。2回目の投稿は150になりコメントも復活。
多くの方にリアクション頂いたのを見て、実際に贈って頂いた方以外にも楽しんで頂けたかなと感じました。
さて、開封は28日の誕生日にしました。Amazonの梱包を解くのに手間取り、写真に収めたり、後片付けも含めると2.5時間くらいを要しました。
一つ一つ、本当に楽しみに開けました。驚くほどに幸せな時間でした。もう一回言いますが、めちゃくちゃ楽しい時間でした。
ギフト設定だと、送り主の名前が送付状に表示されるので、誰からのものか分かるんです。梱包を解く前に、それを見るだけでもどの人の顔が浮かび、感情が昂ります。
え、○○さんが贈ってくれたの!?
という、思いもよらない人からのプレゼントは一層の感動が得られました。
どんな気持ちでこの本を選んでくれたんだろう
と思いを巡らせたりしました。きっと自分が好きな本もあれば、送って頂いた本人もどんな本なのかと言う興味が湧いているものもあったでしょう。
やっぱりこの本をこの人が買ってたんだ
というパターンもあります。【Amazonほしい物リスト】は、リストからどんどん物がなくなっていきます。ですので誰が買ったかは分からないけど、購入された商品は分かるんです。期間中、ちょくちょくリストを見に行ってはリストからどのくらい本が減っているかを見るのも楽しみでした。
元のリストのキャプチャと今の状態を比較するという楽しみです。「あ、これなくなってる!」っていうやつ。
さて、開封を進めていきます。かさばる箱型のものは、複数の本を選んでくれた人もいたり、ギフト包装も多かったです。ギフト包装は有料なのに…感謝しかありません。こんな感じで届きます。メッセージもここに記載されます。
ギフト包装ではないと、納品書にメッセージが記載されます。
開封をどんどん進めていきます。単身住まいで決して広くない自宅がAmazonの段ボールと本でたいへんなことになります。開けきった状態がこちら。見てください!こんなにたくさん!
本当にありがたい。
ダンボールもこんなに。
ということでFB上でもご報告しました。
その後
やりっ放しは良くありません。一方的なだけでは本来の目的である繋がりが中途半端になります。頂いた本は1冊ずつ写真に収めて、御礼のご連絡をさせてもらいました。全員しているはず…漏れている方がいたら本当にごめんなさい。
インスタ映えそうな写真群がこちら。
誰が何を送ってくれたのかリストの照会や、メッセージのやり取りなどで1日以上費やしたと思います。
何冊かは、送り主が全く分からない本がありました。この違いってなんだろうという疑問が湧きます。どうやら【Amazonほしい物リスト】から物を選んで買う際に、ギフト設定のチェックを外すとそのような状態になるようです。
ギフト設定を選ぶと、送付状と納品書に送り主の名前が記載されます。一つ誤算だったことがあります。その「誰が」という情報の中に「どこから」という住所も納品書に記載されてしまうことです。なので実は送って頂いた方のほとんどの方の住所をわたしが知れる状態になっていました。これはなんだか申し訳なかったです…
しかし、ギフト設定になっていないと私が管理できないのです。送り主が分からなかったプレゼントは、FBのコメントなどで「送ったよ」という連絡があったのに、名前が見当たらなかったという方に直接連絡をとり、無事全員を確認することができました。
少し不便だなと思ったので、Amazonにも良い方法がないのかを問い合わせました。最初チャットボットだったのですが、問い合わせが複雑だったのか人に変わりました。最後はメールのやりとりになりました。
Amazonからのメールでは「注文者の請求先住所が必ず記載される」とありますが、ギフト設定を外せば記載されないのは確認済みです。また、ギフト設定にしたいけど、住所ばれるのがいやだという場合は、請求先住所を変更することでなんとかなります。
もろもろのご連絡が済んだので、本のお返しを始めます。どんな本をお返しに欲しいか、選書の手段はそれぞれの人にお任せしました。これも人それぞれで面白かったです。
・お返し相手がリストを作ってわたしが選ぶ
・わたしのおすすめを紹介して選んでもらう
・ピンポイントで本を指名
などなど。
お返しする方法もいくつかパターンがありました。
①【Amazonほしい物リスト】を作って頂く
少し説明が必要なので、説明画像を用意しました。ご自身でほしい本をリストを作り、設定から「お届け先住所」を選んで頂き、リストを共有頂ければ、もうわたしのほうで送れちゃいます。もちろん住所は分からない状態です。
②住所を教えてもらう
送り主からすれば住所入力の手間がありますが、送られる方は住所を教えてしまえば簡単です。ある程度の信頼関係が必要でしょう。
③直接手渡し
直接お会いする機会のある方には手渡ししました。リアルもいいですよね。
これでようやく今回のミッションが終了です!
しかし、どうしても1冊行方不明な本があります。リストからはなくなっていたのですが私の手元に届いていません。それが『死とは何か 完全翻訳版』これを見て頂いた私のお友達の方で心当たりがある方はお知らせください。縮訳版は読んでいたのですが、ばっさり割愛されていた前半部分も読んでみたかった本です。
振り返りと今後
とても幸せな気持ちになりました!
やってよかったです。概ね好意的なご意見を頂いたように思います。
結果としては、100冊のなかで38冊が消化されました。送って頂いた方には感謝ですし、楽しんで頂いたのであれば本望です。
だれがやるのか、というのはとても大事だなと思いました。わたしくらいのほどよい人がやる分には良かったのだと思います。普段、あまりSNSを使わなかったり、権威性のある人がやるとまた違った反応だと思います。
これを来年継続できるのかと考えると、今のところ微妙かもしれません。
さて、これだけで終えるつもりはありません。
頂いた本は、もちろん全て読みます。数が多いので一年がかりだと思います。ちょうど良さそうな数量ではあるので、週1回、感想をアップして行こうかなと思っています。これで1年間みなさんと繋がっていれますね。
ということでさっそくブログを書きました。こちらもお時間ある方は眺めてみてください。
また来年、お楽しみに!
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