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PMO日記:IT介護というパンチライン

今日はプロジェクトにそこまで関わりは無いが、
ユーザーについて話し合いがあった。

弊社もなかなかに高齢者の社員を抱えている。
なんなら75歳以上の採用枠を設けていたりする。

特に問題は無く、むしろ個人的には
中堅社員よりも意欲が高い印象で、
よくシステムについての質問を受けるほど。
対応すれば、とても快く感謝を述べて頂き、
対応したこちら側もたいそう気分が良い。

ただ、日々プロジェクトを数個担当したり、
システム障害発生時に情シスメンバー総出で
対応していたりすると、
一件一件に対応する潤沢な時間は与えられていない。

そこで先輩が言っていた言葉がある。
その言葉を聞いて衝撃が走る。
今まで対応してきて、こんなにもしっくりくる表現があるのかと…

その言葉が『IT介護』である。

そして問題だと思うのが、
IT介護の状態と考えられるのは、
高齢者による低いITリテラシーへの過剰に割かれる対応時間ではなく、
中堅層に当たる役職者が
低いITリテラシーを振りかざしてくる事だ。

『よくわからないから無理』
『もう少し丁寧に説明してくれ』

IT用語が多くなっていれば、それはこちらが悪い。
専門用語を多用するようでは、まだまだ一人前とは言えないということも納得だ。

だが、
分からない具合がぶっ飛んでいる。

zoomのミーティングIDって何?

こんな会話が実際にあちこちにある。
しかもzoomをよく利用しているのに!

秘書でもない社員に雑用でzoomのスケジュールを
させていると発生する
日本でよくある現象らしい。

あまり情シス側が、
こっちは普通にやってるのに、ITリテラシーが低すぎる!もっとちゃんとやってくれ!
というのは視野が狭く感じることもあるが、

ユーザー部門にもある程度の努力はしてほしいと
切に願うことが多い。

新たなシステムを開発したとしても、
そんな人たちに使ってもらえるのか心配になる。

だけれどもやるしかないのも情シスの仕事の一つ。

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