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旅行中に読んだ本①

 おはようございます。一夜明け、良い目覚めで朝をスタートすることができています。基本的にいつでも、どこでも眠ることができるくらいの神経の持ち主なのですが、さすがに飛行機での移動が長くなると、くたびれるものですね。そんな移動中の癒しの1つだったのは、やはり読書でした。


世界で活躍する彼女のベースを知った

 1冊目は、黒柳徹子さんの新著『続 窓ぎわのトットちゃん』です。

続 窓ぎわのトットちゃん | 黒柳 徹子 |本 | 通販 | Amazon

 窓ぎわのトットちゃんから長い年月を経ての作品ですが、本当に読んでよかったと思いました。世界で活躍する彼女のベースを知ることができたからです。

 トットちゃんが、大人になった姿が目に浮かぶような一冊。前作を読んだ方には、もちろん読んでほしいですし、読んでない方にもお勧めする一冊です。中でも心に響いたのは、徹子さんが、先輩に呼び出され、誰かの真似をしていると言われてしまったシーン。これほどまでの雪辱はあったであろうか。手に取るようにその時の悲しみややるせなさを感じました。その後、子供向け番組での声優デビュー、紅白歌合戦の司会など、お茶の間のスターとなっていく徹子さん。私は、お母様の朝さんのふるさとに行ったことがあり、それも懐かしく思い出しました。

『続 窓ぎわのトットちゃん』|本のあらすじ・感想・レビュー・試し読み - 読書メーター (bookmeter.com)

 自分は自分である。そしてその自分を慈しみ自信をもって進んでいくためには、「誰かの真似ではいけない」という思いが強かったのだと思います。『人のふんどしで相撲を取る』という言葉がありますが、彼女はその言葉の真逆を行く生き方をしていると思います。それは、トモエ学園で過ごした日々の素地があり、大人になってからの、一人の人間としてのたゆまぬ努力があるからこそだと思います。順風満帆な人生でないからこそ、逆境を乗り越えてきたからこそ、そこに彼女の魅力があるのだと思います。

処方箋は猫、大好きを伝えよう。

 「猫を処方します。」と言われたら、誰しもがビックリすることでしょう。そんな独特の世界が味わえるのがこの本です。

Amazon.co.jp: 猫を処方いたします。 (PHP文芸文庫) : 石田 祥: 本
『猫を処方いたします。2』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター (bookmeter.com)

 ペットと生活をしたことがある人なら、痛感すると思いますが彼ら彼女らは、言葉を越えたバディであり、温かい存在であると思います。京都の街を舞台に、猫を処方する不思議な病院との出会いが主人公たちのささくれた心を癒してくれます。元々、犬派の私でしたが縁があって猫を飼った経験があります。愛猫はいつもそばにいてくれました。涙を流した夜も、悲しみで胸が押しつぶされそうだったあの日も、いつもあの子は私と一緒でした。そんな苦く甘い思い出を思い出しながら読みました。今でも大好きです。そう伝えたくなる一作です。

『猫を処方いたします。』|本のあらすじ・感想・レビュー・試し読み - 読書メーター (bookmeter.com)

しんどいとき、私も猫の手を借りていました。もふもふしていて、かわいいフォルムの生き物。飼っていた一匹はお嫁に行き、今は同級生が大切にしてくれています。彼もきっと猫の魅力に取り憑かれたに違いないでしょう。私自身、何度君たち(猫)に救われたことか。猫はやはりこの作品通り、処方されるものですね。そして、お猫手帳が欲しいです。この作品は、あえて2巻で終わってほしい優しい終わり方でした。先生に焦点をあてて読んでいくと、なぜか伊良部先生を少しだけ彷彿とさせるのですが、私だけでしょうか。また再読するかもしれません。

『猫を処方いたします。2』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター (bookmeter.com)

自分を見つめ直す旅だからこそ

 旅自体も、癒しのひと時であることには変わりませんが、移動のすきま時間やふとした時に本を読むのもおすすめします。いつもと違う環境で読むからこその新しい発見があるのだと思います。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。


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猫のいるしあわせ

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