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評論・小説

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記事一覧

小林秀雄論ー西行、についての考察ー

小林秀雄論ー西行、についての考察ー ㈠ 自分は、西行について、ほとんど詳細を知らない。唯…

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小林秀雄論ーモオツァルト、についてー

小林秀雄論ーモオツァルト、についてー ㈠ 小林秀雄の『モオツァルト』は、端的に言って難し…

小林秀雄論ーXへの手紙、雑考ー

小林秀雄論ーXへの手紙、雑考ー ㈠ 小林秀雄の『Xへの手紙』は、一見難解に見えるが、一回性…

小林秀雄論ー序説、何故賢いのかー

小林秀雄論ー序説、何故賢いのかー ㈠ 批評家、小林秀雄を、批評する、という事は一体どうい…

安部公房ー安部公房論、30論、その総括と、目次ー

安部公房ー安部公房論、30論、その総括と、目次ー ㈠ 安部公房論を、30編書いた。これで、目…

安部公房ー安部公房論から読み解く、安部公房、その生涯ー

安部公房ー安部公房論から読み解く、安部公房、その生涯ー ㈠ 安部公房文学を思考する時、ま…

安部公房ーカンガルー・ノート、の位置ー

安部公房ーカンガルー・ノート、の位置ー ㈠ 1991年に発表された、『カンガルー・ノート』、これが安部公房の最後の小説とされてる。この小説を、高校生の時読んで、まさに衝撃を受けたのであるが、とにかく、変わっているのである。例えば、埴谷雄高も最晩年は変人と言われていたようだが、この『カンガルー・ノート』を読む限りにおいて、安部公房も、少し変人と呼ばれてもしかたないくらいの、内容を持っているのである。しかし、文体や構造に乱れはない、ただ、内容が、余りに前衛的過ぎる、と言った感

安部公房ー砂の女、の成立背景ー

安部公房ー砂の女、の成立背景ー ㈠ 安部公房の『砂の女』は、昭和三十七年に発表され、フラ…

安部公房ー『箱男』論、その2ー

安部公房ー『箱男』論、その2ー ㈠ 『箱男』論を進めているが、本当に変わった小説だと思う…

安部公房ー『箱男』論、その1ー

安部公房ー『箱男』論、その1ー ㈠ 安部公房生誕100年、そして、『箱男』の映画化、今年大…

安部公房ー随筆集、鞄(笑う月)に関してー

安部公房ー随筆集、鞄(笑う月)に関してー ㈠ 安部公房の随筆集、『笑う月』からの『鞄』と…

安部公房ー随筆集、発想の種子(笑う月)に関してー

安部公房ー随筆集、発想の種子(笑う月)に関してー ㈠ 随筆集、『笑う月』から、『発想の種…

安部公房ー随筆集、笑う月(笑う月)に関してー

安部公房ー随筆集、笑う月(笑う月)に関してー ㈠ 安部公房の随筆集、『笑う月』には、17編…

安部公房ー『飢餓同盟』論、その4ー

安部公房ー『飢餓同盟』論、その4ー ㈠ 『飢餓同盟』論も、その4を迎えた。その本質的魅力を、考察をするために、随分『飢餓同盟』を読み込んでいるが、やはり、安部公房文学の起点になっているがためか、非常に重要箇所が多いのである。それも、安部公房が商業的に売れ出す頃、と言えば適切か、『壁』から数年後のため、人生における或る種の勝負魂の様なものが、随所に見られ、これは、安部公房が文学と戦っているな、という感じのする、気合の入った小説なのである。その3までで、述べて来た様に、この小