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田舎蛙の自作の作詞集5

30
田舎蛙の自作の作詞集5です。 30作品あります。 ・湿った二匹 ・幻からの旅立ち ・大人びた二人 ・歌姫の想い ・宇宙(そら)の片隅で ・異星人の慟哭 ・愛する母よ ・宇宙(そら… もっと読む
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記事一覧

雪華の園(その)

1.雪華でまどろむ 少女へ おやすみの 子守唄 生きてる間は 叶わなかった 美しい花に…

仮初め悪魔のイタズラ

1.君から見れば 小悪魔なら ようやく僕は 素直になれる 天使な君の 視界にやっと 仮初め…

箱庭のオブジェ

1.箱庭過ごしの 素敵な時間を 私とあなたで それぞれ過ごす 遠い互いの 箱庭眺め 私…

地獄道(じごくみち)

1.ただ一片の幸せを 掴みたいなら 地獄道(じごくみち)だけ 人並み知らない 人間に 行…

Bad and Happy

Bad and Happy 繰り返して 滅茶苦茶やる それが人生 悪路走行 across(アクロス)運命 パンクは…

あなたのその手が

1.平和のために 赤く汚れた この手を優しく 求めてくれる 「その手で抱いて」と 赦してく…

縁(えにし)

1.血の縁(えにし) 知らぬ者でも 集い紡げる 血に勝る縁(えにし) 「繋がり」焦がれて 求めているなら あなたも紡げる 愛、甘え 知らぬなら 学び合い 分かち合って 血を介さぬ 縁(えにし)だけの 「癒し」あるから 「傷の舐め合いに すぎない」と 縁(えにし)を 見ないで 縁(えにし)の可否は 血ではない 「労り合う」心 胸にあるか どうか信じて 血に依らぬ縁(えにし)を 2.始まりは 他人同士で それが交わり 生ま

空の落とし子

1.星の光が 生み出す影から うずくまる ひとりぼっちの 空の落とし子 「いつか再び あの…

虚飾の私

1.苦いまどろみ 捨てても嘘は 私の身体 離さない 誰もが愛するのは 虚飾で出来た 私…

鉄クズ製の十字架

1.「小高い丘から 街を見下ろす」 子供の頃は 好きだった あの日までは 街が炎と踊…

青い騎士達

1.陰りを見せる 青春に 少女達は抗う 傷つきながら 「自分」と「大人」の狭間で も…

街で生きれば

1.「今日を生きる」に もがく度(たび) 夢が後ろへ 逃げてゆく 夢のため この街来たのに …

生きる罪よ、どうか眠れ

1.許されざる命 生まれ自体が罪で そんな僕は 夢想をする もしも許される 命として …

真白のカラス

1.黒いカラスの 親から生まれた 真白のカラス 不吉の黒を 纏わぬカラスに 周囲は忌み恐れ 同胞の筈の 他(た)のカラスすら 不吉と忌み嫌う 親すら愛さぬ 真白のカラスを 白い身体は いつも濡れてる 心を写した 淀んだ涙で ぬくもり知らない 真白のカラスは 救いを求めて 一人旅立つ 同胞見限り どこかに居場所 あること信じ 夜空をさすらう 真白の星となって 2.白いカラスが 旅路で出会った