見出し画像

人間なんて

2022年5月29日(日)の私の日記にこう書いてあった。

23時30分頃に床につき、その後何時かはわからないけど金縛りにあった。
5時半に目が覚めた。
「人間なんてララ〜ラ〜ララララ〜ラ〜」と頭の中に曲が流れてた。

あの歌…吉田拓郎の「人間なんて」だ。
私が生まれた年にリリースされたのか〜。
歴史を調べたら…凄いな〜。

 何かがほしいおいら
 それが何だかわからない
 だけど何かが足りないよ
 いまの自分もおかしいよ
 そらにうかぶ雲は
 いつかどこかへとんでいく
 そこに何かがあるんだろうか
 それは誰にもわからない



何であのタイミングで人間なんての曲が流れたんだろう?
いまだに謎。
手術後の結果説明と治療方針を聞きに行く前日くらいの出来事。
精神的にはもう抗がん剤をやる覚悟を決めていた時期。

なんとなく、この歌の感じは…若者が先行きが見えない不安を歌っているように思う。
私に重ね合わせるなら、抗がん剤を使って副作用がどうなるかわからない不安。
先行きがわからない不安。
これから先、再発転移するかもしれない不安。
不安だらけだった時期。

人間なんて…と言ってはいるけれど、なんか…愛おしさも歌っているようにも思える。

まったくも〜、仕方ないな〜、人間だもんな〜って感じで。

何度も何度も同じフレーズを歌いながら、自分自身を納得させる感じで。

悩んだり、不安がったり、泣いたり、叫んだり、もやもやしたり、
人間なんてそんなもんさって。

いろんな感情を経験するために生まれてきたんだと思う。人間は。
だから、色んな感情を湧き立たせる自分を愛おしく思うとしよう。

今の自分でいいんだと。


よろしければサポートをお願いすます。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。