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36歩 勉強して、行動した人が得をする世界


最近ファイナンシャルプランナーの勉強を再開した。

もともと私はお金のことを考えるのが好き。
母に株でちょっと儲けたなんて話をしていた時に
「お金のこと考えるの好きだし、ファイナンシャルプランナーとか勉強したらいいんじゃない?」
と言われたことがきっかけで、いつかは資格を取ろうかなと考えていた。

ただ実際テキストを読み始めると、たくさんの数字を覚えないといけないことで勉強が億劫に…。暗記が苦手なのもあり、半年くらい勉強をやめてしまっていたのだ。


しかしながら、知っていると役立ちそうなお金にまつわる知識が凝縮されているのは、間違いない。
ネットだと、めちゃくちゃディスられることが多いファイナンシャルプランナー。たぶん転職などのスキルにはおそらく役に立たない。
ただ、人生においてはきっと役に立つ。

そんなわけで、重い腰を上げて、勉強を再開した。



そんな最近やっているFPの勉強で新たに知ったのが
高年齢雇用継続給付金 という制度だ。


高年齢雇用継続給付とは・・・ 
高年齢雇用継続給付は、「高年齢雇用継続基本給付金」と基本手当を受給し、60歳以後再就職した場合に支払われる「高年齢再就職給付金」とに分かれますが、雇用保険の被保険者であった期間が5年以上ある60歳以上65歳未満の一般被保険者が、原則として60歳以降の賃金が60歳時点に比べて、75%未満に低下した状態で働き続ける場合に支給されます。

ハローワーク インターネットサービス

支給額が大したことないなら申請しないかも、と思ったが
人によってはそれなりの額になるようだ。

支給額
高年齢雇用継続給付の支給額は、60歳以上65歳未満の各月の賃金が60歳時点の賃金の61%以下に低下した場合は、各月の賃金の15%相当額となり、60歳時点の賃金の61%超75%未満に低下した場合は、その低下率に応じて、各月の賃金の15%相当額未満の額となります。(各月の賃金が370,452円を超える場合は支給されません。(この額は毎年8月1日に変更されます。))

例えば、高年齢雇用継続基本給付金について、60歳時点の賃金が月額30万円であった場合、60歳以後の各月の賃金が18万円に低下したときには、60%に低下したことになりますので、1か月当たりの賃金18万円の15%に相当する額の2万7千円が支給されます。

ハローワーク インターネットサービス

申請をするだけで毎月3万円近い額を65歳までもらえる!?
なんてお得な制度なんだと驚いた。そんな制度があることは知らなかった。
同じ会社で働く定年後の先輩社員の方々は
定年後は給与が下がって悲しいもんよ、と言っていたが
果たしてこの制度をご存じなのだろうか。



私自身は30代なので定年なんて、まだまだ遠い先のはなし。
しかし、父が定年退職を迎えた娘としては、とてもタイムリーな制度だった。

父は「最後は自分の好きな仕事をやりたい」といって、県外にある企業に再就職したのだ。実家の農作業があるため、定期的に高速を使って帰ってくるのだが、そうなるとお金がまぁまぁ掛かる。

「お父さんは、この制度を知っているのか?!」
心配になり、速攻でLINEを送る。そして案の定、知らなかった。

会社でもそんなことは教えてくれなかったのだとか。
お金にうるさい私は、「はやく、絶対に申請しなさい」と念を押したのは言うまでもない。


ちなみにこの高年齢雇用継続給付という制度、残念ながら2025年4月から段階的に縮小し、最終的には廃止されることが決定している。
同じく2025年4月からは、65歳までの継続雇用制度が義務化されるため、致し方ないのだろうか…。

あと運用面でさらに残念なのが、2か月ごとに申請書を出さないといけないらしい。面倒なので、途中でもういいやと思ってしまう人も多そうだと感じた。ただ、もちろん事業主が対応してくれる場合には、個人の負担はないらしい。


NISAやiDeCoをはじめとする資産形成の制度に然り
勉強した人だけがお得になることは、いくらでも転がっているなと、実感した。

でもそれ以上に重要なのは、そういう話を聞いて、すぐに行動に移せることなのかもしれない。
私がいくら資産形成や投資信託の話をしても、家族は証券口座の開設すら面倒くさがってるのがいい例だ。
それでも、自分のためにも、周りのひとのためにも、やはり勉強をきちんとしたいなと思う。(お金が好きだしね。)




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