男は母の愛情が無いと気が狂う

わかりやすいのがストーカー殺人事件だと思う。リベンジポルノが有名になった事件の犯人は、母からネグレクトで母の交際相手からは酷い暴力を受けている。

別の似た事件でも、母からのネグレクトは多い。日常言われていたのは存在を否定する言葉。お前さえいなければ…など邪魔者扱いされている。

交際相手(又は交際したい相手)に母の愛情を重ねているから、拒絶されると唯一無二の母の愛情を失う事、唯一無二の母に捨てられる事、自分の存在価値の全否定となるから執着粘着しつこさは凄まじい。

秋葉原殺傷事件の加藤智大も母から酷い虐待を受けていた。思い通りになるようにコントロールされ、そこで彼の存在を肯定される事は無かった。

彼の言う不細工というのは自尊心の事で、彼女が欲しいと言うのは母の愛情の事だと私は思っている。そう考えると掲示板に書き込んだ意味もわかりやすいし、文字通り捉えると疑問がわく。

彼は先ず不細工では無い。容姿端麗とまでいかなくても、服や髪型をお洒落に整えれば少なくとも気持ち悪がられるようなルックスでは無い。彼女についても、年齢を考えると誘い続ける事さえ出来たならば交際に発展する事もあっただろう。

彼に関しては、メル友から一度会った程度の女性が週刊紙に情報を売っていた。やり取りの中で、彼の自信の無さと愛情を求めている感じがあった。

弟についても、最後の引き金が彼女との別れという事なので、彼女からの拒絶というのが普通の男性よりも遥かにダメージが大きかっただろう。

普通に親の愛情のある家庭で育った男でも、恋愛の別れは精神が病んで精神薬を飲んだりする人もいるのだから、全てに絶望するのも不思議じゃ無い。

逆に、母の愛情があったから偉人扱いされるまで頑張れた人が野口英世だろう。彼ははっきりと、母がいたから頑張れたという内容の言葉を残している。

エジソンもだと思う。エジソンは、自身の性格(発達障害の症状かな)から学校で問題児扱いされて退学になったけれど、母だけは彼を認めて肯定していた。

他にも例はたくさん有るけれど…、色々似たような事を調べたところで私が愛情を得られる訳でも無いし改善策も特に見つからなかった。

20代の頃私は、彼女が出来て結婚すればこの苦しみが無くなると思っていた。なので、常に女性を誘っていた。

自分に自信が無く、上に書いていたように女性を1人の人間として好きなのでは無く、親の愛情を重ねて愛されたいという思いから誘っていたので、

誘っても交際に発展する事は少なくて、それ以上に精神的なダメージが大きかった。

長年付き合ったとかでは無く、誘いを断られた程度で何日も寝込んだりしていた。

理由は当然、誘いを断られる事が母から見捨てられたのと同等だと捉えていたから。

寝込んだり吐いたりしながらも、常に誘ってはいたので時々は交際に発展して、その次は以前書いたようにお金の事で苦しんでいた。

当時の私は、妻子を養いたい気持ちと現実の収入が違い過ぎて、今を乗り切ればやがては理想の関係(収入などお金の事も含めて思い描いた生活)が出来るだろうと楽観的には考えられなくて、結局別れと誘うのを繰り返すばかりだった。

30歳ぐらいから、殆ど女性を誘わなくなった。

金銭的な事情もあったけれど、それ以上に誘いを断られた時の精神的なダメージに耐えられないようになったから。

抑鬱で寝込んだり、吐いたりしていたし、何より女性とのデートが全然楽しくなくて、無報酬で接待をしているだけな気分になった。

私よりも遥かに恵まれている相手に。

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