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今週のグッドデザインを紹介します(12/11〜12/15)

今日は、12月3週(12/11〜12/15)にアップした、とれたてグッドデザイン5点をまとめてご紹介します!



12/11 ストリートファニチャー[一宮の路上建築群]

路上に「人間のための居場所」をつくる、家具以上、建築物未満の建築群。

愛知県一宮市の駅前通りに設置されたストリートファニチャーです。公共空間を人々のさまざまな活動の場へと転換するための社会実験のひとつとして構想され、市民によるワークショップや関係者の声、地域の文化などを丁寧に取り込み計画されました。ランドマークでありながら環境と連続するランドスケープとして街と調和し開かれた場となっています。

#2023年度グッドデザイン賞

12/12 オフィスラウンジテーブル[C-table]

シンプルな一本脚テーブルに、さりげなくついたコンセント。

コンセントの配線コードを支柱に通すことで、すっきりした見た目を維持しています。テーブルトップには捨てられるはずだったデニム端材や、一般的には家具作りに不向きな国産小径木の集成材を活用して、サステナブルにも配慮しました。多様化するオフィスのなかで、さまざまな空間になじむカフェテーブルです。

#2023年度グッドデザイン賞

12/13 ベビー用食具(スプーン&フォーク)[じぶんでつかえる スプーン&フォークシリーズ]

赤ちゃんのお口の成長を考え、使いやすさと安全な食事をサポートする食具。

各月齢のお口にあった適切な形状、利き手を限定しない持ち手、口の奥まで入れてしまわないような引き抜きやすさなど、赤ちゃんのお口の成長に合わせて使いやすい工夫が丁寧に積み重ねられ開発、設計されています。それぞれの時期に特有の食べ方を検証し、高齢者用の食具にみられる特徴を盛り込むなど、視野の広い開発のあり方も含めて高く評価されました。

#2023年度グッドデザイン賞

12/14 スマートフォン[キッズケータイ KY-41C]

学年や性別の区別なく使える、ニュートラルなキッズケータイ。

子どもの多様性に配慮し、長期間使える形や色、UIUXデザインを目指しました。ストラップを引くことで、耳につく音質で緊急性を伝えるブザーを鳴らすことができます。汚して帰ってきてもハンドソープで手と一緒に洗えるなど、様々な点で子どものユーザビリティーを考えていることが評価されました。

#2023年度グッドデザイン賞

12/15 布製品の雑貨[インド綿リサイクルコットンシリーズ]

廃棄されるはずだったリサイクルコットン生地を利用した、ファブリックシリーズ。

衣類や布製品の生産時に排出される温室効果ガス、大量の廃棄物などが世界規模で深刻な問題になっているなか、新しい生地の染色や加工をせず、リサイクルコットンを利用したキッチン、ダイニング向けの布製品のシリーズを開発しました。工場に負荷をかけない仕様でありながら、店頭で目を引きつつ日常遣いしやすい設計で、製造上の制限は多いものの、仕入れコストを下げることで工場も無理のない製造を実現できます。どのステークホルダーにとっても意義のある取り組みが高く評価されました。

#2023年度グッドデザイン賞

この連載では、グッドデザイン賞インスタグラムで毎日1点ずつアップしている受賞作品をまとめています。
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https://www.instagram.com/good_design_award/