衣装オタクによるレポ【SEVENTEEN / BE THE SUN -Japan-】
2022年11月19日、SEVENTEENのBE THE SUN日本公演初日に行ってきた。せっかくなので衣装オタクの私が感じたワクワクを言語化しておきたい。
初日公演は日本のセトリが公開されておらず、どこまで日本の楽曲がセトリに含まれるのかが未知だった。
グッズ列(京セラ一周、数時間待ちの地獄の列)で待っている中、聞こえてくる曲に耳を傾けるも「よくわからん」というのが率直な感想だったし、サウンドチェックも初日はなかったので、本当に未知数の公演だった。
衣装が新しくなるかも、前のままかも完全に予想ができない。
座席は幸運にも指定席でDブロックの前から6列目。翌日からVIP席になる所。友達の座席運にマジ感謝だ。
1. 白衣装
HOT
March
HIT
Rock with you (Japanese Version)
2 MINUS 1
メインステージにメンバーが登場した。会場の熱気は最高潮。
センステ前の私からも小さなメンバーが真っ白でゴージャスな衣装が目に入った。
そう、最初から日本公演初衣装が登場したのだ。見たことない白王子衣装が出てきてテンションはマックスだった。
海外公演では1着目が黒衣装だったため、白衣装になることでBE THE SUN のポスターの構図が連想され、ステージが斜めになりメンバーがV字体型になった瞬間、「わあ、、本当に始まる、、」と思った人も多いのではないだろうか。
遠目で見た時に統一感があるけど、近くで見ると細部まで魅力が詰まっているのがKPOP衣装の魅力だと思っている。これが手縫いで作られているのだから尊い世界だ。(いつか日韓の衣装の違いについてもまとめたい)
海外公演では黒衣装だったのが白衣装になることで、shadowから出てくるグレーシルバー衣装と違いが明確になり、日本公演の衣装は色の幅が広がっていた印象だ。
そんなキラキラ白王子衣装でありながら、国を背負える壮大さを持った衣装だったな、、と感じさせられたのがMarchでのパフォーマンスだ。
前で12人が踊っていて、後からジョンハンが歩いて出てきて道が開けるフォーメーションがある。曲の壮大さも相待って、キラキラな白王子という言葉では片付けられない壮大さと威厳が目に見えた。「ユンジョンハン、建国だ」と心の底から思った。(感想がバカである)
ちなみに、ジョシュアとバーノンはRock with youが終わり、2 MINUS 1があるためジャケットを脱がなければいけないというミッションがある。そのため暗転してからのジョシュアの顔は、めちゃくちゃ「ガチ」であった。
追記:今日のフィリピン公演では黒衣装に戻ってた。ホントに日本公演のための衣装だった、、、感動
2. パフォーマンスチーム
6.MOONWALKER
7. Wave
ジョシュアとバーノンが地獄の体力勝負4曲から、引き続き頑張ってメンバーの衣装替えの時間を作ってくれおかげで、ユニットステージが始められる。
今回のツアーではユニットのパフォーマンスの楽しみ方が明確に別れていて、パフォチのステージは「魅せるステージ」だった。
そのため4人の衣装も動きがわかりやすく、最初の水の演出に合うような「透明感」がある衣装になっていた。
会場全体が息を呑むような、少し神聖ささえ感じるパフォーマンスと衣装がマッチしていて綺麗だった。
ホシとディノは白をベースにした衣装で、水玉やビーズで透明感が表されていたがチャイナ2人は布が少ない。透明感というよりもはや見えているという感じ。こんなに露出しても下品にならないのはめちゃくちゃ鍛えているからなんだよな〜と最近思う。
3. ボーカルチーム
8.Come to me
9. imperfect love
ボカチのステージは「幸せを感じるステージ」だったと思う。
メンバーが会場の光を見ながらステージと今この瞬間を感じて、幸せそうに歌っているのが印象的で、私も感動してしまう時間だった。
ボカチの衣装は「ブルー」だ。
(ソースが見つからなくて申し訳ないのだが)ボカチの衣装は「星空」に合う衣装であってほしいとメンバーが提案して作られたと小耳に挟んだことがある。
遠くから見ると分からないが、ウジの衣装もただの青ではなく小さなラメが広がっている。(ボカチのインスタはあまりステージ写真を載っけないタイプなので素材が少ない)
全員が異なる青を纏いながら、ボカチの上品さと感動のステージにあった衣装になってた。シンプルな衣装にワンポイント、ハイブランドのブローチなどが入ってたのが印象的だった。
Come to meでは会場のペンライトが星のように輝いていたし、imperfect loveでは会場がピンクに染まり愛に溢れていて、間違いなくその日で1番星空に近い空間だったと思う。
4. ヒップホップチーム
10.gam3 bo1
11. back it up
ユニットステージ最後を飾るのはヒポチだ。
公演後には「ヒポチの女」がトレンド入りすることからも熱いステージが想像できる。(私はミーニーのオタクなので、2 MINUS 1前の謎のミーニー時間以来の登場にテンションはMAXでした)
パフォチを「魅せるステージ」、ボカチを「感じるステージ」と表現したが、ヒポチは圧倒的に「楽しむステージ」だったと思う。
会場を楽しませることはもちろん、何よりもステージにいる4人が楽しむことで会場を揺らしていたのが印象的だった。
gam3 bo1もback it upも、全力で音で遊びながらも4人のかっこよさが最大限に発揮されているステージだ。衣装はオールブラック。
ブラックというシンプルな衣装の中でも、革手袋やタトゥー風ペイント、時たま現れるミンギュのサングラスなど小物で遊んでいたのが印象的だ。
シンプルで一見ダンサーさんに埋もれてしまう衣装でも、4人の持ち前のスタイルと華で一目でどこにいるかわかった。さすがアイドルだ。
ミンギュにいたっては「腕こそが衣装」と言っても過言ではない。(もしかしてこの間の半袖マフラーも腕を魅せたいだけ、、いや何でもない)やっぱりフィジカルの美しさはステージやカメラで抜かれた時に映えるな〜と思う今日この頃。
5. 赤衣装
12.Mansae
13.Left & Right
14.VERY NICE
15.CHEERS
ユニットステージが終わってここからは13人全員が登場だ。
HOTで始まった1部が「かっこいい」だとしたら、ここからは「遊び場」だ。
13人の明るい陽気なステージにあった赤衣装が登場する。
一人一人に合った衣装で個性があって可愛いのだが、公演中暑すぎて赤ジャケットを脱いでしまうメンバーが現れる。
そうなると衣装が一気に高校のジャージみたいになってしまうのも面白いなと個人的に思う。
この赤衣装は全公演同じものを着ていると思っていたが、私調べによるとウジはほぼ衣装が毎回変わる。そしてホシもノースリーブフーディーの時と白Tにダウンベストの時がある。
多分ウジは死ぬほど代謝が良いから衣装がいっぱいあるのだろう。
個人的には多くのメンバーが白基調のスニーカーの中、赤要素が強いディノのスニーカーが好きである。
6.パープル衣装
16.DREAM
17. ひとりじゃない
18. 舞い落ちる花びら
この段階で4000字になってしまい、読んでくださっている方々も私も「長いな」と思い始めたところであるが、ここからが本番だ。私の1番好き衣装の話を始めよう。
大阪公演初日、もちろん日本公演のセトリの予備知識がなかった私だったが、登場した瞬間確信した。
「やばい、舞花くる。」
DREAMと共に登場した衣装は日本公演オリジナルの新衣装だった。
ジャケットのメンバーが多く、この公演で最もフォーマルな形の衣装だった。まるでDREAMのMVみたいな衣装だ。
色合いもピンクに近いパープルから濃いパープルまで、まさにMVの冒頭を連想させる色合いだ。
しかし、フォーマルな衣装から覗くフリルやインナーは「儚さ」を兼ね備えていた。というよりも、色合いが「花」であった。
DREAMのMVの冒頭の世界観、そして描かれている少しメルヘンな宇宙の色合いが、私たちがイメージしている舞い落ちる花びらの色合いとドンピシャなのもすごい奇跡だ。
大きく分けて6パターンくらいで色が構成されているように見えたが、公演後の私調べによると全員色合いが違う。
唯一バーノンとスングァンが同じ布、同じ色に見えるがスングァンがベストなためパッと見、バーノンよりも明るく見えるようになっている。
ミンギュとウォヌも同じ色に見えるが、ウォヌの衣装にはラメが入っているなどよく見れば違いが見えてくる。
この衣装の面白いところはミンギュの濃い紫とエスクプスの明るいピンクだけが並んでいるのを見ても統一感がないのに、あるフォーメーションで全てが一つになるところだと思う。
そのある一瞬というのが舞い落ちる花びらの終盤、ウォヌがセンターにくるフォーメーションだ。
このフォーメーションは遠くから見るとメンバーの衣装がグラデーションになっている。
ウォヌに続いてミンギュがセンターに来ると花びらは勢いよく回転し、ピンク衣装のメンバーが一気に前に現れる。その後に全員が止まってジュンが現れる瞬間と言ったらいうまでもなく、綺麗だ。この花のフォーメーションからエスクプスがセンターのV字隊形に変化するため、花が回って蕾が開花した後に一気に散るようなフォーメーションになっている。
集まることで生み出されていたグラデーションが一気に散らばって踊り始める姿は、本当に舞い落ちる花びらを見ているようだった。(舞花が好きすぎて熱量が高くなっていますが、皆さんついてきてください)
この衣装の好きなポイントは大きく分けて二つある。一つは曲に対する解像度が高いことだ。
DREAMと舞い落ちる花びらの世界観が全く異なる楽曲を一つの衣装で表現できていることがすごい。
二つ目は衣装がSEVENTEENの強みと合致しすぎていることだ。
いうまでもなく13人が作り出すパフォーマンスは、上から見てもフォーメーションや構成が作り込められていてどこから見ても楽しめる。
そこに視覚的にダイレクトに伝わる衣装が合わさることによって、花がより花になる。天才じゃ〜ん!!
ですがこの衣装は写真を撮るタイミングがないらしくて、メンバーのセルカがマジでない。悲しい。
7.シルバー衣装
19.shadow
20.Crush
21._WORLD
最後の衣装っぽい衣装。私はこの衣装はshadowのためにあると思っている。
赤衣装と紫衣装と雰囲気がガラリと代わり、ブラックとシルバーで構成される。
スキニーパンツを履き、上半身で個性を出してくるKPOPでよく見るタイプの衣装だ。
この衣装は終盤に現れるということもあり、暑がりのメンバーはジャケットをよく脱ぎ捨てている。例えばジョシュアとかディノ、あとはミンギュとかミンギュとかミンギュだ。
この衣装でパフォーマンスする曲はHITとか舞い落ちる花びらとは違い、動きがスタイリッシュな印象だ。
shadowとかは分かりやすくシンプルでかっこいい。このシンプルさを際立たせる衣装になっている。
今回の日本ツアーでは新しい衣装が二つ増えたため、色の幅が広がって衣装オタクとしてはテンションがめちゃくちゃ上がった。
色々な衣装があって、それがパフォーマンスにも楽曲にもマッチしていて天才だな〜と思ったことを忘れたくなくて、感情をぶつけながらnoteに言語化したので読みにくい部分がたくさんあると思うが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
衣装が映えるのも13人のパフォーマンスとセトリが素敵だからなので、これからもたくさん楽しませていただきたいと思っております!次はスタジアムの衣装レポになりますように、、そしてスタジアムの時はステージ規模と花道もスタジアムサイズになってますように!!!
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