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この夏カメラ始めてみませんか~ビギナー向け!『初めてのカメラ選び』ワンポイントアドバイス。~

子どもたちお待ちかねの夏休みが、いよいよ間近にやってきます!!例年のように夏祭りやは花火大会などイベント目白押しとはいきませんが、出来る範囲でのんびりと思い出に残る夏にしたいものです。

いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

夏と言えば、たくさんの思い出を作る絶好のチャンス。とはいえ、今年もまだまだ、たくさんの人と、色々なところへ行って、たくさんの思い出をというのはちょっと難しそう。

そんな中でも家族とは出来る範囲でたくさんの思い出を作り残したいもの。青空のもと虫取りをしたり、スイカをお庭で食べたり、夜は家族で小さな花火大会というのもいいかもしれません。

そんな様々な夏のシチュエーションを、綺麗に残したいのなら、スマホで撮影するだけでなく、今年はカメラに挑戦してみるのもいいかもしれません。

お気に入りのカメラが見つかれば、撮影が楽しくなり思い出を残す機会もふえますよ。今のカメラは静止画も動画も楽しめる機種も多いので是非、この機会にカメラデビューしてみてはいかがでしょうか。

ということで今回は前回の『家族動画のススメ』から少し発展して、『初めてのカメラ選び』について綴ってみたいと思います。

カメラ選びのチェックポイント【センサーサイズを知ろう】

カメラを選ぶときにチェックする項目って、こだわればこだわるほどたくさんあるのですが、まずはセンサーサイズの違いに注目して選べばいいかと思います。

センサーってなんだ?と思われる方も多いと思います。センサーとは人間で言えば網膜にあたり、レンズから取り込んだ光を、電気信号に変換し、画像を生成する部分となります。

一般的にセンサーが大きければ大きいほど、画像(映像)の再現性は高くなり、高画質な画像(映像)を作ることができます。

薄暗い部屋の中や、夜外で撮影する場合などもセンサーサイズの大きなカメラを使って撮影すると、ざらざらした画像(映像)にならず、すっきり高画質で撮影をすることが出来ます。また光を取り込むのにシャッタースピードを遅くする必要も少なくなるのでブレずに撮影することも出来ます。

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スマホやコンデジに多い1/2.3型センサー
高級コンデジと呼ばれるハイエンドなコンデジに多い1型センサー
ミラーレスや一眼レフはそれよりさらに大きく、マイクロフォーサーズやAPS-Cフルサイズとセンサーサイズは大きくなります。

またセンサーが大きければ大きいほどボケみを作ることが出来るので、背景をぼかした幻想的な『ほわぁ』っとした、いわゆる『エモい』画像(映像)を撮りたい場合は、出来るだけ大きなセンサーを搭載したカメラを選ぶと有利となります。(ボケみを作るにはセンサーだけでなくレンズのF値も関係してきます。)

ボケみを作ることが出来るということは、逆に言うと、自分がぼかしたくないところがボケてしまったりと、フォーカスコントロースが難しくなるとも言えます。それが一眼レフなどセンサーサイズの大きなカメラは難しいと思われる所以ですが、現在ではオートフォーカスが昔に比べかなり有能になっておりますので、そんなに恐れることはないと思います。

機種によっては、ピントを合わせたいところをタッチパネルでポチポチ押すだけでピントが合ってくれる機種だってありますよ。

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写真ならフィルム時代から見慣れたフルサイズが好きですが、動画を中心に撮りないのなら個人的にはスーパー35mm近辺のマイクロフォーサーズまたはAPS-Cがボケみもちょうどよく使いやすいと思います。

カメラの種類【コンデジ・一眼レフ・ミラーレス】

カメラの種類は大きく分けて3つあります。

①コンパクトデジタルカメラ

一つ目はコンパクトデジタルカメラ。いわゆるコンデジという言われるカメラで、スマホが普及する前は一家に一台必ずあったといっても過言ではないほど少し前までは最も身の回りで見かけるデジタルカメラだったと思います。

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スマホが普及してから少し影が薄いコンデジ。とはいえ今はお手頃価格のエントリー機のみならず、高級コンデジと呼ばれる、主に1型センサーを搭載したセンサーサイズの大きな高画質&高機能なコンデジもあり、ひそかに愛用者が多いジャンルでもあります。

コンデジの特徴は何といっても、コンパクトかつ一台で完結できる手軽さ。この後紹介する一眼レフやミラーレスはカメラ+レンズと2つ用意しないと撮影出来ないのとは違い、コンデジならカメラ1つもっているだけで広角から望遠、機種によっては接写撮影まで出来ちゃいます。

広範囲でズームが出来るという部分はスマホにはないメリットです。スマホのズームは基本的にカメラは複数個ついていて、それを切り替える方法か、電子的に画像を拡大するかのどちらかになります。それに比べコンデジの場合決められた範囲で光学的にズームが出来るので(基本的に画質的な劣化なく)やっぱりスマホに比べると撮影しやすいです。

また予算的にもカメラだけ買えばよく、レンズを買う必要がないので比較的安く済むのもメリットです。

とはいえ、最新のスマホはカメラ機能を充実させたものも多いので、コンデジのエントリー機と最新のスマホを比較すると、場合によってはスマホの方が画質が良い場合があります。

よってもしコンデジを検討される場合は、やっぱりセンサーサイズの大きな高級コンデジを選ばれた方がいいと思います。

1型センサーを搭載した高級コンデジならボケみはやや一眼レフやミラーレスより少なめですが、コンパクトかつスマホとは一味違う高画質な画像(映像)を楽しむことも可能です。

②一眼レフ

いわゆるフィルム時代からある一眼レフのデジカメバージョンです。ボディーにレンズ装着することで撮影することが出来ます。

ボディーとレンズが一体になっていないメリットってなに?って思われる方も多いかと思います。確かに私もカメラを始める前はそう思っていました。

レンズとカメラ(ボディー)が外れることによって、無理のない設計のレンズを作ることが出来、品質の高いレンズを装着することが出来るところにメリットがあります。

もし一体型だったら、どうしても無理のあるレンズを搭載してしまいます。(広角から高倍率な望遠まで撮影できるレンズなど。)しかしレンズを取り外しできることによって、広角に特化したレンズ、望遠に特化したレンズ、接写に特化したレンズ、ボケみに特化したレンズと、一芸に特化したレンズを、シチュエーションに合わせて付け替えることが出来ます。

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コンデジが手軽にそつなくこなすカメラなら、一眼レフはレンズ交換することによって特徴を変化させることが出来るカメラといった感じ。画像や映像を自分色にコントロールしたいならレンズ交換式であることは必須かも。

またレンズから見えるものがそのままファインダーで見ることが出来るのが一眼レフの特徴です。(センサーの前にミラーがありそのミラーに写ったものをファインダー内で見るといった構造になっています。)

つまり、スマホやコンデジのようにモニター越しに撮影したい被写体を見るのではなく、レンズを通してスルーで被写体を見ることが出来ます。

シャッターを切る際はこのミラーが物理的に『パタッ』と開いてセンサーに光が取り込まれ画像を生成します。シャッター音がなる仕組みはこのミラーが物理的に開くときになる音です。

コンデジなどモニターを通して被写体を確認する場合、どうしても一度モニターで被写体を再現する工程が含まれますので、厳密にはシャッターを切ってもワンテンポ遅れてしまいます。しかし一眼レフの場合、物理的にシャッターが開くことでセンサーに光が取り込まれるので比較的タイムラグなくシャッターを切ることが出来ます。

しかしこれってフィルム時代には当たり前のことだったのですが、デジタルになれてしまった今日、これからカメラを始める方にとっては意外と戸惑いのある部分で、生成される画像を確認しながら撮ることが出来ないため、適正露出を決めるのが難しかったりします。

③ミラーレス

一眼レフとコンデジのいいとこ取りをしたのがミラーレス。一眼レフにようにレンズ交換式なんですが、ファインダーは電子ファインダーとなっています。つまりレンズを通った被写体をそのまま肉眼で見るのではなく、ファインダーの中にモニターが入っていてファインダーの中のモニターを見ながら撮影するような感じとなっています。(エントリーモデルの場合、電子ファインダーがなくモニターのみのものもあります。)

厳密には一眼レフのようにタイムラグがほとんどないわけではありませんが、体感的にタイムラグを感じることも少なくなってきていますので、シビアな現場で使用しない場合にはミラーレスは非常に使いやすいカメラになっています。

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レンズによってはややコンデジより大きくなりますが、比較的コンパクトなものが多く、APS-Cやマイクロフォーサーズとスマホやエントリーモデルのコンデジよりもセンサーサイズが大きいものが多いのでこれからカメラを始めたい方にはオススメです。

また見た目がお洒落なカメラも多いのもミラーレスの特徴です。

また現在では各社からたくさんの機種が出ており、エントリーモデルから普及機、プロも使用するフラグシップモデルまで様々なユーザー向けのカメラが出ておりますので自分に合ったカメラを選びやすいのもメリットです。

現在ではフラッグシップモデル(一番いいモデル)を中心に電子ファインダーやモニターの性能も上がってきているので、一般的な用途ではこれからはカメラを始める場合、一眼レフではなくミラーレスを選んだ方がいいかもしれません。

ちなみにお仕事でスポーツや舞台など一瞬をシビアに撮影した場合などまだまだ一眼レフを使う機会が多いですが、商品撮影やポートレートなどある程度時間をかけて撮影出来るシチュエーションでは、私の周りのプロカメラマンでもミラーレスを使用する場合が増えてきているように感じます。

あとがき

いかがだったでしょうか。カメラって家電に分類されながらも趣味的なアイテムでもあり、意外と特殊な製品であるような気がします。なのでカメラを趣味にしていないとなかなか何を選べばよいのかわからないってこともあると思います。

とにかくカメラ選びの第一段階ではセンサーサイズに注目してもらったらいいかと思います。(カメラの場合、カタログには必ずセンサーサイズが乗っています。逆にスマホなどでカメラスペック表にセンサーサイズが乗っていない場合は、カメラ性能はあまり期待できないと思ってもらってもいいと思います。)

オススメはコンデジの場合、1型センサー搭載の高級コンデジと呼ばれるもの。(それ以外のコンデジなら特別な場合以外はスマホ撮影でもいいかなぁと思っています。)

またこれからカメラを趣味で始めたいのであれば一眼レフではなく、ミラーレスでいいかと思います。とはいえ一眼レフにはシャッターを切る喜び、心地よさなど一眼レフの魅力があるもの確かです(笑)

もし趣味が高じてカメラにハマれば、ミラーレスをメインに、お散歩用に高級コンデジ、カメラを楽しみたいときは一眼レフなど使い分けるのもいいかと思います。

今回はざっくりとした予備知識をまとめてみましたが、今度はこれから始めたい方向けのオススメカメラなどを紹介出来たらなぁと思っています。

大好きな夏がやってくるので音楽noteなども書きたいので、ちょっと間が空くかもしれませんが(笑)楽しみにして頂けると嬉しいです。

今はカメラ一つで写真も動画も楽しめます。もちろんカメラを使わなくてもスマホ一台で思い出を残すこともできます。動画にご興味のある方は『家族動画のススメ』もよかったらどうぞ!

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