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【豆知識】プルーンで下痢は治るのか。

先日、長野県でプルーン栽培を始めた先輩にプルーンをいただきました。
巷でよく見かけるドライではなく、生のプルーンです。

9月が出荷最盛期とされるプルーン。
生プルーンは食べたことがなく、「どんな味だろう・・・?」と半信半疑でぱくり。

・・・おいしい。

皮ごと食べると、皮の酸味と果肉の甘味があいまって絶妙な甘酸っぱさ。私が苦手な甘ったるい感じもなく、これぞ自然の甘味といった感覚。

ってかタネがめちゃくちゃ取りやすい。
果肉からスルッと剥がれてくれるので、口の中でもにゅもにゅする必要もなく、食べやすい。

さてそんなプルーンを食べたからなのか、別の理由かは定かではありませんが、便ライフが改善しました。

プルーンは栄養成分が豊富で、その1つである食物繊維には便秘改善作用があると言われています。
一方の私はどちらかというと下痢ぴーさん。
食物繊維なんて摂取したら、大変なぴーぴーになるのではと思ったら、
ほどよい硬さのが出てきました。

プルーンの作用って、どんなものだろうと気になったので調べてみました。


プルーンの栄養素

プルーンには、ビタミン・ミネラルをはじめとして、食物繊維・ポリフェノールなど多様な栄養成分が含まれているそう。

中でも、食物繊維とソルビトール、そしてポリフェノールの3つがお腹の健康をサポートしているようです。
プルーンエキスを8週間継続摂取したところ、慢性的な便秘患者さんの便の硬さスコアが改善し、自覚症状も改善したという研究結果もあります*。

*Prune Juice Containing Sorbitol, Pectin, and Polyphenol Ameliorates Subjective Complaints and Hard Feces While Normalizing Stool in Chronic Constipation: A Randomized Placebo-Controlled Trial. The American Journal of Gastroenterology., 2022, 117(10):1714-1717.

2種類の豊富な「食物繊維」でお腹の健康をサポート

プルーンは、水に溶けにくい不溶性食物繊維と水に溶けやすい水溶性食物繊維を約50%ずつバランス良く含みます。また、プルーンに含まれる水溶性食物繊維ペクチンは、善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善や便秘の予防・改善に役立ちます。

天然の甘み成分「ソルビトール」の整腸作用

プルーンに含まれる炭水化物の大半は、食物繊維とソルビトールですが、これらは相乗効果で、さらに優れた整腸作用や便秘解消効果を発揮します。ソルビトールは小腸ではほとんど吸収されない性質を持ち、大腸に届けられます。そして浸透圧効果で大腸に水分を取り込むことで、便を柔らかくしてくれます。このソルビトールは、便秘薬や下剤の成分に用いられていることもある成分ですので、プルーンがいかに便秘解消に役立つのか納得ができます。

「ポリフェノール」の抗酸化作用

プルーンは、ポリフェノールという植物特有の成分も豊富です。一部のポリフェノールは大腸に届けられ、腸内細菌のバランスを改善すると言われています。乳酸菌とビフィズス菌の成長を促進し、クロストリジウム属などの有害な微生物叢の増殖を阻害することで、下痢や便秘の緩和に役立つことが期待されています。

プルーンで快適な便ライフ

さて、ちょっと調べてみると、プルーンの継続摂取で便秘は改善することが明らかに。下痢についての明確な研究は見られませんでしたが、個人的にはプルーンが持つ整腸作用によって、私の便ライフが改善したのかな、なんて思っています。食べすぎると下痢になる、みたいなコメントもいくつかあったので、何事もバランスが大事ですね。

生のプルーンに魅せられたチームホシノマチ

おいしくて健康にも良いプルーンですが、実は長野県が生産量日本一。しかし生産農家の高齢化と担い手不足で、生産に大きな問題が発生しているそうです。とてもおいしいのに、知られておらず、生産も減っている・・・そんな状況の改善に少しでも貢献できないかと思い、私の先輩がホシノマチプルーンプロジェクトを始めています。

以下のサイトで新着情報を発信しているので、覗いてみてくださいね。
※今年の出荷は終了しています。


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