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サードインパクト特集③:細部から読み取れるサードインパクト前夜~DSSチョーカーとUN飛行機

要望の多かったサードインパクトの章が書きあがりましたが、全体的なボリューム3万5000字のボリュームになってしまった上に、その後の「使徒が第3新東京市を攻めるか」がまだ仕上がってません。

また、フォロワーさんにどんな記事読みたいか聞いたら「セカンドインパクト/サードインパクト」の記事だったので、その章だけ書き出して部分的に紹介したいと思います。

前回の無料記事を読んだ前提で進めます。

特集①

特集②

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1.DSSチョーカーから考えるニアサーとサードの間

ニアサードインパクト後、レイと零号機は消え、2号機は大破し、使徒と同化したアスカは直ぐに復帰は不可能だったのは明白だろう。
そして、勝手に2号機に乗った挙句に大破させたマリは再び、闇に隠れざるを得なかっただろう。
そのため、第10使徒以降の使徒戦に備えて、唯一のパイロットである渚カヲルと、唯一のエヴァンゲリオンであるMark6を中心とした運用が始まったと考えるのが自然だろう。

DSSチョーカーはこういった事情と、ニアサードインパクトを受けて、エヴァを危険視する声が高まったことで生まれたものだったに違いない。
元々は渚カヲルに着けるべく作られたのはニアサードインパクト後、パイロットが渚カヲルしかおらず、再びニアサードインパクトを起こさないための担保として開発したのだろう。

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シンジからDSSチョーカーを付けたカヲルはこう言っている。
「気にする事はないよ。これは元々、僕を恐れたリリンが作ったものだからね。いずれはこうするつもりだったんだ。」
この言い回しは、DSSチョーカーを作り始めたきっかけは「カヲルだけ」であったことと、いずれは付けるつもりだったが、「Q」の中で装着するまで、装着したことがなかったことを表している。

つまり、ニアサードインパクト以降、覚醒リスクはパイロットの死を以て償うということが方向づけられたと考えられる。

なお、松代の第3号機暴走事故で負傷したミサトの腕が完治しているため、ニアサーからサードインパクトまでは2か月程度時間が空いていると考えられる。

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DSSチョーカーは使徒封印用呪詛文様が使われており、この呪詛文様はアンチLシステムやエヴァ同様、人外未知の技術であるため、考案されてから実用化されるまでの間にサードインパクトまでに至ったのだろう。


2.ゼーレによるネルフ接収跡~ゼーレVSゲンドウ

「Q」で描かれているネルフ本部を見るに様々なことが推測できる。その一つは、ゼーレがネルフを直接支配するため、実質解体に向けて動いていたことがうかがえるからだ。

実はネルフの施設内は大きいため、自転車に乗って移動している人もいる。おそらく、数か所かにバイクステーションがあり、施設内は自転車での移動が許されていたと思われる。
また、加持がUCCコーヒーを購入した自動販売機もあった。

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しかし、Qでは自動販売機の中身が撤去されており、自転車も一か所にまとめられている。

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ネルフ本部の上空移動は「サードインパクト」時に発生したため、それ以降これらが14年間放置されていたことを考えると、第12使徒登場の前に、ネルフの解体が決まり、それに向けて作業が行われていた。そして、その作業の最中にサードインパクトが発生したと考えるのが自然だ。

このネルフ本部解体はゼーレによるネルフ本部の直接占拠が目的であり、「解体」は外部に向けてのパフォーマンスだったのだろう。その実情は「国連軍への権限移譲」という形が考えらえる。
「数が揃わぬうちに、初号機をトリガーにした」代償としてゲンドウはその地位を追われることになっただろう。
なお、初号機を4A、4Bとともに宇宙に打ち上げたのも、ネルフが無力化され、国連軍への委譲が終わった後だと推測される。

初号機の地球外追報され、ネルフの権限すらも失ったゲンドウがそうやすやすとそれを受け入れるか?と言われると怪しい。なぜなら、インパクトの要である「リリス」や「聖なる槍」をゼーレに掌握されると、自分が望むインパクトを行う機会を完全に失ってしまうからだ。
そこで特殊ベークライトを注入して逃げることで、その時間稼ぎをしたはずだ。その証拠に、「Q」で登場するネルフ本部はベークライトで固められている。(※注:絵コンテでベークライトと明記)

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ピラミッドみたいな形をしているところに指令室があり、その横は逆ピラミッドにくぼんでおり、そこがベークライトで完全にふさがっている。

この硬化ベークライトの跡は一部撤去されている部分があり、国連側が機材を投入し、メインシャフトまでの効果ベークライト撤去をしたものと推測される。

例えば、このシーン。ベークライトで埋まった床面をブルドーザーのようなもので掻き出したが、一段奥まった溝(赤い線の部分)はブルドーザーが入らず、ベークライトが残ってしまっていると考えると自然だ。

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※イメージ

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ヴィレの青いバンダナについて、「敵か味方かを識別するために、腕にバンダナを巻いたのが始まり」というようにネルフ内部で、「ゼーレ派」か「離反派(後のヴィレ)」かで分かれたことがわかる。

「シンエヴァンゲリオン」では第3村の周りに相補性L結界浄化無効阻止装置が張り巡らされており、結界を築いているように見えるが、元はネルフ第2支部をサードインパクトから守るために設置したもので、その後に生き残った人がその結界内に移り住んできた、と考える方が自然だろう。

このネルフ第2支部が起点となり、戦略自衛隊との共同戦線が張られたと思われる。なぜなら、ネルフ本部には過去に多くの戦車が突入した後がある。

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第11使徒殲滅以降、第12使徒登場までの間にヴンダー強奪作戦は行われたはずだ。
そして、このタイミングでアンチLシステムや相補性浄化阻止無効装置を強奪する作戦も行われたと思われる。
アンチLシステムや相補性L結界浄化無効阻止装置はエヴァと同じく未解明システムであるため、おそらくゼーレもしくはゼーレ支配下のネルフ支部から強奪したものだと思われる。


「シンエヴァンゲリオン劇場版」に登場するネルフ第2支部付近は「相補性L結界浄化無効阻止装置」により守られている傍ら、ネルフ第2支部が攻撃され建物が吹き飛んでいる。

作中ではこの相補性L結界浄化無効阻止装置を設置したのはヴィレであることが、ケンスケの口から説明されている。これは元から、第3村を守るために配備されたのではなく、ネルフ第2支部を守るために配備された設備だと思われる。

なお、第3村は現在の浜名湖西部に位置しており、エヴァ第2支部は第3村の「北の湖」に面している。
海面の水位上昇により、現在の地図から変わっており、おそらく浜名湖が、大きくなっており、その一部に第2支部は面していると思われる。

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また、トウジとシンジが並んで歩く中で倒れているビルは下のビルである。
このようにネルフ第2支部は第3新東京市同様、かなりの武装が進んでたと思われる。

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さらに道脇にはすっかり朽ちた「NERV」に「WILLE」と上書きした戦闘機が落ちている。

方や、シンジとケンスケが「ハイカイ」を観察に行く際には、「UN」と書かれた戦闘機が相補性浄化阻止無効化装置の近くで浮いている。

また、ところどころに弾丸でタイヤを撃ち抜かれたジープ等も見受けられる。

上記のことから、ヴィレが占拠したネルフ第2支部をめぐって、【ヴィレ+戦略自衛隊】と【国連+旧・ネルフ軍】が争い、最終的にN2爆雷で第2支部もろとも消えたと考えらえる。

さて、今回はここまで。
次回は「サードインパクトのタイムライン」について考えてみたいと思います。

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